私がピアノが好きになったきっかけ

昨夜は雨が降ったもののムシムシと暑い日が続いています。例年ならとっくに夏休み中の子どもたちもまだ学校に通っていて、ちょっとお疲れのよう。

コロナで学校がずっと休校だったので遅れを挽回しようときっと宿題も多く出ているのではと思います。低学年の生徒さんのお母さんからも「勉強が大変」という声が聞こえています。どうしてもピアノは勉強の次になってしまいますよね。おまけに暑くて練習する気力もちょっと失せてしまうのでしょう。

ピアノが上手な男子生徒に推薦された


私は小学1年生からピアノ教室に通いましたが、バイエルからツェルニー100番の練習曲が子供心にもつまらないと思い、あまり練習しなかった記憶があります。半面、ブルグミュラー25は面白くて「アラベスク」をクラスで誰が一番速くかっこ良く弾けるかを競ったりしたのでブルグミュラーは好きでした。

小学4年生のときにクラスで誰がピアノを弾くかということになり先生がピアノを習っている生徒4人を呼びました。いつもはピアノを弾く人は決まっていて、劇でも主役を務める女子でした。ところが、勉強ができてピアノも上手い男子生徒Kが、一番進んでいるのは私だと先生に推薦したので驚きました。(この表現がいかにも小学生で面白い)

私はあまり目立ったことが好きではなく、器楽演奏ではアコーディオンを弾いたり、劇ではセリフのない蝶々とかそんな端役をやっているようなおとなしい生徒でした。

以来、ずっとピアノを弾く係りに

小学5年生のとき、音楽室でランゲの「花のうた」を弾いていたときに、推薦してくれたKがたまたまやってきて、もっと弾いてほしいといいました。彼は「もっと自信を持ってみんなの前で弾くべきだよ」と、そのとき何故か力強くいいました。とても小学5年生とは思えなかった…。それでも、彼のその言葉が今でも強く残っていて、ピアノの存在を大きく捉えるようになっていったのだと思います。

中学2年生のときに目覚める!

ソナチネに進んでも小学生時代はあまり練習熱心ではありませんでしたが、バッハのインヴェンションは小宇宙を感じて面白いと思いました。レッスンではツェルニーとバッハをアンプ仕上げすることにエネルギーを注いでいました。

中学2年生のときにドビュッシーのアラベスク第1番に出会ってから、ピアノはとても奥が深く面白い!となり、そこから音楽の道に進もうと思うようになりました。膝を壊したのもあり、毎日3時間はピアノに向かっていました。

継続は力なり

Kは中学のときに転校して、それからお祭りで一度会ったきり。彼が認めてくれたのが心の支えとなり、ピアノは一度も辞めることなく今に至っているのだと感謝しています。もちろん、壁に何度もぶつかりピアノを辞めてしまおうかと思ったこともありますが、あのときKが推薦してくれたことや、もっと自信を持って弾くべきだと力強く助言してくれた言葉を、今でもふと思い出します。

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