幻想的な景色「気嵐」の早朝 / 大沼から小沼までもう一息のカヌー

4時50分に目が覚めたので、サイトまで行ってみると、「気嵐」が発生していました。海と陸の温度差が生まれたときに発生する気嵐(けあらし)は、いつでも見られるわけではなく、寒さの厳しい時期でないと見られません。

早朝カヌーに挑みたかったけれど寒い

釧路川のカヌーツアーに参加したときは、早朝5時のツアーで同じ時期に気嵐が発生していました。あの時は、気嵐が発生する幻想的な塘路湖から釧路川へとガイドさんと一緒に静かに漕いでいきました。

湖畔サイトはカヌーでいっぱい

朝サイトの周りを見てびっくり。もうこれ以上は張れないくらいのテントやタープの数でした。

カヌーが出しやすいので、湖畔側が人気です。カヌー人口が減少傾向にある中、此処はカヌーに乗る人が多いようです。

気嵐が発生する条件は、風が無く晴れていること。後で知りましたが、気¥¥お隣のテントの女性がワンちゃん2匹をパドルボートに乗せて、気嵐の中を漕いだそうです。

朝焼けと気嵐は、いつまでも眺めていたいくらい幻想的で美しかったですが、寒かったのと、もう少し眠たかった…

朝焼けと気嵐は、いつまでも眺めていたいくらい幻想的で美しかったですが、寒かったのと、もう少し眠たかった…

穏やかでも風が吹くと海のような波が立つ

8時頃に来て見ると、もう気嵐は消えていました。晴れて穏やかだったので、はじめさんは朝食の前に小沼まで行ってみようといいます。

小沼までどれくらいあるのか皆目見当もつきませんが、目印の赤茶色の鉄橋を目指してひたすら漕ぎました。しかし、風が出てきて波が立ってきたので、あともう一息のところでしたが引き返すことにしました。

行きは「よいよい」でしたが、帰りはまるで海のような波が立つ中を必死に漕いで漕いで、ようやくキャンプサイトが見えたところでホッとしました。

調べると、風が吹くと海のような波が立つので要注意とのこと。穏やかでも突然、豹変するので怖いと思いました。

小沼の位置を確かめてみた

あともう一息だった小沼の位置を確かめに来てみました。しかし、此処はよく来る場所でした。やはり、後ろの赤茶色の鉄橋が近くまで見えていたので、ここを通り抜けられたら小沼に来られたのだと確信しました。

しかし、風が吹いて波が立ってきた場合は、無理をしないことも大切だと思います。行きは体力があっても、帰ることえを考えて行動しないとパニックになるからです。

カヌーの後ろの席に乗っているはじめさんが怖くないというのは、波を見ていないからなのでしょう。沼なのに、まるで大海原に居るような状況でしたが、後ろの席は波を受けにくく、水しぶききを受けるのは前の席の私なので、腕はべちょべちょでした。

手にかかる水は、そんなに冷たくなかったのが幸いでした。それでも沈は絶対に避けたかったです。

車に近づいてくる子狐&脚立を盗まれたことに絶句!

今回の車旅では、カヌーの後に立ち寄った温泉の帰りに、複数の子狐が車に近づいてくることが驚きでした。スピードを落とさない轢いてしまいかねない程、近づいてきます。それは観光客が餌付けしたことを物語っていました。

この子狐たちは、もはや自力で餌を見つけられないだろうと思うと、全く躊躇せずに可愛い顔で車に向かってくる姿が怖くもあり哀れでした。

キャンプ場で初めてキャンプ道具が盗まれたのもショックでした。脚立ですよ…。仕方がないので、ホーマックまで走り新たな脚立を調達しましたが、そういうことをする人が居ることに大変ショックを受けました。

駐車場が満車に近く、お風呂などに行った後に駐車できないと困るので、皆さん、このように対策を練っていらしゃいます。でも、きっと以前、何か盗難された結果、このようにお父さんと娘さんのサンダルを置かれたのはないでしょうか。

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秋晴れの快適ドライブ / 東大沼でカヌー

天気予報は曇りで、あまり天気に期待していませんでしたが、メイプル街道を走りニセコのあたりで快晴になりました。羊蹄山はフワフワの雲の帽子を被っているようです。

思いがけず快晴になった!


