小樽マリーナで小樽ビール&クルージングを満喫

7月7日(日)
恒例の1年に1回の小樽マリーナでの小樽ビール倶楽部。ここのところ、土日もレッスンする事が多く今朝も札幌からの生徒さんのレッスンが入りました。軽く昼食を摂って出かけようとしたら、家の前で小さな男の子が「おかあさん!」と絶叫しながら泣き続けています。可哀想なので、どうしたの?お名前は?どこから来たの?と聞いてみましたが、全然応答無しです。JRに間に合わないので、警察に届ける事にしました。捜索届けが出ている子供かも知れないと警察の方に色々尋ねられました。しかし、電話の直後に母親がのんびり登場。そして、いきなり子供に向かって怒鳴り出すのには驚きました。「お母さんが悪いんですよ」と、はじめさが言っても通じてないみたいでした。また警察に電話して母親が来たことを告げて、急いでJRまで歩きます。やれやれ …

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小樽築港駅で、コーさんご夫妻とノンさんと待ち合わせて、新南樽市場へ買い出しに出かけました。蝦蛄、ウニ、ホタテ、ツブ、焼売、マテ茶鳥、焼き鳥、ウィンナーなどをゲットしました。我が家は、ピクルスとウニぎりを持参です。それと、はじめさんは面白いピザを焼くそうです。今日は雨を心配していたのですが、快晴となりました。流石は小樽ビール!マリーナには6回くらい参加していますが、一度も降られた事がありません。まさに小樽ビール日和となりました。会場に早めに着いて、受付を済ませます。飲み放題1,800円は安い!今日は、7月7日七夕ということで、短冊に願い事を書いて下さいと言われました。

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お楽しみの季節限定のシュヴァルツ!マリーナでシュヴァルツが飲めるのは最高ですね。コーシ君も到着したので、酔わないうちに記念撮影♪ ん、後ろのサングラスの外人さんもカメラ目線ですね。(^-^)

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これはカメラを返してというポーズです。小樽ビールのブラウンさんの説明がありました。そういえば、佐藤さんは自宅療養中という事で、今日もお会いできなくて残念でした。早く良くなって下さい。

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お楽しみのクルージング。第2便。こんなに早くに乗るの初めてです。戻ってからゆっくり焼き物をしようということになりました。

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いつもの方が船内に案内してくれました。絶対立ったら駄目です。帽子は100%飛びます。飛んでも海の中に取りには行きません。などなど注意がありました。

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ノンさんと私は2階席へ。コーさんご家族とはじめさんは下の席です。

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なんか、いつもよりスピード出てるんじゃない?と思ったら、急に右へ左へと船が傾くではないですか。みんなキャーキャー大騒ぎです。物凄くスリルがありました。階下から、はじめさんの叫び声が聞こえてきましたが、はじめさんの座った席は大迫力だったそうです。後で、いつもの係の人が2階席へ上がってきて、「毎年、色々考えるの大変なんだよ~。どう、楽しかった?」と笑っていました。はい、サイコーでした!

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コーシ君、ラッキーでしたね!東京へ行っても頑張ってね。

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下船。いやぁ楽しかったですね~。さぁ、焼き物大会始まり、始まり。

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ホタテが他所の人たちのホタテと分からなくなるのを防ぐためだったのでしょうか。我が家から持参したバジルがかかっていて、それがナイスでした!それにしても特大のホタテで美味しかったぁ。はじめさんはサラダピザに取り掛かっています。楽しそうですね!

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午後3時前に到着したのに、あっという間にお開きの午後8時です。カモメが気持ち良さそうに飛ぶマリーナで飲む小樽ビールは格別でした!最高はノンさんの12杯だったでしょうか?流石です。帰りのJRも札幌方面、小樽方面ともに同じ時刻でした。今度は今月末に創成川で小樽ビールを飲む予定です。今年も楽しい時間をありがとうございました!

