この1年は何だったのか?/森友学園

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3月7日(水)、新千歳空港で日本円を中国のお金(元)に替えてもらった時の事。残ったお金を日本円に替える時に紙幣に政府の批判が書かれているお札は交換出来ないので注意するように言われた。もし書かれているお札を渡されたら交換してもらうように気をつてお金を見て下さいと。これは全く知らなかったので、ちょっと怖いなぁと思った。

添乗員さんが同行しないので、空港の指定場所に集合時間になったら係の人から説明を受けた。初めての新千歳空港の国際線だったが、上海行の便は、ほとんどが中国人。この中にツアー参加者は数人しか発見出来なかった。

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綺羅びやかな上海の街。想像以上に大都会だった。

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メインストリートは花・鳥などの可愛らしい電飾が灯った。

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驚いたのは、中国の人の多くがモーター自転車に乗っている事。人が多い分、車も多い。絶えずクラクションを鳴らしながら攻撃する様を見た。中国人の男性ガイドだったが、日本に留学した経験があり端正な日本語で声も身体も大きく、頼れる感じのガイドさんだった。車を運転する時に絶対にウィンカーを上げないそうです。ウィンカーを上げると絶対に入れてもらえないからだとか。だからハラハラするような場面に何度も遭遇した。バスの運転手さんの運転技術が素晴らしかった。穏やかな人柄で、いつもニコニコ出迎えてくれたのが印象的でした。
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上海を象徴する外灘散策。此処でツアーの旗を持って記念撮影をしていたら、警察に注意された。旗に政府の批判めいたものが書かれているかも知れないからと、怖い顔で注意された。でも、撮影はしました。その間もずっと睨んでいたのが何とも…

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数分後に此処を歩いた。この貧富の差に驚く。

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ダウンタウンを歩いて目的地に行くのも観光コースに入っているのかと年配の男性が怒るように呟きながら歩いていた。ガイドさんが先頭を歩いて、その後に20人が付いて歩くのだが、かなり違和感を覚えました。

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中国へ行く前に、はじめさんは「銀嶺カード」を用意した。それ以外のカードは使えないようだ。無錫のファミリーマートで早速、銀嶺カードを使った。レジの女の子は英語が通じて思ったよりスムーズに買い物が出来た。上海の巨大ショッピングモールでは、帰国直前だったので現金を持ち合わせていなくて銀嶺カードだけが頼りだった。無錫のコンビニで使えたのに、こんな都会で支払う時にカードは使えないと言われた。そんな馬鹿な!聞く耳を持たないという感じだったが、お店まで歩いて歩いて辿り着き、それでカードが使えないと言われて、私たちも必死であった。その必死さに驚いたのか、カードを切ってみたら「あら使えたわ」という表情をした。英語は全く通じない。こちらが全く理解出来ない事を知っていながら中国語でずっと話かけてくる。

ガイドさんの話では、ほとんどの中国人は現金を持ち歩かず携帯で支払うようになっているため「銀嶺カード」もあまり使われなくなっているとの事。

無錫で見た「赤い月」。日本では財務省の男性が自殺し、佐川国務長官が辞任したと知った。もの凄い衝撃的なニュースを中国で知る事となった。結局、この1年は何だったのか?一度でも国会を観た事がある人は、質問に答えずにノラリクラリと別の事を長々と喋り続け時間稼ぎをする不真面目な態度を知っていると思うのだが、そんな事は全く報道されないので知らない人が多かったのではないか…。

せっかく銀嶺カードを作ったけれど、このカードを使う日は来るだろうか。と思いがら残った20元を空港で2本のお茶を買い、綺麗に使い切った。

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無錫で見た赤い月

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高校受験を終えて久々にレッスンに来たIちゃん。ホッとした表情で弾く音は美しかった。
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無錫で見た赤い月を見て、なかにし礼さんの「赤い月」を思い出しました。はじめさんの母親が幼少の頃、満州に居て命からがら逃げて来たこともあり、本当に奇跡的に日本に帰れたのだと「赤い月」を読んで実感しました。

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夜になると雰囲気が変わる「南禅寺」

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無錫のクルージング。私たちのツアー客だけでも満席だと思う程なのに、更に5人乗せるところが中国的でした。

