雲雀が目の前に/海の日

7月18日(月)海の日
PMFの野外コンサートから帰ってきて、夜10時半頃、母が鼻血が1時間位も止まらないと言う。見てみると、もの凄い出血で横になると喉の方まで血がきて苦しいと。もう、びっくりして、母は嫌だと言ったけれど、すぐに救急車を呼んだ。本人は、すぐ止まるだろうと思っていたようだが、この出血量で1時間もとは…。深夜、住宅街に救急車を呼ぶのは、隣近所にご迷惑だったかも知れないけれど、そんな事を言っている場合ではなかった。決して自慢ではないが、私は救急車で3度も病院に運ばれた経験がある。だから、すぐに病院へ母を連れていってくれると思っていたのだが、車の中で事情を聞かれるばかり。薬手帳を探しに母の部屋へ行ったりと、なかなか運んでくれない。その間も、相当な量の出血があって、心臓がバクバクしていた。そういう時は時間が長く感じるらしいが、ようやく近所の病院へ運ばれ処置室に入った。原因は鼻の中の動脈が切れて、その場所が悪かったらしく、また血圧が192もあって大出血となったようだ。処置が終わると、血圧も133に下がり、もう大丈夫だろうということで、はじめさんに迎えにきてもらって、母を連れて帰宅した。時計は深夜12時30分。とにかく何でも無くて良かったと、ホッとした。

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翌朝。母の様子を見に行ったが、本院はケロッとしてTVを観ていた。もう心配は無いようなので、はじめさんと、毎年「海の日」に行われている「いきいき祭り」の会場までウォーキング。会場まで急ぎ足で歩く。途中、目の前に雀より、ちょっと大きな鳥がやって来た。カメラを持って近づくはじめさん。鳥はシャッター音に慣れているのか逃げない。「僕、可愛いでしょ。」と、ポーズを取っているような感じ。そこへまた1羽、さらに1羽飛んできて、飛んで行ってしまった。「もしかすると、あれが雲雀かな」と私。帰宅して調べてみると、正しく「ひばり」でした。

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万歩計を見ると、自宅から30分急ぎ足で歩いて5000歩を超えていました。肌寒いのが丁度良い感じです。DMを渡すと、シートを頂きました。ラッキー。椅子が埋まっていたので、早速シートを広げました。感謝祭という事で500円分の食事券とビンゴカード1枚頂きました。焼きそばや、焼き鳥をパクパク。ビンゴカード2枚と、喉が乾いたのでお茶を購入しました。

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「祭りのやり方が上手くなった」と、はじめさん。以前は狭い場所でビンゴ大会を行っていましたがが、海側の広い会場にステージを設けていました。この方が断然良いです。ビンゴ大会は、ニッカのよりも細かく景品が用意されていて、長く楽しめるので面白いです。でも、我々は全然当たりません。帰宅途中、お蕎麦屋さん「卓美」に寄りました。以前はラーメン屋さんでしたが、息子さんが場所を継ぎ、蕎麦を打っています。私たちはラーメン屋さんにはあまり入りませんが、ここはお気に入りです。蕎麦は2種類ありますが、私たちは田舎蕎麦。「皿そば」という大盛りと、「天せいろ」(普通盛り)を注文。お蕎麦も天麩羅も美味しいです。大きな海老が2本も。はじめさんのお気に入りは「蕎麦かりんとう」。「これ売って欲しい」と言い続けていましたが、今日お店に行くと、すぐに目に入ったようです。家で、ひと袋ほとんど一人で食べちゃいました。(^^, お蕎麦を食べながら、秋に友人の別荘でオフをする予定なのですが、「みんなで手打ち蕎麦と、くし揚げパーティをしよう!」と張り切っています。その前に教室の発表会があるのですが…、無事に終わって楽しめますように今は頑張らなくちゃです。

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PMFコンダクティング・アカデミー演奏会

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7月17日(日)
昨日は、清水和音さんのオール・ラフマニノフを聴いて感動しました。夜はホテルからススキノまで歩きましたが、どしゃぶりの雨で今日の演奏会が行われるか心配でしたが、芸術の森へ行ってみると、続々と車が入っていきます。皆さん、早い!写真はヤマボウシ。小樽のオープンガーデンへ行った時に名前を教えてもらいました。こんなに大きくなるのですね。白いお花が満開でした。

