函館・大沼「小食ツアー」

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11月14日(土)
母と一緒に函館へ一泊旅行してきました。朝8時に出発して、蘭越の道の駅でちょっと休憩。車が空いていて、お天気も良く快調に走りました。八雲飲料に到着。行きに2リットルのペットボトルに2本だけ汲んで、帰りにまた寄る事にしました。

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お寿司には目が無い母のリクエストで桔梗町にある「よいしょ」に初めて来ました。実は「鮨のかわむら」へ連れて行きたかったのですが、TVで「じゃらん」の放送を見て、1,000円でこんな豪華なランチが本当に食べられるの?と思うような番組でしたし、11月19日までの期間限定だったので3人の意見でこちらに決めました。12時半頃に着くと、広めの駐車場が満車でした。少し待って3人でカウンター席に座りました。右がTV放送された握りランチ。これに2の膳と茶碗蒸し、お味噌汁、食後にはコーヒーが付きました。彩がとても綺麗。はじめさんは、海鮮丼(800円)も食べるつもりだったようですが、函館米「ふっくりんこ」がお腹の中で膨れたのか凄いボリュームで無理だったようです。これで1,000円はすごいなぁと思いましたが、私たちにはシャリが柔らかすぎでした。

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夕暮れの大沼。駒ケ岳をバックにとても綺麗でした。「ブロイハウス」で「大沼ビール」を飲みたかったのですが、お店が終わっていて残念。ホテルの温泉に入って午後6時頃にどこのお店で夕食にしようか相談していると、お腹が空いてきました。右は夕食に訪れたお店「チャレンジビーフ 大沼黒べこ」。はじめさんは「ケルン」でリベンジしたかったようですが、「ケルン」は、固めのハンバーグですし、待ち時間の事を考えると母にはむかないと思いました。ここは初めて入ったお店ですが、母は大変気に入ってくれました。大沼ビールで乾杯。グラス650円と、ちょっと高いですがフルーティで美味しかったです。 運転手のはじめさんは羨ましそうに見ていました。

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左は、はじめさんが頼んだ「ビフテキ重」1,980円。母と私はモッツァレラチーズがたっぷり乗った女性に人気のハンバーグ1,280円(ライス200円)にしました。これがメチャウマでした。とにかくお肉がとっても柔らかくて、とろけるようでした。そして、モッツァレラチーズがのびるのびる。お肉との相性がバッチリでボリュームもありました。ここのところ小食になったという母はライス無し、お肉もたっぷりのサラダも全部は食べれず、はじめさんに手伝ってもらいました。はじめさんのビフテキも美味しかったのですが、このハンバーグは今までのどこのものとも違って桁違いの美味しさでした。何しろ、母はハンバーグだと知らずに食べていたようで、「えっ、あれはハンバーグだったの!」と驚いていました。2年ぶりに泊った大沼プリンスホテル。景色が美しい、お水が美味しい、温泉が良い、朝食が付いてリーズナブルなのが更に良いです。入浴後に2次会。市内のスーパーで買った「お刺身」が格別に美味しくて、小食だという母ですが、ほとんど一人でイカ刺しを食べていました。「流石は函館。イカが美味しい!」ですって。そして、「はこだてわいん」でゲットした樽熟の赤が素晴らしく美味しくて大満足でした。翌日は朝風呂が気持良く、朝食の後、はじめさんと2人でポールも持ってノルディックウォーキング。2年前に、ここで知ってから始めたウォーキングですが、フカフカの芝の3キロコースは最高です。2周する意気込みでしたが、しばらくぶりのウォーキングでしたし、雨が降ってきて急いでホテルに戻りました。背骨を骨折してから「食べられなくなった」と言うのが口癖になっている母ですが、ホテルの朝食バイキングではパンを3個も食べているし、私たちがお腹がいっぱいで昼食どころか夕食まで何にも食べなくて良いくらいだったのに「甘いものが食べたくなった」と言って、一人でアイスを食べているし、元気元気。函館好きな母は、元気なうちに「鮨のかわむら」と、あの柔らかくて美味しかったお肉の「黒べこ」へ行きたいと言っていました。