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ぎゅうぎゅう詰めでも無錫の夜を堪能できました。料金は2人で440元。

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「干赤葡萄酒」。干すは英語でドライ。だから、これは辛口の赤ワインという意味なのですね。「超市」はスーパー。なるほど~と思いました。

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上海では高級ビルと手前の平屋建てが混在して、違和感を覚えました。

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ちょっと路地に入ると、通りには洗濯物がいっぱい。ダウンタウンを歩いて目的地まで行く時に貧困の差が激しいと感じました。バスの中からマンションの窓という窓に干し物がいっぱいで、何とも不思議な光景でした。

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旅の終わりに/じゃあまた!

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昨夜は渋滞でホテルに着いたのは夜の9時頃だった。

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同じ系列のハイアット。上海の方が新しくて、より洗練されていました。こちらは7Fがロビーです。

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10Fのお部屋。取り敢えず、お部屋に荷持を運んで隣接のショッピングモールへ出掛けます。
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大理石のお風呂。シャワー室があり便利です。
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かなり歩く旅程だったので、もうクッタクタでしたが最後の夜なのでワインなどを求めて歩きました。

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巨大なショッピングモールで、行けども行けどもたどり着きません…!

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ワインだけでも、かなりの種類がありましたが、思い切って現地のワインに挑戦。万里の長城のラベル。悪くなかったです。

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4時50分集合、5時出発という厳しいスケジュールでした。

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ロビーで朝食を受け取り、バスの中でバナナ、ヨーグルト、パンなどを食べました。普段は珈琲とヨーグルトなのに、旅行中は食欲が旺盛になります…

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早朝でも空港は混んでいて、チェックインするまでが大変です。昨夜はアクシデントがあって、担当のガイドさんが同じ会社の別のツアーの方に緊急で呼ばれました。ベテランのガイドさんは大変です。はじめさんと座席が隣になれず、通路を挟んでの隣になりました。これはブランチ?最後の青島ビール。パスタのような、多分パスタなのでしょうけれど、柔らかい麺でフォークで食べるのは大変でした。お菓子はパス、スイカがメインでした。

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空港のフードコートでカレーを食べました。今回の中華は日本で食べる方が美味しかったなぁ。全然辛くなかったので、辛いカレーを選びました。

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行きは大勢の中国人に囲まれて、ツアー参加は数人なのかしら?と思いましたが、20名の参加でした。短い期間をご一緒すると、馴染んだ頃にお別れとなり寂しいものだなぁと思いました。空港でお別れする時に「じゃあ、また!」と年配の男性に声をかけられました。なんて温かい響きなのだろう!「またお逢いしましょう」

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煌めきの上海

3月9日(金)

昨日はホテルの朝食ブッフェの会場が広すぎて気が付かなかったパンや野菜のコーナーから先に選びました。少な目に盛っているつもりですが…(^^;


ハイアットリージェンシー無錫を堪能しました。


今朝も8時に出発。上海最古の庭園に来ました。首が曲がっているのはライオンなのですって。


風は冷たいですが、あちらこちらで踊っている人々が多かったです。家族連れも。市民のオアシスのような公園でした。


南翔の古い街並み。刺激的な食べ物やさんの臭いが漂っていました。


横浜中華街に似ているようで、ちょっと違う。


昼食は、はじめさんが楽しみにしていた小籠包が名物のお店で南翔料理と小籠包の食べ放題でした。


小籠包は蒸すのに時間がかかるので、お料理をごく少量だけ食べる作戦に出ました。はじめさんは、皆さんに励まされながら20個クリア。私たちのグループは一皿追加して23個たべました。私も14個と健闘しました。噂通りの美味しさに感激しました。


上海は大都会なのですね!人も多いですが、車の数に驚かされます。ほとんどの車に傷がありました。私たちも何度もハラハラしてバスに乗っていました。


テレビ塔のピンク色が海に反射して綺麗!


大勢の人が散策を楽しんでいました。

向こう側はガラリと雰囲気が違うのです。


突然、声をかけられた はじめさん。


写真撮影を頼まれました!