黒松内の道の駅がオープンする頃を目指して出発しました。メイプル街道は晴れると景色が楽しいので、よくこのコースを走ります。わりと高い確率で羊蹄山がクッキリ見えることが多いのは日頃の行いが良いからなのでしょう。(笑)

コバルトブルーの海


それにしても、朝は寒かったので首には毛糸のスヌードを巻いていましたが、目の前に駒ヶ岳がドーンと現れる頃には車の中は夏。

駒ヶ岳は雲を被らず山肌がクッキリと見えます。コバルトブルーの海に映えてカッコイイ。

夏よりも混んでいた東大沼キャンプ場

7月に来たときは空いていたので、はじめさんの読みでは「寒いから空いていると思う」でしたが、お昼過ぎに到着すると、かなり混んでいました。

3連休で天気が良いから朝から来ているのでしょう。タープを張る場所を決めて、はじめさんがフリードまで荷物を取りに行くと、湖畔にテントを建てていた人たちが撤収を始めました。

デイキャンプをする人も多い


混んでいましたが、デイキャンプをする人も多いようです、夜はかなり冷え込みますからね。カヌーもけっこうサイトに置いてありますが、一艇だけ出ていていました。

風が強くてタープを建てるのに、ちょっと苦労しました。なんとポールを持っていた私は風に煽られて後ろに転倒してしまいましたが、日頃、歩いているので上手に転倒でき怪我はなし。

遅いランチの後で、夕凪になったら湖に漕ぎ出そうと思います。キラキラの湖面がとても綺麗です。

午後3時半からカヌー開始

カヌーを組み立てていると、あちらからもこちらからもカヌーが湖に漕ぎ出していきました。

団体さんを乗せた3隻の大型船と率いるモーターボートなど賑やかです。


いよいよ「はじめ艇」も出航です。いやぁ、今日は最高のカヌー日和ではないですか。

よく見ると、水鳥が近くを泳いだり潜ったりして可愛かったです。ファルトボートは水鳥の目線になるのが魅力です。

駒ヶ岳もバッチリです。カヌーからでないと、この景色は見れません。

時々、風が吹くと大きな波が来て、私はちょっと怖かったですが、はじめさんは全然怖くないといいます。

キャンプサイトが見えるのと、近くに水鳥が居るから安心だといいます!?

午後5時にサイトに戻ると美しい夕焼け

約90分も漕いでいました。カヌーから立ち上がると、ちょっとフラッとするくらい体力を消耗しているのだと驚きます。

この時間帯に漕ぎ出していく人を羨ましく見ていました。夕凪ですね。

今年6回目のカヌーですが、今日が一番楽しかったです。夕方から更にサイトが混んできました。みなさん、寒さ対策バッチリなのですね。

お風呂から戻ると、カラフルな電飾や焚き火で夜は更に素敵な雰囲気になりました。

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体験レッスン・ラッシュ&食べ過ぎてはいけない身近な食べ物

昨日からめっきりと寒くなり、点検のためボイラーを入れ、その後はレッスン室にポータブルストーブや電気ストーブを点けました。北海道では零下になった所もあったのだとか。

開口一番「寒くなりましたね」


私は暑がりですが、あまりにも寒くなったので、ニトリのNウォームを出して寝ました。これは感動的に温かいですよね。

肌寒い日はスピードを上げて歩くので、すぐに身体が温まってきます。ふと、そういえばイチョウの木があることを思い出し、銀杏が成っているかを見てみました。

イチョウの木にはオスの木とメスの木がある

コースを歩きながら、ゆっくりのときに見てみると、銀杏が成っているのが見えました、普段は全く気にすることもなく歩いていましたが、銀杏が成るのはメスの木だけです。

良く見ると可愛い黄色い実が成っていて、黄色いサクランボのようです。

食べ過ぎに要注意!