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函館といえば

函館市民は、お寿司と答える人が多いとか。朝市でしょう、いや、やっぱりイカでしょうという声が聞こえてきそうですけど。今回は母と一緒なので「トマニン」ではなく、母の大好物である、お寿司です。

以前、母を連れて行った「鮨のかわむら」が大絶賛でしたが、先日「じゃらん」を見て期間限定の寿司ランチ1,000円を目指そうと思います。タイムリーな事に11月19日迄なのだそうです。昨年の「じゃらん」の企画、道の駅ワンコイン・ランチ。「なとわえさん」でのランチが凄く良かったので、期待が高まります。
昨日は嵐のような日で、どうなる事かと思いましたが、今日はお天気も良くドライブ日和。
今年、3度目の函館。楽しい旅になりますように。

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武満 徹 / Piano Distance

私たちがフィンランドに訪れたのは1996年2月だが、その年の9月にレコーディングされた舘野先生による武満 徹さんの「ピアノ・デイスタンス」というCDがある。このCDを最初に聴いた時、正直なところよく分からなかった。ふと思い出して、数日前から聴いているのだけれど、すごく良い。どうして、この良さが分からなかったのだろう…。
このCDを聴いていると、左手だけであれだけの音楽を表現できる基盤はすでに出来上がっていたとのだと思いました。偉そうですみません。
舘野先生ならではの美しく透明感のある音が空間に広がり、その音を聴いていると、静寂な世界へと誘われます。CDの解説を書いている横溝亮一氏は、「舘野は否定するかもしないけれど、透明な響きの感覚は、北欧フィンランドの自然の中で培われたものも影響しているのではいか。フィンランドの静寂な中で、武満サウンドの表現感覚を会得してしまっていたのではないだろうか。」と。
舘野先生は、《閉じた目 Ⅰ》と《フォー・アウェイ》が得に好きだということですが、私も同じです。あまりリサイタルで武満氏のピアノ曲を聴いた事はありませんが、横浜フィリアホールで小菅 優さんが《雨の樹 素猫》という曲を演奏したのを聴いたことがありました。プログラムの中に武満氏の作品がこの1曲だけ入っていて、それがかえって印象に残っています。

この数日、「ピアノ・ディスタンス」を聴いていて、もうひとつ、ふと思い出したのは2000年5月に、著書「ピアノ奏法」で知られているピアニストの井上直幸さんとフルートの阿部 博光さんの演奏を札幌で聴いた時の事。その時に書き留めた記事の一部です。
今まで親しんで来た曲が、空間にメロディーの線を織り込む事で、その空間に彩りを与えているのに対して、現代曲は無の領域に様々な音を散りばめる事で空間そのものを作り出しているような気がしました。音楽がイメージの具象化であるとすれば、現代曲のそれは、より直接的なアプローチなのかもしれません。一見突拍子も無いような音が次から次へと飛び出ては消えていく、そんな無秩序な印象も受けますが、それをフレーズとしてではなく、全体が醸し出す印象として捉えると、確かにそこには計算されたイメージの場が作り上げられているような気がします。
惜しくもお亡くなりになったピアニストの井上直幸さん。この演奏会を聴けて良かったなと思いました。