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余市ソーラン祭り&レッスン

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先週、廊下の壁紙にリフォームっぽくウォールステッカーを貼った。けっこう大変な作業で2人でがかりで1時間程かかった。月曜から生徒さんがどんなリアクションを示してくれるかなと思っていたが、今のところ大人の生徒さんと中学生の生徒さん2人だけが「スゴイですね~」と言ってくれた。(^^; 家を建てた時は、できるだけシンプルにと選んだ壁紙に映えて、なかなか良い感じである。

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今日、明日は余市ソーラン祭り。しかし、レッスンには関係なく今日は朝8時過ぎからのレッスン。朝から蒸し暑かった。昨年入れたサマースノーが、今年は見事に咲いてくれた。刺がない白いツルバラという点が気に入っているが、何よりもとっても綺麗!レッスン前に、少し摘んで飾った。先月コンクールに参加した中学生の生徒さんのコンクール以来のレッスン。例によって5人の審査員の評価を持ってきてもらった。ちょっと覚悟が必要だったのだが、思ったよりもずっと評価が高くて正直なところ驚いている。ミスなく堂々と演奏した小2の生徒さんと変わらなかったのだ。それにしても、半分も力を出せなかったので、逆にもう少し落ち着いて演奏出来たらと悔やまれた。コンクールに参加した事で、以前とピアノに向かう姿勢が変わったと本人が目を輝かせて言う。結果はどうであれ、やはり参加して良かった。コンクールに向けて努力した事はプラスになったと思った。まだまだだけれど、今日持ってきたモーツァルトのソナタは音がキラキラと輝いていて、まるでサマースノーのように純白だ。ピアノが大好きという気持ちがヒシヒシと伝わってくる。ピアノ教師になって良かったと心から思える瞬間である。

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レッスンが終わってから、少し休憩して練習。夕方、今までほとんど出かけた事がなかったのだが、ソーラン祭りのパレードを見に行った。忙しすぎる看護師さんを発見!昨日、久しぶりにレッスンがあったのだが、今日踊る事は聞いていなかった。防備隊の中にも新しく入った生徒さんが居るはずなのだが、見つけられなかった。(^^;

明日も朝9時から3~4レッスン。午後から毎年恒例の小樽ビール倶楽部の小樽マリーナの会に出かけるのだが、早起きしないと自分の練習時間が取れない。この時期は、いかに自分の時間を確保しながら生徒さんのレッスンをするかというバランスに苛まれるのだが、レッスンする事が楽しく好きなので、時間が経つのを忘れついつい熱が入ってしまう。

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「ペトリューシュカ」からの3楽章

今月号の教室の新聞で取り上げたストラヴィンスキーの「ペトリューシュカ」。「ペトリューシュカ」は、人間の心を持ってしまった わら人形の葛藤を描いた作品です。「ペトリューシュ」カは、ロシア版のピノキオであり、悲しいことに、人間ではないのですが感情を持つようになり、人間に憧れています。「ペトリューシュカ」は時々引きつったようにぎこちなく動き、人形の体の中に閉じ込めれらた苦しみの感情を伝えています。

10月に札幌コンサートホールKitaraで行われるピアノ・リサイタルのプログラムに入っていたことを思い出した。ピアニストは札幌在住の医師でありピアニストでもある上杉春雄氏。そういえば、上杉氏はデビュー当時、確かこの曲を録音していたはずだと思って調べてみると、残念ながら廃盤になっていた。それが、何故か今日届いたのだ。どうやら、はじめさんが中古を探して手配したようだ。ジャケットを見ると若い~。20歳の頃の録音。

早速、聴いてみた。音がはじけている!まるで炭酸水を飲んだかのように爽やかで楽しい演奏である。ライナーノーツには三枝成章氏が「これほどみずみずしいペトリューシュカを耳にしたことがありません。楽しみながら、のびのびと演奏している様子が目に浮かぶようです。」とコメントしていた。

あのアルトゥール・ルービンシュタインが自分のために世界で一番難しい曲を書いて欲しいとストラヴィンスキーに依頼して1921年に書かれたのが「ペトリューシュカ」からの3楽章。第1楽章の『ロシアの踊り』のスコアを見たら3段譜で和音を素速く弾き続けなくちゃならない。わ、腱鞘炎になりそうだ。