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ピクニックコンサートの時は芝生席の前で聴きますが、今日は椅子を持って会場の後ろで聴きました。これはこれで見晴らしが良くて、あずましいです。テントを張っている家族もいました。雨が降っても安心ですね。

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連休中で、お天気がパッとしないのでお客さんも少なめでした。小雨が降って肌寒かったですが、ポンチョを着たりしてしのぎました。午後3時開演までまもなくです。今日は4人のアカデミー生が指揮します。ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲から始まりました。続いて、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。真っ赤なドレスを着たヴァイオリニスト、アヌシ・ニコゴシアンさんが登場。会場が一気に華やかになります。透明感のある高音が森の中で素敵に響きました。いつも思いますが、ホルンという楽器は鳴らすのが難しそうです。休憩の後は、シューマンの交響曲第1番「春」。ちょっと空が明るくなってきました。そして、最後に日本人の指揮者が降るリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」。冒頭のホルンが主人公を表すのだとかで、ホルン大丈夫かと心配でしたが、この曲は良かったです。指揮者の原田慶太桜さんですが、とても魅力的な指揮をしていました。何度もステージに呼び出されていましたよ。昨日、今日と演奏会を楽しみ、小旅行気分で帰宅しました。

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清水和音 オール・ラフマニノフ・コンチェルト

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日時:7月16日(土) 午後2時開演

場所:札幌コンサートホール Kitara
指揮者:高関 建
ピアノ:清水和音
管弦楽:札幌交響楽団

楽しみにしていた清水和音さんの、デビュー30周年記念”オール・ラフマニノフ”に出かけました。一人のピアニストが1日のコンサートで4曲ものピアノコンチェルトを弾くなんて、前代未聞!と驚いていたら、8月のサントリーホールでは、「パガニーニの主題による狂詩曲」も入っているのですね。ん、これが一番聴きたかった…。しかし、3時間にも及ぶマラソンコンサートは、聴き応え十分、そして素晴らしい演奏会でした。

ラフマニノフのピアノ協奏曲は4曲ありますが、最初に作曲された1番は、まだモスクワ音楽院の学生だった頃の作品。なんと卒業試験のために書いた曲だったとは!演奏会では滅多に取り上げられる事は無くて、生の演奏を今宵、初めて聴きました。メロディアスで、甘美。いかにもラフマニノフだと分かる作品。清水和音さんの演奏が、あまりにもナチュラルで、はじめさんの開口一番は「軽々と弾くなぁ」でした。さて、続いては大好きな第2番。あのピアノから始まる冒頭。何度聴いても鳥肌が立つほど好きです。しかし、この日は冒頭だけではなく、曲全体に鳥肌!?あっという間に、2曲が終わってしまいました。もう少し聴き入っていたい気分ですが休憩。はじめさんは、清水氏の最新の録音に発表会で弾くコンソレーション第3番を含む全6曲が入っているし、直筆のサイン付きという事で、早くゲットしたい様子でした。リスト生誕200年記念の録音は、ロ短調ソナタ、ペトラルカのソネットから有名な3曲、そしてコンソレーション全曲という内容です。会場に戻ると、すっかり興奮気味に「もう、何曲でも続いて欲しい。音の幅が凄いねぇ。今日はオケも良いし、指揮者との息がピッタリ!」と、はじめさん。嬉しそうです。続いて4番が先に演奏されました。4番も演奏会で取り上げられる事は滅多に無く、学生の時、プラハで聴いて以来です。この作品は既に創作活動から離れて意欲の無くなった時期に書かれたそうで、メトネルに勧められて書き、メトネルに献呈されたという事です。創作の意欲が薄れた時期に書かれた作品とは思えないほど、面白く斬新な音楽でした。4番のCDは持っていないと思っていたのに、第2楽章が始まると「これ知っている」と、はじめさん。この楽章だけ入っている「アダージョ・ラフマニノフ」の中に収録されていました。3番の前にもう一度、休憩が入りました。難曲で知られる第3番ですが、この曲を弾くために清水和音さんはピアニストになったとか。さぁ、ラストの曲が始まりました。美しいピアニッシモ、強烈で強靭なフォルティッシモ。清水和音さんはピアノという楽器を鳴らすのが、もの凄く上手いと感じる数少ないピアニストだなぁと思います。すっかり聴き入っていましたが、突然、オケが崩れピアノと合わない瞬間が少し続き、指揮者も慌てている様子でしたが、清水氏は集中していました。どうしたのだろうと思っていると、何かアクシデントがあったようで、ヴァイオリンの女性が急に立ち上がり、ステージの外に出たそうにしていましたが、扉が開きません。弦が切れたのでしょうか?分かりませんが、暫くそんな状態が続き、ハラハラしました。第1楽章が終わっての清水氏、ご自身に気合を入れているような様子が見られました。ちょっと手を合わせて次のパッセージの準備をしているかのような仕草も見られ、コンチェルトを1日に4曲、しかも最後に膨大で難解な3番を弾いているピアニストの演奏に立ち会っている私たちも祈るような、そんな感じで聴き入っていました。もちろんオケも一体となって。大興奮の会場、拍手が鳴り止みません。昨年の3大ピアノコンチェルトの夕べも素晴らしい内容でしたけれど、今宵は更に素晴らしかった。リストのCDを、じっくり聴きたいと思います。