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レッスンが上手く運ぶとき

ピアノが楽しくなるためには、当たり前の事だけれど、やはり弾けるようになることだと思う。少しずつでも上達していけたら、今度はもっと頑張ろうと思うものです。生徒さんが頑張ってきたレッスンは、先生も楽しく、次はもっとこうしようと発展したレッスンが出来ます。レッスンが上手く運ぶときは、トントン拍子に生徒さんも上達していくものです。最近は、ハッスルして教室に来る生徒さんが多いので「頑張りました」のご褒美シールが、どんどん減っています。これは先生として嬉しい悲鳴なのです。更に上のランクもあり「よく頑張りました」の時はステッカーシールに昇進します。こちらはゲットするのは難しいのですが、ここのところよく出ています。やはり嬉しい悲鳴です。
トントン拍子に運んでいる生徒さんも、乗り越えなくてならない壁もあったはずで、ほとんどの生徒さんが経験するのだと思いますが、弾けない時、思うようにいかない時は辛いですね。もちろん、そのためにレッスンはあるのだから、「こんな風に練習してみては?」とアドヴァイスをして、「あぁ、なるほど」と弾いてみて楽になったり、弾けるようになって納得した時は、大抵の場合は上手く運ぶのだけれど、アドヴァイスしても反応が無かったり、「楽譜に書いたら?」と言っても渋々。ようやく書いたかと思ったら、薄い字で読めない有様だったり。レッスンでは生徒さんが自発的に楽譜に書き込みするのですが、こんな時は先生が濃い字で書かなくてはなりません。自分に対して腹が立つのか、照れ隠しなのか、そんな状態の時は空回りが続きます。いけないという事は本人も分かっていると思うのだけれど、「何のためにレッスンに来ているのか」を今一度、初心に帰って考えてみて欲しいと思います。弾けないのは楽譜が読めないという場合がほとんどです。そして、本当は読めないのではなく、読むのが億劫になっているのだと思います。
ハノンのようなパターンの練習でも、楽譜を読まないまま弾こうとすると、パターンが頭に入っていないので、つっかえて、こんがらかってしまいます。最初の1小節を把握したら、もっとラクに弾けるのに。「練習=弾く事」になっているようですが、口を酸っぱくして言います。読めないと弾けません。
「最近、宿題が多い」という生徒さんですが、満更でもない様子で、新曲でも1週間であげるくらいに、よく勉強してきます。「そうね。あなたが頑張るから、ちょっと多いかも知れないから、その辺は加減してね」と言うと、ニッコリ。レッスンが上手く運ぶときは、お互いが嬉しいのです。

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10年日記/石原出版社

IMG1996年のフィンランド旅行の写真に果たしてコメントを書くことが出来るだろうかと心配していたら、はじめさんに「10年日記を見たら?」と言われた。

今でこそブログの時代だが、その昔は私もマメに日記を書いていた。10年も毎日書くなんてスゴイ。続けられたのは、数行しかないのと、多くを書き留めたい時は後ろに補足ページがあったからだと思う。フィンランドへ旅行した年は、波乱万丈の年だった。

トンネル崩落事故が起きる前に古平へのレッスンはその年の3月いっぱい迄と生徒さんに伝えていて、私が古平へ通ってレッスンしていた生徒さんの、ほとんどは余市まで通ってくれる事になっていた。しかし、トンネルを通るのが怖くて何人もの生徒さんがやめた。私も事故の後、トンネルを通って古平へ行くのは怖かった。事故現場以外のトンネルも。

勇気付けられたのは通ってきてくれた生徒さんと、そのご父兄に「生活していくためには通らなければならないトンネルだから通います」と言ってくれたこと。

この年、間宮芳生氏の「地球のともだち」という楽譜を手に入れたくて注文したけれど、残念ながら絶版になっていて楽器店の人に直接、間宮先生にお電話してくださいと電話番号を教えてもらった。

ちょっと、びっくりしたけれど電話してみると、奥様が出られて楽譜を送ってくださることになった。楽譜と一緒に、間宮先生から「お手紙ありがとう。ご活躍をいのります」とフィンランドの絵葉書が添えられていて、とても嬉しかった。温かい方ですね。

「地球のともだち」は、以前、舘野先生が札幌で子供たちと連弾した時に素敵な曲だなぁ、私も発表会で取り組んでみたいと思いました。間宮先生が送って下さったお陰で、この年の発表会で子供たちと演奏することができました。

フィンランド旅行の後、日本で舘野先生にお会いしたのは6月2日、札幌のタワーレコードで。そして、5日後の6月7日に札幌パームホールのリサイタル。演奏後に間宮芳生氏作曲のピアノ協奏曲第3番&ピアノソナタが入っているCDにサインをして頂きました。