一列に並んだ中でメスの木は5本ありました。そういえば、昨年は年配の女性が袋を持って拾っていたことを思い出しました。

銀杏というと、茶わん蒸しに入ってるのを食べるのが好きです。鎌倉へ行ったときは鶴岡八幡宮でアツアツの銀杏を買って食べました。でも、銀杏にはメチルビリドキシンという毒性が含まれているのだそうです。大人なら6、7個。子供なら1,2個程度にしておいた方が良いのだとか。

これは全く知りませんでした。皮を剥くのがけっこう大変で高いですから、そんなに沢山食べたことはありませんでしたが、食べ過ぎると痙攣したり死に至ることもあるというのだから要注意です。

子供のころ、よく食べていたオンコの実も有毒で危険なのだそうです。最近まで、全く知らなかったので、怖いなぁと思いました。

発表会の前後で体験レッスンラッシュ

今日も体験レッスンの予約が入りました。発表会前後でラッシュです。車旅の翌日にお子さんの体験レッスンをして、お母さんもピアノを習ってみたいとのことでした。

楽譜のストックが無くなったので、インターネットで購入しておきました。すぐに届くので便利です。ゆっくり楽譜を見たいときは楽譜屋さんへ足を運びたいと思います。

寒いけれど明日から車旅


気温が低いので、かなり温かい服装のものを沢山用意しないと。それにしても、北海道のアウトドアシーズンは短いですね。冬もアウトドアする強者がいらっしゃいますが、北海道の冬は厳しいです。せいぜい庭で楽しむくらい。寒くなったら、すぐに家に入れますから。

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美しいピアニッシモと豪快なフォルティッシモ / ピアノの醍醐味

教室では毎月「がんばりカード」を生徒さんに渡して、練習した日に色を塗ったりシールを貼ったりしてもらっていますが、毎日練習してくる生徒さんがいます。

上達したいという貪欲な熱意

毎回よく練習してくるKちゃん。レッスンノートには「がんばりました」か「よくできました」の判子ばかり。

ピアノは弾けると面白くなるのですが、毎日欠かさず練習してくるKちゃんは大したものです。

表現する喜び


ピアノの演奏は、ただ楽譜に書かれている音符を正確に弾くことだけではありません。もちろん正しく弾くことは大切ですが、もっと大切なことは、正確に弾けたうえに表現することです。

まだ低学年のKちゃんに表現することを伝えるのは難しいですが、「こんな風に」と実際に弾いて強弱やテンポコントロールの仕方を教えています。

美しいピアニッシモを奏でよう

先日のコンサートでマエストロ、サイモン・ラトルが奏でるピアニッシモの美しさに鳥肌が立つほど感動したことを話すと、目を輝かしていたKちゃん。

フォルテを奏でるのは案外と簡単ですが、美しいピアニッシモを奏でるのは至難の業だと、かのリヒテルもいっていました。

ひっそりと咲いていた秋のミニ薔薇

北海道は2回しか咲きません。夏に咲く薔薇より少ないですが、秋に咲く薔薇は清楚な感じがします。もうすぐ雪が降る前に咲く薔薇は力強く、また来年も綺麗に咲くぞという意思みたいなものを感じます。実際、厳しい冬の中で越冬して夏になったら咲き誇るので薔薇は強いです。何よりも嬉しいのは、それほど手をかけなくても勝手に綺麗に咲いてくれることです。

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ヒンヤリとしたレッスン室でピアノを弾きながら生徒さんを待つ

今朝は、あまりの寒さに厚めの長袖を着ました。ランチの後に歩くので、ワークマンのトレーニングウエアにソフトシェルを着て、ちょうど良かったです。来月の23日で店じまいをする観光農園で野菜をドッサリと、林檎1kgとプルーンなどを買いました。

プルーン詰め放題は300円&道の駅で買った「ハックルベリー」

今回で3回目になるプルーン詰め放題。小さいビニール袋に詰めるだ詰めて、この量です。家に帰ってザルにあけると、その量にビックリします。

以前はジャムにしていましたが、今はそのまま食べています。先日、幌加内の道の駅で「ハックルベリー」が1kgで600円と格安だったので買ってみました。ブルーベリーとよく似ていますが、アントシアニンが7倍だといいます。しかも血糖値の上昇を抑え視力の改善など、様々な効能があるというので買ってみました。

しかし、ソラニンという毒性が含まれているというので、生食ではなく甘さ控えめのジャムの作りました。スゴイ量のジャムというかソースが出来たので、せっせとヨーグルトにかけて食べています。とても美味しい!


