6月14日(日)に浦河優駿ビレッジAERUでナカヤマフェスタに会いに行きました。来年は桜の季節に会いに行くつもりでしたが、8月から体調を崩して、まさか天国へ旅立つとは思わなかったので、深い悲しみに暮れた日でした。
ナカヤマフェスタの看板

AERUの功労場4頭の中で、ナカヤマフェスタは一番若い20歳でした。「暑さを乗り切って、また元気に過ごしてほしい」と祈るばかりで、まさかそのまま旅立ってしまうとは夢にも思いませんでした。訃報を知ったのは今日のお昼でした。
AERUに行けば、また会えると思っていた

この日、フェスタは遠くの方で草を食べていました。一旦、離れてぐるっと牧場を散歩して、また来ようと思いました。

驚いたことに、フェスタは自分の名前のベストポジションに来てくれたのです。ファンの方々からも、そういうことが多かったと聞きます。近づいてファンサしてくれる優しいお馬さんでした。そして、とても頭が良かっといいます。

昨年もそうでしたが、この日も6月の半ばだというのに、朝から厳しい暑さ。AERUでキャンプしましたが、モーニンググローリーの中が物凄く暑かった。今年の夏の暑さは特に厳しいものでしたから、体力を削られてしまったのでしょうね…

板の隙間に首を挟むようにして痒がっていた姿や、首筋にあったキズ……。その時の光景や「大丈夫かな」と案じていた気持ちが、鮮明に蘇ってきます。
馬は自分の力で加減するのが難しく、痒みがあると夢中で柵などに擦り付けて傷を作ってしまうことがよくあるそうです。心配しながらも、彼の一挙一動を愛おしく見つめていました。

今度は歯が痒いのか、板をガブガブしていました。他のお馬さんも同じようにやっていました。そして、時々地面をダンっと力強く踏むのです。
板を噛む行動は、歯が痒いというよりも「グイッポ」と呼ばれるお馬さんによく見られる癖だったり、退屈を紛らわせたりリラックスしようとしている時の行動だったりするようです。

地面を「ダンっ!」と力強く叩くあの仕草。脚元にまとわりつくハエやブヨを追い払おうとしている行動(前掻きや足踏み)なのですが、あの力強さには「ステイゴールドの血脈」らしい、気性の強さと芯の通った勝負根性が滲み出ていました。
ありがとうナカヤマフェスタ

とても悲しかったですが、ピアノに向かって思い切り弾きました。一所懸命に生きていた彼の生き生きとした姿を忘れません。宝塚記念のG1勝利と凱旋門の走りを観て心を奪われました。
ナカヤマフェスタを所有されていた和泉信子さん(2009 年11月に亡くなる)が当時の「オーナーに捧ぐ宝塚記念の勝利」といったエピソードや、同年2010年、世界最高峰の凱旋門賞でハナ差の2着という日本の競馬史に残る夢を見せてくれたことは、オーナーの和泉氏にとっても間違いなく生涯最高の誇りであり、至福の喜びだったはずです。
天国へ旅立ったナカヤマフェスタは、今頃あちらで久しぶりに和泉信子オーナーと再会し、「あの時は熱い夢を見せたでしょ」と誇らしげに鼻を鳴らしているかもしれませんね。