舘野先生は、さりげなく「そうそう、写真を持ってきたよ。ちょっと待ってて」とおっしゃってサイン会の席を立って写真を持ってきてくださったので、びっくり!それは、舘野先生のホームコンサートの時に、先生に撮って頂いた写真でした。

写真を持ち歩くのは大変なのに、フィンランドからわざわざ。しかも、大きなサイズで。はじめさん共々感激しました。間宮先生から楽譜を送って頂いた事をお伝えすると、「あれは、素敵な組曲だよね」と。

10月29日には札幌サンプラザで舘野先生の還暦祝いのリサイタルがありました。10年日記を読むと、先生はアンコールを6曲も弾いてくださったのですね。ロビーでヤンネに声をかけられて、マリアさんも一緒だと聞きました。そして、10月31日には函館の五島軒でディナーコンサート。先生とヤンネのデュオリサイタルがありました。素敵な演奏で、お料理も美味しくて幸せな時間でした。ヤンネにワインをプレゼントしました。

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スウェーデンでトンネル崩落事故を知る/想いでのアルバム6

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1996年2月11日はフィンランド最終日。午前中は自由行動で皆でロックチャーチルへ行く事に。テンペリアウキオ教会にやって来ました。大岩をくりぬいた中に作られている珍しい建物です。ヘルシンキの人気の観光スポットになっているようです。中に入ると厳かでした。しばし独りの時間に浸っていました。

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夕方、フィンランドからスウェーデンへ渡る豪華客船シリアラインに乗車。私たちが乗ったのは「セレナーデ号」。氷の海を渡ります。

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乗船の時に写真を撮られましたが、なかなかよく映っていたので記念に買いました。船の中はまるで街のようにお店がいっぱいでした。夕食はスモーガスボード。豪華なお料理!いったいどこまでお料理が続いているのかしらと思いました。一番気に入ったのはレッドキャビア。玉ねぎとサワークリームが付いています。これを頂くとマリアさんの事を思い出しました。おなかがいっぱいでデザートまでいけませんでしたが、この30分後に2次会があり、皆で13Fのバーへ繰り出しました。カクテルとビールを飲みました。サウナにも入りたかったなぁ。残念。
プロムナードで「アーリッカ」のお店に入り、またいっぱいお買い物をしました。全部欲しくなるくらい可愛くて素敵なんだもの。

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1996年2月12日。スウェーデンに着きました。ストックホルムの市内観光でガムラスタン、王宮、市庁舎、カクネス塔などを見学しました。

SCN_0073バーサー号博物館です。この見学の後バスに乗ったとき、ガイドさんから「北海道から参加の方は、いらっしゃいますか?」と聞かれました。北海道のどこかでトンネルの崩落事故があったという事を聞きました。詳しい事は何も分からなかったので、はじめさんも私も旅を満喫しました。スウェーデンはフィンランドより都会的でした。建物は壮大で、まるでガリバーの国に来たように感じました。

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ストックホルムの「レソ レンゲル プラザ」に宿泊。明るい配色のホテルでした。 ホテルに到着してから2人でNKデパートへ行きました。ここでも木で作られた可愛いチューリップの置物を2つ買いました。夕食前だというのに、はじめさんはケーキをたくさん買って、冷蔵庫もないので1個半食べました。(^^; 最後の晩餐は皆でタクシーに乗って市内のレストランへ。タクシーの運転手によっては、観光客だと分かると、わざと遠回りしたりするようです。私たちの乗ったタクシーは工事現場へ行ってしまいました。明日は帰国なので荷物の整理をして、はじめさんは早く寝てしまいましたが、私はTVでも見てみようと思いました。ちょうど日本語でニュース番組が放送されていました。しかも、見たことがある映像でした。ニュースキャスターは、しきりに「余市側」とか「古平側」とか言っています。トンネルの崩落現場だったのです!ガイドさんが言っていた北海道の事故が、まさか地元だったなんて…。豊浜トンネルは、母が仕事で毎日通るトンネルで、私も古平に週に1度レッスンに通っていて、古平からも生徒さんが来ています。比較的、新しいトンネルなのに崩落ってどういうことなのか。頭が真っ白になり、はじめさんを起こして家に国際電話しました。日本時間は朝8時頃でしたが、母が出てホッとしました。バスと車が一台トンネルの中に埋まったままだという事ですが、かなり絶望的だという事でした。でも、生徒さんは無事だと知りました。事故は2月10日の午前8時10分頃に起きて、母が現場に10時頃着いた時は通行手来ませんと案内があったそうです。