気温が低い時は体脂肪が燃える
これから寒くなっていきますが、寒いからといって家の中に籠るのは損だと思います。昨日は雨が降る中、ソフトシェルとワークマンの長靴を履いて歩きました。まさに、雨の日も風の日の雪の日もという感じで、ほとんどビョウキです。しかし、歩かないと気持ち悪いのだから仕方がない。
これから雪が降って、グランドに雪が積もるとスノーシューが出来るので今から楽しみです。気温が低い日ほど脂肪が燃えるというので一石二鳥なのです。

今回の人間ドッグでは、はじめさんも私もお腹の周りが5cmも減っていたので、驚きでした。

優しい気持ちになるお花を飾る

鮮やかな黄色のオンシジュームとクリーム色のトルコキキョウ。そして、先週のオレンジのアルストロメリアと相性が良かった。

色々な物が値上がりしていますが、お花は上手にやり繰りして飾りたいと思います。

生徒さんを待つレッスン室で

発表会が終わってから、新たな目標を持って頑張ってきたNちゃん。発表会前に「よきました」の判子を押したところ、油断してあまり練習しなくなったので、今回はそうならないようにしなくちゃと、いっていました。

「がんばればできるし、おもしろいよね」とも。練習してきたので、「ここがわからない」というのがレッスンで伝えられ、それをレッスンで解決できるのが嬉しかったようです。
ヒンヤリとしたレッスン室でも、小さい子にはそれほど寒くないようでした。最後は忙し過ぎる看護師長さんで、この時は足もとに電気ストーブを点けました。すぐ暖かくなって便利。

アルトバイエルンとシャウエッセン


シャウエッセンは時々少し安くなるときに買っていますが、アルトバイエルンでいつも高くて買ったことがなかったのですが、昨日は188円で売られていて目を疑いました。絶対に間違ていると思い、3個セットをカゴに入れて、セルフレジで真っ先に価格を確かめてみたところ、188円だったので、はじめさんと後で10個セット買い足してきました。

袋から出して12本ずつ別の袋に入れて冷凍しました。シャウエッセンも美味しですが、アルトバイエルンはの燻製の香は強くて更に美味しく感じました。チラシにも載っていなかったので、よく見て、お得なお買物ができました。

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サー・サイモン・ラトル指揮 ロンドン交響楽団 / 誰もが真剣に耳を傾けたコンサート

「サー」とは、イギリスの勲章制度における栄誉称号のひとつなのですね。 日本語では「勲功爵」もしくは「騎士爵・士爵」にあたるそうです。今月29日に行われるピアニストのアンドラーシュ・シフも「サー」が付いています。ということで、10月は2人の「サー」の演奏会を聴ける機会に恵まれました。

全席完売御礼!当日券の販売は無しの盛況ぶり

久しぶりの午後7時かのコンサートです。いつもは開演時間は30分前の18:30ですが、この日は混雑ぶりを考えて18:15の開場でした。

2020年の中止から本日の開催となったのですね。高額なチケット代にも関わらず、全席完売というのは流石です。

パティオも開演前は人でいっぱい

パティオは、ちょっと肌寒かったですが、コンサート前に少し寛げました。

コロナ前は飲み物が軽食が提供されていましたが、今はストップしています。


いよいよ開場。ワクワクします。ロビーは人でいっぱいでした。全席完売はピアニストの小林愛実さん以来。当日券はありませんでした。

サー・サイモン・ラトル指揮 ロンドン交響楽団

2022年10月3日(月)19:00開演
札幌コンサートホール kitara 大ホール
指揮:サー・サイモン・ラトル
管弦楽:ロンドン交響楽団

program

●シベリウス:交響詩「太陽の女神」Op.73

●シベリウス:交響詩「タピオラ」Op.112

intermission

●ブルックナー:交響曲 第7番 ホ長調 WAB107

Ⅰ.Allegro moderato(アレグロ・モデラート)
Ⅱ.Adagio(アダージョ)
Ⅲ.Scherzo:Sehr schnell-Trioスケルツォ:ゼア:シュネル(とても速く)
Ⅳ.Finale:Bewegt,doch nicht schnell フィナーレ:ベヴァークト、ドッホ・ニヒト・シュネル(運動的に、あまり速くなく)