なかなか良いシーンでした。


本格的なお茶の試飲があり、痛風に効くのとリラックス効果のあるお茶を選びました。


楽しみにしていた上海蟹フルコースディナーは不発。毛蟹に見慣れている北海道からの参加者一同は、その小ささに激しく驚きました…。う~ん

夜になると上海の街は光に溢れ異次元の世界へと私たちを誘うようでした。昨夜と同様にオプションで中国雑技団を見る企画がありましたが、明日は5時に出発なので参加しませんでした。会場だけ見ましたが、とても豪華でしたよ。

昨年出来たばかりのハイアット・リージェンシー上海グローバルハーバー。外観を見てビックリ仰天のホテルでした。


お部屋も広々としてお洒落です。ただ朝が早いので、もう少しホテルを楽しみたいなあと思いました。明日は帰国です。

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無錫~蘇州へ


64F ホテルの朝食ブッフェ。品数が豊富過ぎて、はじめさん朝から盛り過ぎですね。私は軽めにしました。


1Fのロビーで8時に集合。しかし、参加者の2人が見えません。お部屋にも居ないとの事でガイドさんが探しに行きました。20分遅れて到着。時計を現地時間に合わせていなかったので1時間進んでいたとの事でした。なるほど~。


グウ園に到着。


広いお屋敷の中に梅が咲いていて綺麗です。


優雅な気分。


京杭大運河。風情がありますね。


中国の人はオートバイのような自転車に乗っている人が多かったです。


こんな狭い通りでも車が通ったり、後ろから音もなく自転車が来るので、ちょっと怖かったです。


奥の方に見えるのが中国版ピサの斜塔。


琵琶湖の3倍もの面積がある大湖に来ました。強烈な寒さで散策はちょっとだけ。


淡水パール研究所で貝の中から真珠を取り出しているシーン。中に20個くらい真珠が入っていました。


色や形が様々です。記念に1個づついただきました。この後、真珠クリームを8個で1万円とうのを交渉して10個(朝と夜用を5個づつ)で買いました。


古い街並みを散策。

南禅寺。


赤い月❗雲に隠れたり現れたり。


無錫名物の排骨、白魚入りの卵焼きなど、ご飯が進みました。


夕食の後、オプションの無錫運河遊覧に参加。


妖しく幻想的な世界に引き込まれます。


赤い桃燈の数によってレストランだったり宿だったり…

ただね、人を乗せすぎ。この後さらに5人乗ってギュウギュウ。舟の窓の字が邪魔過ぎ。


とはいえ、綺麗で面白かったです。440元の価値はあったかなと思いました。


ホテルに戻ったのは8時頃。この後さらにマッサージに行く人も居て、元気だなぁと思いました。(^_^)

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今日から上海

3月7日(水)

新千歳空港の国際線へ初めて来ました。ラウンジで寛いだ後、このユニークな乗り物の荷物と共に運んでもらいました。


昨年10月のポーランドに次ぐ海外旅行が上海となったのは、私的にはお手頃な価格で2つのハイアット。スーパーデラックスホテルに泊まるという事でした。

昼食の機内食。二人とも「牛肉ご飯」にしました。


はじめさんも好きな青島ビール。ぬるそうなので少し氷をいれてもらました。


入国審査。凄い人でした!男性のガイドさんです。


新千歳空港から3時間30分で上海に到着。海外旅行ですが、九州や沖縄に来る感覚ですね。ハイアットホテルに行く前に夕食です。

新千歳空港で日本円から中国のお金に替えました。そんなに使わないだろうと、2人共、4000円を200元にしました。しかし、いきなり紹興酒が150元。3,000円はちょっと高いなぁ。

お料理は円卓で忙しいくらいに出てきました。


どれもこれも美味しくて最高でした。中華野菜が美味しかったです。


写真真ん中のホテルに泊まります。スーパーデラックスなのでガイドさんは別のホテルに泊まるそうです。


43階のロビー。お部屋は55階です。


何だか異次元に迷い混んだかのような豪華さです。


それにしてもリッチなホテルです。此処に連泊して別のホテルに移動します。初めての上海を満喫したいと思います。

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日本人は3拍子が苦手

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明日から出掛けるのに、それでも留守番のお花を飾った。

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黄色の薔薇に目が行きます。元気の出るカラーですよね。

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昔、フリージアという黄色の薔薇を庭に入れていました。この薔薇も香りが良い。