SCN_00781996年2月13日。朝もNHKのニュースを見ていた。朝刊でトンネルの中で押しつぶされたバスの写真を見て絶句しました。事故は10日に起きたけれど、どうする事も出来ないので旅行の最終日に分かって良かったのかも知れません。しかし、帰りの約10時間のフライトは切なかった。日本に帰ったら大騒ぎになっているだろう。ドライシェリーを飲みながら窓側の席からオーロラが見えた。ちょうど日本からオーロラを見るツアーに参加した女の子たちが乗っていて、ラップランドでマイナス33度の中を3時間も待っていたけれど見えなかったという話を聞いた。私たちは今、飛行機の中からオーロラを見ているのだ。涙が出た。ツアーの皆さんとは成田で解散。東京は25度もあってフィンランド帰りの私たちには暑すぎました。1週間のフィンランド旅行。あまりにも素敵な事がいっぱいで、貴重な体験をさせてもらいました。事故の事は辛い出来事でしたが、もし、旅行に出かけなかったら事故発生の日にレッスンをしていただろうし、古平からバスに乗ってくる生徒さんが居たので神様が助けてくれたのかも知れないと思い感謝しました。

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舘野先生のお宅でホームコンサート/想い出のアルバム5

SCN_00111996年2月10日。アイノラから先生とご一緒にバスでヘルシンキに戻り、午後7時頃に先生のお宅へ。「ようこそ!」と迎えてくださり、コートをかけて頂きました。お土産のウィスキーをお渡しすると「こんな重たいのに、わざわざ持って来てくれたの」と、ニコニコ笑顔で接待してくださる先生。ファンからの贈りものが大切に飾られていて「本当に先生はお優しいのね」と、皆さんも言っていました。お馴染みのチェロのエルッキ・ラウティオさんも見えていました。

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とっても素敵な先生のお宅で、いつにも増して身近に先生のピアノをお聴きする事が出来て幸せでした。チェロのラウティオさんとの演奏もまた素晴らしくて、気迫みなぎるラウティオさんと、それに応える先生。圧倒的な演奏に大変感動しました。演奏会が終わってからピアノ譜を先生に見せて頂きました。先日購入したムーミンのネクタイを締めているはじめさん。中央は、奥様のマリアさんとヤンネ。写真はありませんが、大きな本棚にぎっしり本が並べられていました。幅のあるジャンルを読まれるのですね。先生は子供の頃から本が大好きで読んでいると没頭してしまうのだそうです。演奏会が終わってパーティが始まりました。先生は「みんなが遠慮して進まないから、最初にお料理のところへ行ってね」と促してくれました。手作りのキッシュはブルーチーズがふんだんに使われていて赤ワインにぴったり。2種類のケーキもとても美味しくて、たくさんご馳走になりました。それにしても豪華なシャンデリア。優雅ですね。はじめさんは、ヤンネとずっと話していました。ヤンネは先生をとても尊敬していて、洞察力が素晴らしいのだと語っていたそうです。はじめさんは、20歳の若者がきっぱりと答えるのでびっくりしたと言っていました。ヤンネから、信じられないくらい可愛いカンガルーのツーショットのポストカードをプレゼントしてもらって嬉しかった。オーストラリアに留学していた時に撮ったものなのですって。それから、先生は日本に行くと、馴染みのラーメン屋さんに行くのが楽しみなのだとか。そんなお話も聞けました。

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この日はフィンランドの日本大使館の方も見えていました。最後にみんなで記念撮影しました。はじめさんが撮ったので、はじめさんは映っていません。先生の「はい、ウィスキー」でニッコリ笑顔。とてもとても素敵な時間でした。生涯忘れられない心の財産になる出来事でした。舘野先生、マリアさん、そして、ヤンネ。ありがとうございました!