この第1楽章は「のだめカンタービレ」で一躍有名になりました。マラドーナコンクールの本選に向かうバスの中で、のだめが必死に楽譜と向き合っているその時に「きょうの料理」のテーマ音楽が流れてきちゃって、なんとステージで『ロシアの踊り』と「きょうの料理」を混ぜこぜにしてしまうというものでした。まぁ確かに似ていると言えば似ているけれど、ちょっとおちゃらけているシーンでもありました。

第2楽章『ペトリューシュカの部屋』は、主人公の屈折した心情と悲哀なのだそうです。

第3楽章『謝肉祭の日』は、ピアノという楽器が持つ華麗な演奏機能が展開されるように書かれたということですが、なるほどラヴェルの作品に通じるものがあるなと思いました。華麗な音楽です。

10月の上杉氏のリサイタルが今から楽しみです。

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文月

今年も既に半分が過ぎてしまった。朝のニュースを見たら北海道で余市が一番気温が高かったようだ。レッスン室は北側にあるので、朝のうちは快適なのだけれど、午後からどんどん暑くなる。西陽が入るので夜までずっと暑いのだ。家を建てる時にハウスメーカーの人は、北海道は涼しいからクーラーは必要ありませんなんて言っていたけれど、窓を開けて練習出来ないので、すぐにクーラーを付けなければならなかった。昨年買ったサーキュレーターは左右・上下に動くのだが、音が五月蝿いのが難点。毎年9月に発表会を行なっているので、暑い夏に一番練習量が増える。効率良く練習&レッスンが出来るように取り組みたい。

6月までは譜読み、今月のグループレッスンでは全部弾けるようにするのが目標。苦戦している生徒さんに調子を尋ねると、前回のレッスンでは全然出来なかったことが、すんなり出来ちゃっている事が多い。6手連弾、ソロ2曲、ハンドベル・アンサンブルと3つのコーナーに出る生徒さんは夏休みを10日間東京で過ごすようで、その間練習出来ないのだという。これは大変だ!しかし、本人もそれが分かっているようで、今日のレッスンでは随分と進展した。出来る事が増えてくると、面白くなるのか練習も気合が入っていた。

最後に来た生徒さんは、風邪が長引いていて調子悪そうだ。シベリウスの樹の組曲から「樅の木」を弾くが、risolutoの部分が音を掴めずに速く弾くことが出来ないでいる。アルペジオは和音で掴む練習をすると簡単になるのだけれど、塊を読むのが大変なようだ。レヴェルは中級上くらいだけれど、この曲は表現というか雰囲気を出すのが難しいので、今まで大人の生徒さんばかりに当てていた。そんな中で10代の彼女が、どんな演奏をしてくれるか楽しみである。

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桜・望洋台オープンガーデン

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今年で第7回目ということですが、一日限りのオープンガーデンに3年連続で出かける事が出来ました。 お昼時でしたので、街を歩く前に腹ごしらえです。小樽といえば「あんかけ焼きそば」という声が 聞こえてくるようですが、会場に近いということで、今年も「じょっぱり亭」でランチです。 はじめさんは醤油。私は塩。既にコショーをたくさんかけてしまいました。昨年はもっと海老が たくさん入っていて「海老塩焼きそば」だったのに、コスト維持のためか海老は1個でした。 ん、でも美味しかったです。小樽でこれを食べると大好きなキイちゃん(叔母)の事を思い出します。 前回の記事です。

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今年は今まで周らなかったお宅を中心に拝見させて頂きました。
シックな色でまとめられたハンギングはセンスが光ります。
 

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はじめさんが歓喜したハンモック。とっても座り心地が良かったです。

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素敵なデザインにうっとりしました。印象的なクレマチスのアーチ。

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スペースを上手に使っていらっしゃるのがとても勉強になります。
右の写真の「エゴの木」が気に入りました。我が家にも欲しいです。