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SS席は26,000円から始まってD席は9,000円のところ、キタラクラブ会員料金の8,500円の席は、Pブロックでマエストロと対面する席でした。

少し高い場所だったので、全体の席が良く見えました。流石に全席完売とあって、席にはマスクを付けて人がギッシリ座っていました。

前半のシベリウスの透明感溢れる音に感動


シベリウスもブルックナーも「自然」が根底にあるといいます。フィンランドには若き日に訪れ、シベリウスの山荘や現地でシベリウスの音楽をたくさん聴く機会に恵まれました。

交響詩「太陽の女神」は初めて聴く曲でしたが、幻想的で透明感のある音に包まれました。美しいピアニッシモに、まず驚かされました。

「タピオラ」はフィンランドの大抒情詩「カレワラ」に出てくる森の神タピオとその森。ほの暗い音色で奏でる弱音部の美しさが印象的でした。

派手さはない短い作品が2曲並べられましたが、色彩が豊かで流石はサイモン・ラトルとロンドン交響楽団。前半が終わっても拍手が鳴りやまない状態でした。

後半のブルックーナは極上のハーモニーに包まれる



後半のブルックナーは約60分の演奏ということで、10分の休憩中にトイレに長蛇の列に私は諦めました。

開演前に本日販売のCDにブルックナーの曲が多かったので、ラトルが得意としている作曲家なのだとわかります。CDよりも映像(ブルーレイ)が欲かったので、演奏会が終わってから購入しようと思いました。

長大な作品ですが、一音も聴き逃すまいとしている聴衆が素晴らしかったです。楽章間ではマエストロはハンカチを汗をぬぐい、聴衆は咳払いをしたり、呼吸を整えて、次の楽章に備えるといった雰囲気でした。

それにしての、どの楽章の最後もピタッと決まり、素晴らしい余韻が残りました。個人的には躍動感に溢れる第3楽章が面白かったです。

そして、この長大な作品の中で、シンバルの出番はたった1回だけなのです。これには驚きました。他の楽器は忙しく演奏していましたが、60分でたった1回だけの出番のシンバル奏者。もう少し出番を作ってあげても良かったのではと思いましたが、この1回だけの出番がかえって目立っていたように思います。

長い旅も終わそうな4楽章の最後の方でフライングがあり、聴衆が終わったと思って拍手してしまったのです。もう少し状況をみて欲しかったです。だから本当に最後の音が終わったとき、余韻を感じながら、会場は拍手するのがちょっと怖かった。でも、ラトルさんが「はい終わりましたよ」みたいな仕草をしてくれて、割れんばかりの拍手が続き、いつまで、今度もいつまでも鳴りやみませんでした。

午後9時を超えて、楽団の方たちも精魂尽き抱き合っていました。しかし、最後にラトル氏だけがひとりでステージに戻ってきてくれました。とてもサービス精神が旺盛な方で、優しい方なのだと思いました。

超一流指揮者による芸術性の高い演奏は、チケット代が高くてもやはり聴いておくべきものだと思いました。ロンドン交響楽団の奏者の方たちも素晴らしかったです。

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久しぶりの夜のコンサート / サイモン・ラトルを楽しむ

思い切って買ったチケット。何しろ、D席でキタラ会員価格8,500円!これを2枚買うのは勇気が必要だった。しかし、サイモン・ラトルを札幌で聴く機会は、もうないかもしれない。演目にシベリウスが2曲入っているのも楽しみ。

芸術の秋


昨夜は、「ファビオ・ルイージN響主席指揮者就任記念コンサート」を聴きました。2時間たっぷりの放送でしたが、演奏会の他にも、リハーサル風景や、スイスの素敵な住まいや香水の話もあって楽しかったです。