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アイノラにて/想い出のアルバム4

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1996年2月10日。昨夜の舘野先生のピアノリサイタルの打ち上げからホテルへ戻り、眠ったのは2時。翌朝は6時半に起きて、8時45分集合。フィンランドへ来て初のバス観光。バスは快適に走ります。右はフィンランドの中距離走者パーヴォ・ヌルミ選手の像です。

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ヘルシンキから北に100キロほど離れた小都市ハメーンリンナの街にあるジャン・シベリウスの生家です。子供の頃はヤンネとよばれていたそうです。14歳の頃からヴァイオリンを始め、シベリウスにとって最愛の楽器となり、ヴァイオリンを持って森へ行き、ヴァイオリンを弾きながら森の中をさすらったそうです。シベリウスのピアノ曲「樅の木」を弾いていると、風の音や森の静けさが感じ取れます。

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イーッタラグラス工場。イーッタラ(iittala)のガラス製品がもつ純粋な輝きは、「森と湖の国」フィンランドの大自然の中から生まれているのですね。

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憧れのアイノラへやってきました。舘野先生が迎えてくださって感激。アイノとはシベリウスの妻の名前で、ラ場所を意味します。シベリウスが50歳の誕生日に国民から贈られたピアノで、舘野先生の演奏が始まりました。その音色は、シベリウスの魂の音のように感じられ深く心に染み入りました。生きていて良かったなぁと思いました。大感激です!右は庭にあるシベリウスのお墓。

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演奏会の後、先生が「弾いて良いよ」とおっしゃってくださいました。恐れ多かったので、少しだけ触らせてもらいました。そして、皆で一緒に夕暮れの庭を歩きました。歩くとキュッキュッと雪の音がしました。

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シベリウスは水道の音を嫌っていたそうです。外には井戸がありました。1957年に亡くなるまでここで暮らしていたのです。晩年は全く作曲をしなかったそうですが、本当なのでしょうか。

SCN_0054昨夜はフィンランディアホールでリサイタルでお疲れのところ、今日はアイノラで私たちのために素晴らしい演奏を聴かせて頂きました。なんと、この後さらに先生のお宅でホームコンサートがあるのです。こんなに素敵な夢のような事がいっぺんにあって、良いのだろうかと思うほどです。先生、本当にありがとうございます。

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シベリウスの里を訪ねる旅/想い出のアルバム3

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1996年2月9日の午前中は皆でヘルシンキ市内観光をしました。電車に乗って街を歩きます。雪はあまりないのですが、毎日寒くて、外に出るには覚悟が要りました。添乗員さんの奥様がたくさん買ってきてというフィンランドのブランド「アーリッカ」で私たちもお土産をいっぱい買いました。木のアクセサリーがとても可愛くて、暖かい感じが好きです。生徒さんには、まだ日本では発売されていない「キシリトール」のムーミンガムを、はじめさんはムーミンのネクタイをゲットしました。このネクタイをして先生のお宅へ行くと張り切っていました。

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左はシベリウスもよく来ていたというレストラン。素敵なお店でランチタイム。添乗員さんがビール好きで私たちも釣られてKOFFを飲んでいました。ラップランドのビールも美味しかったです。トナカイのお肉にマッシュルームが山盛り。ベリーが添えられているのがグッド。

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強烈な寒さに海が凍っていてカモさんたちも寒そう。ひゃ~寒っ。

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中央は大聖堂。右はマーケット広場。この後、楽譜とカンテレを見に行きたくて私たち2人は添乗員さんとファッツェル・ミュージックへ行きました。フィンランドの「スオミ・ピアノ・スクール」全4巻と他にも幾つか買って、カンテレは船便で届けてもらえるように添乗員さんが手続きしてくれて大助かりでした。夜は、いよいよフィンランディアホールで舘野先生のピアノリサイタル。出かける前にストックマンデパートでパンなどを買いました。