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雲のような灯り

家を建てた時、レッスン室の照明をどうするかで色々と悩んだ記憶がある。レッスン室は18畳の吹き抜けで高さは4.7メートル。担当の家具屋さんが、良いのがあった!とカタログを見せにきてくれたのは、もう17年前の事。

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ワイヤーで吊るした雲のような照明が3つ付いた。これがまた、高さやバランスを見てくれと言われたが、業者さんの判断にお任せしますと言うしかなかった。そして、業者さんたちと悩み、やっとの思いで取り付けてもらったのだ。家を建ててから17年。驚いたことに、電球が切れたことがないのだ。いつ切れるのだろうと時々考えたりした事もあった。数年前には、ホームコンサートも行った事があるのだ。それが遂に、昨日、真ん中のが切れた。レッスン中に、なんだか電気がチカチカするなと思っていたら、スイッチを入れてもつかなくなったのだ。一番最初に切れるとしたら、つける頻度が高い真ん中だろうと思っていた。両端のもそろそろなのかも知れない。

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今日、はじめさんに2メートルの脚立に登って調べてもらうと、蛍光灯のソケットが焼け焦げて溶けている!というのだ。驚いた。メーカーに問い合わせると、作業をするのに足場を組まなければならず、そうなると金額も張るそうだ。レッスン室に行くと、焼け焦げた嫌な匂いがした。メーカーの人には、今まで何度電球を取り替えましたか?と聞かれたが、今回が初めてというと、よく持ちましたねぇと、びっくりしていた。ちなみに、この雲のような電気は、製造中止でもうないという。直ったらそのまま使えるが、問題は直らない場合だ。はじめさんに調べてもらうと、似たようなのはあるという。レッスンがある時は、午前中でも電気をつけるのでLEDに替えたいなぁ。とりあえず、この蛍光灯には17年間ご苦労様でしたと労ってあげたい。

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小樽マリーナでクルージング/小樽ビール倶楽部 2

7月10日(日)

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16時40分。お楽しみのクルージングです。小樽ビール飲み放題1,800円の料金に含まれているんですから、凄い企画です。佐藤さんからライフジャケットを着せてもらって嬉しそうなノンさん。さぁ、それそろ出航です。あれ、コーさんは、お留守番だそうです。行って来まーす。

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女性陣は2階席で優雅な気分に浸りました。私のクルーザーへようこそと言っているようなノンさん。オーナー気分です。

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下の席の方が迫力を感じるようです。絶対、帽子が飛びますと言われた、はじめブラザーズ。気持よさそうですね。 

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夕暮れの小樽港クルージングは最高でした。あぁ、楽しかったぁ。