身体全身を使ったダイナミックな指揮は見ていても聴いていても熱くなります。それにしても、ルイージ氏は、美意識が高くて、いつもお洒落ですね。

PMFのときは「ルイジ」と紹介されていたので、「ルイージ」と「イ」を伸ばす呼び方にまだ慣れません…。

コンサートに何を着ていこうか

はじめさんは、セルビアの英会話の先生が描いた絵のTシャツを送ってもらったそうです。お洒落なデザインで、今宵のコンサートに着ていくといっていました。

今日はわりと気温が高めなので、ワンピースに羽織かな。旅行のときも、がさばらないのでワンピースを数枚持って行くことが多いです。

出掛ける前にピアノ

プレミアム商品券の発売日。過去に2回発売され、郵便局が開く30分前に並んんで購入したけれど、無駄に並ぶ時間がもったいないので、10時半頃出掛けた。案の定、並ばずにすぐに買えた。ついでに運動公園へ行き会歩いてきた。駐車場で食べる夕食のお弁当も作ったし、あとはピアノの練習をしてから出掛けよう。今宵のコンサートが楽しみ。

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秋深まる寒空の夜に虫の音を聞きながら暖炉の暖かさに癒される

休日のランチ。珍しく餃子が中心です。満州で育った はじめさんの母は餃子が得意で、子供の頃は「餃子の日」があったといいます。餃子オンリーで、友だちが訪ねてきたときは、ご飯がなく餃子しか登場しないことに驚いていたようです。

餃子の皮は炭水化物

小さめの餃子ですが、なんと37個もありました。まさか全部食べないと思っていましたが、やはり子供の頃の「餃子の日」が懐かしいようで、はじめさんが30個、私は3個くらいにしておこうと思っていたのに、7個も食べてしまいました。

リブレセンサーを付けていたときに餃子を食べると、けっこう血糖値が上がったので、以来あまり食べないようにしていました。しかし、はじめさんの大好物なので、時々は仕方がないなぁ。

それにしても、来月の神戸・南紀旅行のランチなどの食事は粉物が多いというので、どうするか悩みます。夕食は宿の食事内容を見てホテルを選んだようです。

毎日弾かないと、筋力が衰える


発表会の日を過ぎると、バラード1番は毎日1回弾く程度になりますが、明らかに筋力が落ちていることに驚きます。あまり速いテンポで弾かないように、ゆっくり通してから、少しテンポを上げていく、または部分練習をするようにしています。

車旅などへ出掛けるとピアノを弾かない日が2,3日あるので、挽回するのに時間を要します。

イメージトレーニングはどこでも出来る


グランドへ来ると、子供たちがサッカーの練習をしていたので、コースの外を歩きました。歩くのは、どこでも出来るのがイイです。

ピアノもピアノに向かえないときは、頭の中で楽譜を思い浮かべてイメージトレーニングをしています。実際、歩きながら、ああやってみよう・こうやってみようとイメージしてピアノに向かうと意外と効果がありました。

先日、ピアニストの荒井千裕さんがワクチン後遺症で亡くなったことをTwitterで知り、ショックでした…。まだまだピアノ弾きたかったでしょうに、無念だったと思います。ご冥福をお祈り申し上げます。

レッスン&練習の日


体育の日の車旅があるので、はじめさんのレッスンをしました。動物の謝肉祭から「序奏とライオンの行進」は初見で弾くと、スリル満点のようでした。それと久しぶりにハイドンのソナタ。

今宵もガーデンパーティの前まで練習。バラード第2番のアルペジオが難しい。1番と並行して練習していましたが、やはりドラマティックな1番を発表会で弾いたのは正解だったと思う。


