メトロノームを使って休符と裏拍を取る

譜読みの練習をしていると、休符を数えないで無視している生徒さんが意外と多くてビックリします。特に8分休符の裏打ちが苦手な生徒さんは、メトロノームを活用してしっかりリズムを取りましょう。

表と裏拍をしっかり感じ取る

メトロノームを使って、4分音符=80くらいに設定して練習してみましょう。チンと鳴ったら表。8分休符は「ン」なので「ン」「タ」、「ン」「タ」の「タ」が裏拍になります。

今回のコーラスでは、8分休符がとても多く、裏が8分音符だったり、16分音符2つだったりします。裏拍をしっかり取れないとズレてしまうので、正確なリズムを取るにはメトロノームを上手に使いましょう。

速いテンポでばかり練習すると転ぶ

レッスンで口を酸っぱくして、ゆっくり練習するようにいっても、速いテンポでばかり弾いてしまう生徒さんがいます。転んでいることに気がついていないようなので、4分音符=80くらいからメトロノームを使って一緒に弾いてみました。

だんだん弾けるようになってきたら少しテンポを上げて、どれくらい速くなったら弾けなくなるかを確認する必要があります。

家にメトロノームがあっても、使わない人が実に多い…
メトロノームを使うと簡単に弾けるようになる便利なアイテムなのに、何故使わないのかなぁ。

ショパンもレッスンでメトロノームを使っていた

ショパンが影響を受けたのはバッハとモーツァルトだったようです。ショパンがレッスンするときは正確なテンポで弾くことに注意し、いつもピアノの上にはメトロノームが置いてあったといいます。正確なテンポで弾けてこそ、美しいルバートが生まれます。

粒が揃わなかったり、テンポコントロールが出来ていない生徒さんのレッスンでは、速攻でメトロノームを使って一緒に弾く練習をしています。そして、すぐに出来るようになります。それを家でも同じようにやりましょう。

 

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