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「雑誌で見るより遥かにいいね!」と、はじめさん。ガーデンって癒しの空間ですよね。
どこのお宅も薔薇が綺麗に咲いていて見頃でした。

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左は「バレリーナ」。とても小さい可憐な薔薇で、はじめさんのお気に入り。
右は「アイスバーグ」。刺がない扱いやすい白い薔薇は私のお気に入り。

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どこのお宅にも素敵なパーゴラがあって、それが重要な役割を担っています。
我が家もパーゴラのある庭作りをしたいものです。

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家の壁に薔薇を這わせたお宅が印象的でした。腕にたくさんの傷があって、薔薇を
綺麗に維持するのは、やはり大変なのですね。

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「エゴの木」ピンクです。どちらかと言えば白の方が好きですがピンクも可愛い。
駐車場へ向かって歩いていると、目に止まった黄色の薔薇。
今年もお天気に恵まれて、約2時間6件のお宅を訪問させて頂きました。
お花を愛でながら散歩して、それぞれのオーナーから興味深いお話をお聞きする事ができて
とても有意義な時間を過ごせました。ありがとうございます。

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アピールする力

先日のコンクール予選を受けた小2の生徒さんの審査員の評価を、今日のレッスンに持ってきてくれたので読んだのだが、5人の審査員の共通のコメントは、綺麗、丁寧、テンポがしっかりしている。というものだった。では、何が惜しかったかというと、演奏が少しおとなしいというものだった。

選択したガボットは、左手がノンレガートなのだけれど、「もっとはずんで」と書いている人も居れば、「デュナーミクの差をつけて丁寧に弾けていた」というコメントもあった。「元気が欲しい!」という審査員からは一番高い点数をもらっている。出だしがP(ピアノ)から始まる短い曲だが、これもアレグレットで、それほどテンポは速くないのだ。

もう1曲の「やわらかなマーチ」も、一番高く評価してくれた審査員のコメントは「やわらかな表現力がすてきでした」や、別の審査員からは「よくうたって感情がこもっています」に対して、「もっと表現して欲しいと思いました」という評価もあった。楽譜の指定のテンポは四分音符=108だから決して速くはないのだが、上の曲と共通していえることは、コンクール向きの演奏が必要ということでしょうか。タイトルの柔らかに行進するのではなく、かなりの急ぎ足で歩いたほうが強弱は付けやすいのかも知れません。

評価点は低いものはなく、かと言って高い訳ではありませんが、あと一歩(トータルであと5点だったそうですが)及ばなかったのは、経験だったり、本選へ余裕を持って臨めなかった事が大きかったと思います。お母さまは、タッチが弱いのではとおっしゃっていましたが、そうではありません。表現力と一言で済ませるのは簡単な事ですが、どう感じて演奏するかをアピールしていく事だと思います。

まずは初めての参加で、良い評価をもらったと褒めてあげましょう。堂々と演奏できたのだから!ただ、コンクールの趣旨として、4つの時代の作品を深く勉強するところまで行かなかったのが、私は残念でした。予選が迫ってくると、その2曲だけに気持ちが行くのは分かりますが、本選へ進んだ生徒さんはそうではないと思います。予選を通過したら今度は本選の曲というスタンスでは、このコンクールには勝てないと思いますし、これは大きな反省材料となりました。

楽譜に書かれているから、それをきちっと弾くのではなく、そこからどう感じてイメージを膨らませていくのかを小さい子に指導するのは難しいですね。色々な人の演奏を聴いて、同じ曲でも弾く人が違うとこんな風に変わるのかを聴く経験できたのは、コンクールに参加して良かった点だと思います。もう一人参加した中2の生徒さんは、半分も力を発揮出来なかったけれど、前向きな子なので他の人の演奏をよく聴いていたようだ。本選で弾く予定だったモーツァルトのピアノソナタを発表会でリベンジしてもらいたい。

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中田喜直さん

中田喜直さんというと、「雪の降る街を」の作曲者として思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?そう、あのしみじみとした旋律の歌です。