家の中は暑いくらいですが、裏口を開けると、冷たい空気にビックリ。暖かい恰好で庭に出ました。昨日よりも気温が下がっていました。

スーパーで海老を買ってきて、トマトチーズ鍋にしました。

松ぼっくりは良く燃えて温かい


運動公園で数日おきくらいに、松ぼっくりを拾っています。今宵のは春先に拾った長い松ぼっくりを、しっかり乾燥させたもの。

松ぼっくりは、たちまち燃えるので、すごく温かいです。


燃焼時間は短いですが、熾きになると綺麗なのです。

柔らかい虫の声を聞きながら、パチパチと爆ぜる音とマッチして、深まりゆく秋の寒空で暖炉を楽しみました。もしかしたら冬もいけるかもしれないね、などと話しました。

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2022年 発表会感想文 / わくわく感の共有

生徒さんの感想文が集まりました。短い文章が多い中、はじめさんの論文のような感想文が届いたので、本人の了承を得て全文を掲載します。かなり長いです。お時間があったら読んでください。

わくわく感とわくわく感の共有


朝ドラのちむどんどんが終わってしまったが、ちむどんどんというタイトル通り、そのテーマはわくわく感だろう。

半世紀以上生きている者として言わせてもらえば、人生の選択の「なぜ」の答えは、難しい事をいわず、「わくわくするから」で良いと思う。

「なぜ音楽をするのか」の答えだって、「わくわくするから」で良いのだ。

「好きだから」でも良いけど、なぜ好きなの?と考えると、やっぱり「わくわくするから」になってしまう。

ときどき、こんなことを言う人がいる

「ピアノを一生懸命練習したって、ピアニストになれるわけではない」

「音楽では稼げない」

「自分は社長になりたいから、ピアノなんてやっている暇が無い」

「塾があって大変だからピアノを続けられない」

「入学したい学校のテストにピアノがあるからピアノを習ったけど、テストに受かったから、もうこれ以上は必要ない」

一方で、生活が大変だったり、仕事で忙しかったりするのに、将来音楽の道に進みたいというでも無いお子さんにピアノを習わせて、送り迎えもしてあげている親御さんも居れば、既に立派な職業についていたり、第二の人生を歩まれていて、これからピアノで稼ごうということでもなく、音楽を楽しまれている方もいらっしゃる。きっかけは学校のテストの為に習い始めたけど、やり始めたら面白くて、長く続けているという方もいらっしゃる。

理由を理屈で考えると、なぜの答えは見つからない場合があるけど、気持ちで考えれば、「わくわくするから」という明確な答えがそこにある。

その普段はあまり意識していないかもしれない「わくわく」を自覚できるチャンスが、グループレッスンだったり、お弾き初め会だったり、そして一番大きなチャンスが、発表会ではないだろうか。

発表会は理屈抜きで楽しめる場

江戸っ子の私にとっては、発表会は一種の「祭り」でもあって、理屈抜きで楽しめる場であり、自分の人生に音楽があって良かったと思う瞬間でもある。

私はIT技術者で仕事はそれなりに忙しく、また旅行やアウトドアが趣味なので、週末にはキャンプに行きたい派。特に6月から9月はアウトドアの季節でもあるが、発表会の準備などがあり、毎年、発表会前はでかけることができない。それでも発表会を優先しているのは、「わくわくする」から。妻がピアノ教師だからとか、生徒さんの為とかは理屈であって、一番は、自分がわくわくするからだ。

祭りがそうであるように、発表会にも様々な参加の仕方がある。演奏者として、オーディエンスとして、スタッフとして、それぞれの立ち位置があるのだが、我々の発表会は、関わっている人ほぼすべてが、多かれ少なかれ全部の立場で参加しているところが面白い。生徒さんは演奏者でもあり、オーディエンスでもあり、時にはスタッフでもあるし、生徒さんの親御さんもしかりだ。私も同じで、朝から発表会終了までスタッフとしてバタバタと動き回りながらも、自分の演奏を緊張しながらも楽しみ、そして他の生徒さんや先生の演奏を聴いて楽しんでいる。だから面白い。

これはどういうことかというと、「わくわく感は共有すると、無限に増大する」ということなのだ。自分がわくわくするから、それをする。しかし、自分と同じ様にわくわくしている人と一緒にすると、もっとわくわくするのだ。