SCN_0080フィンランディアホール。写真がこれしかありません…。とても立派で大きなホールでした。会場に着くと、なんと私たちはご招待席だったのです。特等席で「舘野 泉リサイタル」を堪能させて頂きました。この日、ノリノリだった舘野先生はアンコールの時、これでもうおしまいという合図でファリャの「火祭りの踊り」を最後に演奏してくださいました。コンサートは大成功でした。打ち上げは先生が「フィンランドで一番のレストラン”サヴォイ”を予約しているから」とおっしゃって、タクシーで移動しました。先生にヤンネの隣にはじめさん、私は奥様のマリアさんの横の席に座るようにとの事で英会話が苦手な私は、あまりマリアさんの質問に答えられませんでした。「ムーミン」の発音が出来なくて何度もやり直しをさせられたら、ヤンネが助けてくれました。食前酒のワイン、お料理、そして赤ワインが素晴らしく美味しかったです。こんな一流のレストランで食事をする事、ましてや舘野先生とご一緒になんて、なかなか出来る事ではありません。贅沢なひとときを過ごしました。ただ、お財布の中が心配でした。2人で35,000円でした。なかなか出来る食事ではありません。そして、スカートがきつくなってきました。

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シベリウスの里を訪ねる旅/想い出のアルバム2

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1996年2月8日(木)は、終日自由行動となり、私たちはヘルシンキから約2時間のトゥルクへ行くことにしました。トゥルクはフィンランドで最も歴史の古い都市で、13世紀には商業の中心地として栄えたそうです。宿泊したソコスホテル バークナはヘルシンキ駅のまん前で便利でしたが、どうやって切符を買って良いのか分からず、行きは添乗員さんに駅まで付き合って頂きました。フラットな大きい駅で階段の上り下りは無いのです。ホームで列車を待っていると、ハイテクなカッコイイ特急列車が入ってきました。タラップが自動で降りてくるのには驚きました。これは持っている切符では行けそうにありません。フィンランド語は話せませんが、英語は通じるということで、はじめさんが片言の英語で駅員さんに聞いてみました。切符の差額分を支払えばOKということでした。中は飛行機のようでした。TV画面に女性が映り「次の駅はエスポー」と教えてくれました。

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トゥルクに着いて「ルオスタリマキ手芸工芸博物館」へ行くために初めて2人でタクシーに乗りました。片言の英語が通じなかったので、はじめさんがガイドブックを見せると、分かったと言ってくれました。ここは1827年のトゥルク大火災から免れて残った街の一面を博物館として当時の手芸工芸品を展示しています。左の写真の女性が案内してくれました。右は保存食用のパンです。はじめさんは、これを見て「パン食い競走」の事を一生懸命に片言の英語で伝えていましたが、たぶん伝わらなかったように思います。(^^;

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博物館は見ごたえがありました。トゥルクの街を歩いてみようということになりましたが、寒い寒い。ヘルシンキはあまり雪はありませんが、トゥルクは北海道のように雪が多かったです。「コフ」の写真の前でまたビールが飲みたくなっている はじめさん。橋の前でイギリス人に写真を撮ってと声をかけられました。その後に撮ってもらったツーショット。

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北欧最大のハンサ屋内ショッピングセンターにやってきました。お腹が空きましたが、さてどこで何を食べたら良いのか困っていると、手頃なハンバーガーやさんを発見してホッとしているところ。食後に、たくさんお店があったので見てまわりました。絵葉書をお土産に買ったところ、「Can you speak English?」と店員さんに訪ねられ思い切り「はい!」と答えてしまった私です。はじめさんは大笑いしていました。この後、トゥルクの駅まで歩いて帰り、ヘルシンキまで普通車に乗って無事にホテルまで帰れました。異国を2人だけで列車に乗って冒険したのは初めてでドキドキしましたが、面白かったです。

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