パガニーニ大練習曲集の6番「主題と変奏」を練習しているが、曲集で一番有名な「ラ・カンパネラ」よりも、はるかに難しい。テーマから、まず跳躍奏法に苦労しまくりだ。
同じパッセージを繰り返し練習していると

高校生の頃、同じパッセージを繰り返し練習していたら、母は気が狂ったのではないかと焦って見に来たことがあった。それこそ、部屋が真っ暗になっても弾いていたのだ。
今日もレッスン室が真っ暗になるまで弾いた。目を瞑っても弾けなくはならないので、灯りは要らないのだと思う。それにしても、テーマからしてノーミスで弾くのが難しく、その日は出来たと思っても、次の日にはまた外す。これでは、なかなか休みの日も遊ぶ気分にはなれない。
悪魔に魂を売ったと噂され埋葬を拒否された

パガニーニは7歳のときから父親から地獄のような特訓を受けたそうです。朝から晩まで練習させられ、食事を与えられないときもあったのだとか。しかし、ギャンブル好きの父親は息子を金蔓としか思わなかったのでしょうか…
11歳でデビューしたパガニーニの演奏会は大成功。サイコパスな父親によって独学で超絶技巧を身に付けたといわれています。ヴァイオリニストを目指すらなら誰もが演奏する「24のカプリース」は多くの音楽家に影響を与えました。リストもその一人です。そして、24番が「主題と変奏」で、忠実に原曲をピアノ曲に編曲されました。しかし、テーマのアルペジオが難し過ぎる!
57歳で亡くなったパガニーニは悪魔と噂されていたことから、どの教会もパガニーニの亡骸を埋葬することを拒んで、なんと36年もたらい回しにされ、ようやくパルマの墓地で眠っているようです。
ワインにぴったりなムール貝

練習はキリがありませんが、午後8時に遅い夕食を摂りました。ピアノの練習は、たった一人で孤独な時間ともいえますが、子供の頃からずっとそうしてきました。あまり友達と遊ぶ時間は無かった。しかし、友だちは意外に多く、練習していると何人かの友達が家に遊びに来ました。私は練習していましたが、友だちは勝手に遊んでいました。(笑)
夕食はワインに合った食事になることが多く、今夜はムール貝にしました。コスパ最高でお美味しかったです。