家族でわくわくを共有できる場

教室では以前からも、組曲やハンドベルやコーラス、生徒さん三人の六手連弾などを発表会にとりいれているが、コロナ以降、「家族で音楽を楽しもう」というコーナーを充実させているようだ。もともとは、家族ならマスク無しで連弾できるし、一緒に練習する時間も持てるといったことが背景にあったはずだが、実はそれを遥かに超えた意味がある事に気付かされた。理屈で言えば、生徒さんが親御さんにピアノを教えるような形になることもあったり、親御さんがお子さんの成長ぶりを肌で感じる事になったりという事も言えるのだけど、つまるところ、家族でわくわくを共有できるということなのだと感じる。もちろん親子だけでなく、兄弟・姉妹の連弾も同じだろう。

そして、人生という大げさなことを言えば、人生の中で、わくわくを感じて生きている人、わくわく感を誰かと共有しているひと、その経験がある人は、その経験が無い人にくらべて、十分に魅力的なのだ。その人が魅力的だといことは、そのまわりに居る人を幸せにすることでもあり、「一緒に何かをすると楽しい」にもつながる。自分の仕事で言えば、コンピュータの仕事は個人プレイの様に思われている人もいるかもしれないが、実は完全にチームワークの仕事であり、どんなに優秀なエンジニアであっても、良いチームが無ければ素晴らしいものは開発出来ない世界でもある。良いチームとはなにか、それは技術的に優秀なエンジニアの集まりでは決して無く、わくわく感を共有できているチームかどうかにかかってくる。場(雰囲気)が悪いチームではすぐに否定的な意見が出てきて、先に進めなくなるのだが、わくわく感を共有できていれば、場の雰囲気も良くなり、それぞれのアイデアが出しやすく、お互いに認めならが最終的に良いものが目指せるものだ。


そういう良いチームで仕事をしていて思うことは、それぞれが違う人生、違う趣味を持っているけど、共通しているのは、何かにわくわくしていたり、そういう経験があったり、それをひとと共有することの面白さを知っている人が多いということに気付かされる。普段は仕事の話しかしない相手でも、ちょっと会議の合間に個人的な話になったりすると、面白い話が沢山飛び出してくるものだが、そういうときに、自分について何か語れるということは、とても素敵な事だ。
少なくとも、教室の生徒さんは、子供であっても大人であっても、年齢関係なく、今、魅力的な人であることは間違いない。私は教室で会うすべての生徒さんに、それぞれの魅力を感じるし、そのご家族もとても魅力的だ。

人生は楽しむためにある


人生は楽しむためにある。と言われる。でも楽しむってどういう事? それはわくわくすることであり、わくわくを共有することだと思う。社会状況が厳しくなりつつあって、いろいろな意味で迷子になってしまう人も増えているが、今こそ、自分のわくわく感を信じて、魅力的な人でありたいと思うし、それをもっともっと多くの人と共有していきたい。

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発表会が終わってもボーっと過ごさないように目標を持つ

発表会明けのレッスンの週でした。感想文も集まり、あと残すところ1人だけとなりました。それにしても週末は天気が悪いのに、平日は晴天が多いのは何故かと、はじめさん。

澄んだ青空の下でトレーニング


この土日は家でガーデンパーティの予定。

こんなに天気が良いのなら余市川でカヌーに乗りたいところです。しかし、恐らくジェットスキー軍団が来ると思う、今週は平日でも来ていました。

練習の最初に弾く曲を決める


2週間ぶりのレッスンで、レッスンを待ち遠しくよく練習していた生徒さんと、発表会が終わってからボーっと2週間何も練習せずに過ごした生徒さんに分かれました。

大きな行事が終わった後が肝心です。だから、すぐにお正月のお弾き初め会の日程を告げて選曲をしました。

「動物の謝肉祭」では他の曲を弾いてみる


「動物の謝肉祭」に参加した大人の生徒さんは、担当した曲以外の曲にチャレンジします。それとソロ用の曲。更にお弾き初め会の曲は別なので、さぁまた忙しくなりますよ。

ソロ演奏した生徒さんも同じく、来月のグループレッスンの曲と、別にお弾き初め会の曲を決めました。

小品を数曲と大きい作品を練習


私も小品を数曲とバラード1番の復習と2番。最近はエルガーの「愛の挨拶」から弾くようにしています。落ち着いたら「ワルトシュタイン」も加えようと思います。

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