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レッスンしていると、リズムは理解しているのに、そのリズムに音を乗せる事が出来ない。何故か違うリズムになるが、本人は気がついていない。またリズムだけ言う。音名でリズムを言う。それを何度もやってみたり、拍子弾きをしたり、どうしたら分かるのか探る。「どうして?」と言うのはNGだ…。「タタ・タン・タン」✕2 単純なリズムだと思うけれど、日本人は3拍子が苦手な民族なのだと、つくづく思うのだ。

大人の生徒さんの中には、拍子の違いが分からないという生徒さんも居ます。2分の2拍子と4分の4拍子は同じだと思うようです。速さが違うという事に気が付かれたのは大きいと思いました。得てして2拍子はテンポが速い曲が多いのです。4分の4は、ゆったりな感じ。それと4分の3拍子と8分の6拍子の違いも分からないというか、正確には、あまり考えていなかったようなので、その都度しつこく説明しています。4分の3は大きい三角で「1,2,3」。8分の6は小さい三角が2回「1トト、2トト」と2つに数えるように指導しています。ただテンポが速い時は、2回叩くようにと臨機応変に。

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明日から上海に出掛けます。どんな旅になるのだろう。取り敢えず、ワインを1本スーツケースに入れた。(笑)後は現地調達でいこうと思う。郷に入れば郷に従えですね。

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幼なじみから同窓会の連絡

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高校の同窓会は何度か連絡があったけれど、日程が合わず参加した事がない。中学は皆無ではなかっただろうか。そんな中、久しぶりに幼なじみのキョウコちゃんからメールが届いた。しかし、10月に集まるという内容のもので、いつのメールだろう!?昨年のを見落としていたのかしらと焦った。いや、間違いではなかった。早目に告知しておけば、みんなも予定を組みやすいだろうからという事だった。

それにしても、中学を卒業してから会ったことがない人が殆ど。中学時代、キョウコちゃんは顔が広く誰からも好かれ、他のクラスの人とも沢山仲の良い人が居た。そして、今も交友関係が続いているようだ。中学の時は3年間クラス替えが無かった。私は3年間、学級委員だったが、キョウコちゃんのように人望はなかったので羨ましいなぁと思っていた。当時は4クラスあって、その4クラスで仲の良い人に声をかけたら、同窓会のような感じの集まりになりそうだという。私も予定は見えないけれど、こんな機会は滅多にないので、取り敢えず参加表明をした。

メールには「あだ名」で参加者が書かれており、誰なのかよく分からなかった。(^^; フルネームを聞いたら、すぐに返事が来た。よく覚えているものだと感心してしまった!仲間の中に2人亡くなった人が居る。1人は生徒さんの母親だった…。それにしても、みんなどんな風になっているのだろう?と思うと、今からドキドキする。キョウコちゃんとは数年前に医大で手術を受ける前日に会ったのだが、随分と雰囲気が変わっていた。

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レッスン室の天窓の方が寝室のより高い。「ひだまり君と私」かなり以前の写真です。この頃もショートヘアだった。

そういえば、中学も高校も卒業した後に1回だけクラス会があり、それぞれ参加した事を覚えている。その後、クラス会は行われなかったと思う。はじめさんは、数年前に上野高校の同窓会に参加したが、本当にOO年ぶりの再会だったようで、大興奮でした。

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名曲の花束/及川浩治ピアノ・リサイタル

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3月3日(土)
札幌コンサートホールKitara大ホール
ピアノ:及川浩治

program

●J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(ヘス編)
  トッカーターとフーガ ニ短調BWV565(ブゾーニ編)

●シューマン:トロイメライ

●リスト:ラ・カンパネラ(ブゾーニ編)

●ベートーヴェン:エリーゼのために
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」OP.57

Intermission

●ショパン:ノクターン第16番 変ホ長調Op.55-2
バラード第1番 ト短調OP.23

●リスト:愛の夢 第3番
   死の舞踏

Encore

●ショパン:ピアノ協奏曲第2番第2楽章
ノクターン遺作 嬰ハ短調

———————————————————– 北海道は3月に入っても大雪になる事があって気が抜けません。住んでいる余市町はそれほどではなかったのですが、大渋滞に巻き込まれコンサートに間に合うかと気を揉みました。及川浩治さんも飛行機が飛ぶかどうか気を揉まれたそうですが、無事にコンサートを聴けて本当に良かったと思う素晴らしい内容のコンサートでした!