雪の降るまちを 雪の降るまちを
想い出だけが 通りすぎてゆく
雪の降るまちを 遠い国から 落ちてくる
この想い出を この想い出を いつの日か包まん
あたたかき幸せの ほほえみ

これは、一番の歌詞で3番までありますが、偶然TVで歌手の稲垣潤一さんが歌うのを聴いて、なんて素敵な歌い方なのだろうと感激した事があります。

中田喜直さんは、子供や小さい手の人がラクにオクターブを弾ける「細幅鍵盤」を薦めた方としても知られていますね。ヤマハから特注で購入する事が出来ますが、家を建てる時に細幅鍵盤を購入するか迷いました。しかし、グランドピアノを3台並べる広さは確保出来なかったのでやめました。当時、舘野先生が監修している「スオミ・ピアノ・スクール」の公開講座をされていた先生が札幌にいらして、その先生のレッスン室には細幅鍵盤と普通サイズのグランド2台、計3台がズラッと並んでいました。細幅鍵盤だとリストでもショパンでもラクに弾けると、おっしゃっていましたが、私は弾く機会がありませんでした。弾いてみたかった…。

今年の発表会では、3人の生徒さんに中田喜直さんの曲を取り上げていますが、なんだかいつもより練習してくるのです。響きが綺麗な「夕方の歌」や、元気で面白い「土人の歌」などが子供に受けるのでしょうか。「おまつり」が当たっている生徒さんは苦労していますが、確かにけっこう難しいですよね。選択したのは「日本のいなか」「おまつり」「ひとりぽっち」「土人の歌」「わらべうた」「夕方の歌」です。有名でカッコイイ「エチュードアレグロ」も候補に挙がりましたが、なかなかピニスティックなので、もう少し上達してからチャレンジしてもらおうと思います。

中田喜直さんは、とても繊細な方で、本当かどうか分かりませんが、ししゃもの骨までよけて食べるという事を聞いた事があります。

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オクターブ

私は手がとても小さいが、指が広がるのでオクターブの曲でそれほど苦労したことがない。いくつの頃からオクターブが届くようになったのかは覚えていないが、小4の時に「エリーゼのために」を弾いたから、それよりは前だったのだろう。オクターブが連続する「乙女の祈り」も小学生の時に弾いたと思う。その頃の練習曲としてツェルニー30番、バッハ:インヴェンション、ソナチネなどを弾いていたらから、オクターブは当たり前のように出てきた訳で。

昨日のレッスンで小5と小6の生徒さん同士で連弾する曲を練習したところ、ふたりともセカンドパートを弾いている最中に手が痛いと言って手をぶらぶら降り始めた。確かにセカンドはオクターブと和音が多い。普段はブルグミュラー25のレヴェルだから、それほどオクターブが出てこないので、指を広げるストレッチが必要なのだと思った。

先日のコンクールの予選で、とても小柄な小5の生徒さんが中学生に混じってラクラク演奏しているのを聴いて驚いたが、オクターブを含む和音も多くあるのに柔らかなタッチで全く力む事無く弾いていた。脱力奏法が身に付いているのだろう…。こういう生徒さんは、毎日どういった練習内容でどれくらい練習するのでしょうね。

教室には50代でピアノを始めた小柄な生徒さんが、最初はオクターブが届かなかったのに、いつの間にか届くようになっていたという例がある。10年のキャリアがある生徒さんなのだが、指を広げているうちに手が柔らかくなって、オクターブも届くようになったのでしょうね。

手が大きい人でもオクターブが苦手という人も居る。過去には、電子オルガンでは講師レヴェルの実力の人が「乙女の祈り」でオクターブに苦労して泣きだしてしまった事があった。その後、結婚して遠くの地へ行ったので分からないが、上の生徒さんのようにオクターブが届かなくても、訓練しているうちに、きっとラクに「乙女の祈り」が弾ける日が訪れたであろうと思った。