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少し肌寒くなってきました。皆さんアウトドアの達人たちなので準備は万全です。集合時間の前に銭函駅で下車してカレーを食べてきたのが響いたJanisさんは、、クルージングの後、観覧車の方までウォーキングしてきたそうです。次回はお腹を空かせてきましょう。

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本当に楽しいと時間は、あっという間に経ってしまうものですね。14時過ぎから解散の20時まで今年も飲んで食べて、大いに楽しませて頂きました。企画の佐藤さん、参加の皆さんお疲れ様でした。早くも次のオフ会の話に盛り上がりながら会場を後にしました。

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小樽マリーナで豪華食材に舌鼓を打つ/小樽ビール倶楽部 1

7月10日(日)

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JR小樽築港駅で14時前に参加の皆さんと待ち合わせ。南樽市場へ買出しに行こうとしていたのですが、ノンさんと我が家の食材で十分だという事になり、かなり早いですが15時開始の小樽ビール倶楽部の会場へ行ってみました。なんと、もう飲んでいる方々が!到着時は曇りだったのに、一気に晴天となりました。まずは季節のビール「シュヴァルツ」でプロスト!

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見てください、この素晴らしいお肉。番号が付いていますよ。流石はノンさん、気前が良いなぁ。

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今年は焼き係が沢山居るからあずましいと言っていた、はじめさんですが、一人で焼いています。そこへ優しいコーさんが来てくれました。

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まずはビールを飲んで落ち着くノンさん、Janisさん、いくみさん。カニやらツブ刺しやら豪華食材に囲まれて幸せです。さぁ、そろそろステーキを焼きましょう。

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良い感じに焼けました。Janisさんの見事な包丁さばきで、あっという間に2皿分もの特大ステーキを席へ運びました。そこへ企画担当の佐藤さんがやって来ました。何をしているかというと、私がコーさんに是非マカダミアナッツ&ナッツを割る器具を持ってきてくださいとお願いしたのですが、これが佐藤さんに大受け。ジャイアントナッツがパキっと良い音を立てて割れるので感動的なのです。ちなみに私は、割れずにJanisさんに「下手だわ…」と。皆に笑われました。不器用でスミマセン。佐藤さんは殻付きのマカダミアナッツを初めて見たのだそうです。

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嬉しそうにナッツをパキパキ割るはじめさん。この場でネットにアクセスして注文しているではありませんか。(^^; 右はノンさんの長年のキャンプのグッツ。メチャクチャ美味しいアサリの蒸し焼きに一同カンゲキ。ビールがはかいきます。 

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有森 博 ピアノリサイタル

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7月7日(木)
久しぶりのコンサートで札幌コンサートホールkitaraへ出かけました。有森 博さんは、アンコールを沢山弾いてくれるピアニストなので、あずましく聴くためにホテルに車を預けました。夕暮れの中島公園を少し散歩しました。午後6時半頃ですが、まだ明るいです。

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パティオでビールでも飲みたい気分でしたが、楽器店の担当の人とロビーで待ち合わせしていたのでした。今日は小ホールでのリサイタルです。ピアノソロを聴くのは私は小ホールの方が好きです。ニコニコ笑顔で有森さんがステージに登場。プログラムは、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」から。とても粒立ちの美しい演奏でした。学生の時に弾いた事がありますが、変奏曲って面白くて好きです。続いてリストが2曲。バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」とロ短調ミサ曲の十字架につけられ」の通音低音による変奏曲という、なんとも長いタイトルの曲で、初めて聴かせて頂きました。そして「詩的で宗教的な調べ」より眠りから覚めた御子への賛歌。こちらはよく聴く好きな曲です。今日のリサイタルは川窪八洋氏追悼コンサートという事ですので、選曲も頷けました。前半の最後は、ロシアの作曲家パプストのチャイコフスキーの「眠れる森の美女」による演奏会用パラフレーズで、超絶技巧の嵐のような凄い曲でした。はじめさんは、リストの曲だと思っていたようです。有森さんはロシアに行くと必ず劇場にバレエを観に行かれるそうです。