コンサートで1番多く聴いているピアニストは舘野 泉氏だと思うのですが、及川浩治さんは2番目だと思います。何しろ、はじめさんが大ファン。何が魅力かというと、いつも全身全霊での演奏が聴けるからですね。

今回は2曲セットで、最初は前奏曲のような感じで小品を演奏して大きな曲に繋ぐというスタイルでした。だから小品の後は拍手をしないで欲しかったと思うのですが、演奏が素晴らしいので拍手が入ってしまいました。心優しい及川さんは笑顔で応対されてましたが、「熱情」の前は拍手しないで欲しかった…! 仕切り直しすのが大変そうでした。まぁ、それも前提の上だったのかも知れません。そういう所も見習いたいと思いました。及川さんの演奏でも何度も聴いている「熱情」ですが、今宵の演奏はまた格別に良かったです。圧巻は、やはりコーダ。火山が噴火する如く激しい演奏でした。しかし、全部の音をコントロールしているからこそなのだと改めて思う素晴らしい演奏でした。

後半はショパン&リスト。ノクターン第16番は及川さんの十八番ですね。凄く綺麗な曲ですが、この曲はとても難しい曲だと思います。「舟歌」に通じる美しさと難しさを持っている作品だと思います。バラード第1番も子供の頃から大好きな曲で、何度か演奏もしていますが、難関はcon fuoco のCoda。演奏が終わって、「全部の音を確実に鳴らすという強い意思を感じた」と、はじめさん。本当にそう思いました。丁寧に音を紡いでいくスタイルに心打たれました。

programの最後がリストの死の舞踏。これは、お客さんの拍手が入らないように、すぐ突入されました。しっかし、とんでもない箇所で拍手は入ったりして困ったものです。今日の1番の演奏でした。本当に鳥肌が何度も立つほど凄まじかったです!

Encoreではマイクを持って曲の説明がありました。Encoreでピアノ協奏曲の第2楽章が聴けるなんて、とっても得した気分でした。それにしても、あんな凄まじい演奏の後だというのに、なんて清々しい演奏なのでしょう。ショパンの若い時の切ないシリーズは、お客さんにも受けてナイスでした。ただ、拍手するのが早い!余韻まで浸りたかった。ゲルギエフなら怒ってしまうだろうと思いましたが、及川さんは優しいなぁ。 心温まる良い演奏会をありがとうございました。

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札幌コンサートホールKitaraへ

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午前3レッスンを終えて、10時半に出発。余裕だろうと思っていたのだが、大雪で大渋滞。あれ?余市はそれほど降らなかったのに、小樽ー札幌は除雪が追いついていない感じ。高速道路も…!おまけに50キロ規制。それでも予定の12時半より10分早く駐車場に着いた。その駐車場も雪でワヤ(酷い!という意味)だった。思わず除雪したくなりました。スコップ積んでいるし。でも、ハラペコで昼食タイムにした。お店に入って食事する時間は無いだろうと思って、パンとお惣菜を持ってきたのが正解でした。

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及川浩治さんのピアノ・リサイタル「名曲の花束」を聴きました。素晴らしかったです。珍しくマイクを持ってプログラムの最後に語られました。大雪で飛行機が飛ばないかもと心配されていたそうです。そして、こんな悪天候の中、お越し頂き感謝しますと。こちらこそ、いつにも増して情熱的な演奏を聴かせて頂き感謝でした。コンサートノートは後日。演奏会の後、楽譜をドッサリ注文していたのでヤマハへ。注文していた以外にも初見のためのスコアや、新作など、やはり見て選びたいので足を運ぶ必要があります。でも、近くに在ったら良いのになぁ。支払いの時にレジで見つけた宮下奈都さんの「羊と鋼の森」。友人からピアノ調律師の話なのでお薦めだと聞いていましたので、これも!と追加して買ってきました。楽しみです。

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