ん、でもやっぱりピアノを弾くには、手が大きい人が羨ましく思います。

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初めてコンクールに参加した生徒さんたち

昨日は、初めてピティナのコンクールに生徒さんが2人参加した。やはりステップとはまるで違う世界だった。

A1級に参加する小2の生徒さんは、朝9時過ぎに受付との亊で家を7時半に出た。予選はこの日の他に後2回くらいあったと思うが、それでも15人と思ったより少なかった。その前に就学前のお子さんたちのA2級というのがあり、このグループと同時に演奏が行われた。HPにも生徒さんの参加票にも何も書いていなかったのだが、受付で参加本人以外は入場料が1人1,000円かかるという亊を知らされて驚く。せめてご家族の方々は無料に出来ないのものでしょうかね。それから、演奏は拍手無しでお願いしますと最初に放送があった。要するに予選は、本選への選抜だから淡々とスケジュールを遂行するという亊で、ステップのようなアットホームな場とは大違いであった。

足台の設置もステップは係の人が行なってくれたのだが、これも保護者か指導者が行うのだ。ここで凄く驚いた亊があった。足台を使用する人はほぼ全員が持参されていた亊だ。それだけコンクールは僅差の勝負だから出来る事は何でもしなくてはならないのだろう。会場を一枚の板で仕切った程のステージへの袖へ10人前になったら行くように言われた。その狭い通路に演奏する小さい子と保護者または指導者がびっしりと並ぶ。しかも持参した足台を持って!しかし、足台を持参していない私はどんな足台なのか心配で係の人に聞いたのだが、大丈夫ですと言われるばかりであった。そして出番直前になって、ステージの袖で静かにセットの練習をしてくださいと言われた。それは4段階になっているようなのだが、思うように出来ずに係の人に、いつも使っている高さくらいのところにセットしてもらった。賭けであったが、ステージへ足台を持って行き、生徒さんに座ってもらったところ、ほぼいつもと同じ感じで生徒さんも頷いて演奏が始まった。

袖で生徒さんの背中を見ながら聴いていたが、実に落ち着いて堂々と演奏するのには驚いた。ミスはひとつも無い。良い出来だった。会場に戻ってはじめさんにどうだったか聞いてみたが、丁寧で好感の持てる演奏だったというコメントだった。選択曲のテンポをコンクールの2日前に速すぎたので指定の4分音符=108のテンポで練習したのだが、このテンポで弾いている人は他に一人で、後はみな120~130くらいのテンポなのだ。この方が生き生きとは聞こえるかも知れないが、マーチの速さではないと思う。結果は、残念ながら入賞できなかった。私はまだ審査員の方々のコメントを読んでいないので詳しい評価は分からない。次回のレッスンでそれを読んで反省会しようと思う。しかし、小さい子にとって、先生も良かったと言っていたし、いつもと同じように弾けたのにどうして?の連続で悔しかっただろうと思った。コンクールはミスなく演奏するのは当たり前。加えて、いかに表情豊かに、そして深いタッチでピアノを鳴らせるかという亊だと思う。僅差の勝負だからこその足台持参なのも納得した。

B級になると、ぐんとレヴェルが高くなって聴いていて、ただただ驚くばかりだった。昼食を摂るため数人聴いて会場を出た。もう一人の生徒さんが出場するのはD級。中1~中2の生徒さんなのだが、プログラムの中に小学生も何人か混ざっていた。こういう子は、自分の級より上でも通用する生徒さんたちなのだろう。実際、とんでもなく上手い小5の生徒さんが居た。横に居たはじめさんも「巧すぎる」とつぶやく程だった。当然、入賞していました。

初めて出るので、生徒さんには、演奏前に途中で切られる場合があり、その際にブザーが鳴る亊を告げた。実は小さい子たちの時は曲が短いのでブザーが鳴ることはなかったのだが、C級を聴いていてこのブザーが鳴り、かなりびっくりしたのだ。しかし、拍手が入らないのは最初に放送されただけで、受付でも言われなかったという。恐らく彼女くらいの学年の生徒さんは小さい時から参加しているので、そんな事は知っているでしょうという事なのでしょう…。だから、ちょっとステージでオドオドしてしまって、そのまま演奏に突入してしまった。無理もないと思う。前日に弾いたテンポより相当速くなり、故にタッチが甘くなり、音が客席まで響いてこない。切られるなという箇所であったが、ブザーの音が無常に感じた。そして2曲目も最後まで演奏させて貰えなかった…。勿論、他の生徒さんもソナタなどは再現部でブザーが鳴ったけれど、レヴェルの違い、練習量の違いを痛感した。どの生徒さんも場慣れしていて、やはり小さい頃からコンクールに参加しているのだろうと思った。逆に言えば、このクラスに混じってよく弾いたと思った。結果はどうであれ、この経験を生かして今後に繋げて貰いたい。全ての演奏が終わって落胆しているだろう彼女に声をかけにいったら、「でも、楽しかった」と笑顔で答えてくれた。コンクールに出ると言ったのもスゴイけれど、これには本当に驚いたわ!でもね、今のレヴェルをもっと上げないとね。ガンバレ~

さて、次のE級は中3~高1の生徒さん。この級が4人と少ないのは勉強との両立の難しさなのでしょうか。しかし、この級の4人は素晴らしく上手くて聴き惚れた。拍手できない代わりに、大きく頷いてその演奏を讃えた。参加しているのは中3と高1の生徒さんなのに、演奏も容姿も大人だなぁと思った。F級も最後迄はじめさんは聴こうと言っていたのだが、流石にバッハの平均律を連続で聴くのはシンドイので4人まで聴いて会場を後にした。

長い長い一日でした。初めての参加で知らなかった事が多く、驚きの連続であったが、たいへん勉強になりました。ご両親のご理解のもと、生徒さんも努力したと思います。

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人前での演奏を積む

土日にレッスンがある時は、平日と違って朝が早い。私は、朝が苦手なのだが暫く続きそうだ。

朝一番は5歳の女の子から。近くのスーパーへ行くときに、その子が通う幼稚園を通るのだが、外で賑やかに運動を行なっている。「なにやっているの?」と聞くと、「うんどうかいのれんしゅう!」と元気よく答えてくれた。「いつ?」「あした!」。あっそうだったの。それで最近よく焼けているのだな。今日は肌寒かったけれど、明日は気温も上がるみたいだから頑張ってね。

続いて、忙しすぎる看護師さん。先日は久しぶりにグループレッスンに参加が出来て良かったとの亊でした。やはり人の演奏を聴いたり、人前で演奏する亊が励みになると思うし、頑張ろうという前向きな気持ちになるのだと思う。後藤ミカさんの「ブルグミュラーでお国めぐり」のコーナーに出ていただくので、ソロと連弾の2曲がありボリュームがある。譜読みの間は2台で練習していたが、1台のピアノで連弾してみると手がぶつかったりするから、スリリングだし、面白い。本当に子供も大人も楽しめる素敵なアレンジだと思います。

次は、久しぶりにレッスンの札幌から大人の生徒さん。練習が心配だったが、やはり間が開くとそれに比例して練習していない。レッスンの最後に、ダカンの「カッコウ」と彼女が弾くシューマンの「飛翔」を弾いた。「カッコウ」は面白い曲だと言い、小2の生徒さんが弾くというのを聞いて驚いていた。シューマンの「飛翔」は演奏効果が高いので、たいていの人は「おぉっ!」とか「スゴイ!」とかの反応がある。カッコイイ演奏が出来るように頑張って欲しい。明日コンクールに参加する中2の生徒さんと、はじめさんの3人でコラースの練習をした。そして、お客さんになってもらって、コンクールの曲を演奏してもらった。「えーっ」と言っていたが、明日が本番なのだから。前回よりも内容が良くなっていたし、演奏時間も8分半かかっていたのだが、8分になった。テンポがあがってスッキリとした感じ。欲を言えば、もっとインパクトのある演奏をして貰いたいが、よく頑張ったと思う。明日は無心になって、自分の音だけを聴いて、自分の世界を作ろう。

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