後半は、ラフマニノフのコレルリの主題による変奏曲。変奏曲好きには堪らない曲ですね。演奏時間18分という大作で、ラフマニノフ特有の哀愁が漂う素晴らしい演奏を堪能させてもらいました。この後にショパンのバラード3番&4番。3番の出だしが、とても上品で軽やか!はじめさんは、本日一番と言っていました。打って変わって4番は、ためらいがちに曲に入っていきます。前半から中盤にかけて、やや緊張気味で少し不安定な響きでしたが、後半のまとめ方は流石。圧巻のコーダでした。しかし、プロの演奏を聴いても、この曲は本当に難しいと思います。さて、第3部ともいえるアンコールです。有森さんのアンコールはいつも何が聴けるだろう楽しみなのです。なんと最初にグリンカ=バラキレフの「ひばり」が演奏されました。今日は可愛がっていた「ぶっきー」が旅立ち、また舘野先生の愛奏曲というのもあって、ボロボロ涙が流れて止まらなくなってしまいました。こんなに美しい哀歌ってないと思います。素晴らしい演奏でした。2曲目はエルガーの「愛の挨拶」。エレガントです。3曲目はロシアっぽい曲。これは分かりませんでした。いつもアンコール曲は貼り出されるのですが、間に合わなかったようです。4曲目は、ちょっと鍵盤に指を置いて確認?されたのか分かりませんがショパンのノクターン遺作。そして、お客さんもびっくりの5曲目。バッハのカンタータ「主よ人の望みの喜びよ」でした。ヘスによる編曲だと思いますが、大変感動致しました。はじめさんも、特にアンコールは肩の力が抜けて、どれも快演だったと喜んでいました。ピアノってやっぱり良いなぁと思う素敵なコンサートでした。

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器用に生きた「ぶっきー」

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2009年10月31日。産卵箱を使ったのは、これが最後。「ぶっきー」は産卵箱の中で生まれた。奇形だったから、産卵箱を使わなかったら、長生きできなかったと思う。下の方でうずくまっているのが、二匹居る。どちらかが「ぶっきー」。

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2009年12月13日。産卵箱からイヤイヤ出したのを覚えている。左側の手前が、ぶっきー。奥の方は「未熟児」と呼んでいた。ぶっきーは泳げたけれど、この子は泳ぐ事が出来ず、いつも下の方に居た。そして、長く生きられなかった。

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2011年3月。ボスプラティの「ライオン」は別格の存在だったが、「ぶっきー」も誰からも攻撃を受けることはなかったので、ストレスを溜めないで生きてこれたのだと思う。「ぶっきー」の兄弟のほとんどが先に旅立っていった。「ぶっきー」は、アイビーの上でのんびりするのが好きだった。はじめさんが言うには、「ぶっきー」は、むしろ器用なのに、私に勝手に「ぶっきー」と付けられてかわいそうだと。

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2日前から、いつもの位置に「ぶっきー」が居ないので、水槽の中を探し呼びかけた。声が聞こえているのか「ぶっきー」は、どこからともなく現れ、やっとの思いで定位置に泳いでいった。その様子を見て覚悟しなければならないと思った。昨日も居ない。やはり呼びかけると、必死に姿を見せてくれたのだが、横たわって、もう泳げない状態だった。ここのところ、隠れるようにアイビーの中に居たのは具合が悪かったからなのだろう。その頃から不思議な「しろちゃん」は、「ぶっきー」のそばに居るようになった。横に居たり、覆うようにしていたので、もしかすると守っていたのかも知れない。「ぶっきー」は内出血をしているようだったから。「ぶっきー」は、最初に生まれて可愛がっていた「プリティ」の子だが、何故かホワイトプラティだった。ミッキーマークも無い、真っ白な「しろちゃん」は、「ぶっきー」と親子なのかも知れない。身体の大きさはまるで違うけれど。7月6日の夜、「しろちゃん」は、ひっそりと旅立ち、後を追うように「ぶっきー」は、今日の明け方に旅立った。まるでバンザイをしているかのように懸命に泳ぐ「ぶっきー」を見るのが好きだった。昨日は、横たわってヒレを動かす仕草が、「バイバイ」と言っているような気がした。短命な彼らにとっての一日一日は、とても貴重な時間だったのだろう。奇形に生まれたけれど、器用に生きた「ぶっきー」。毎朝「おはよう」を言うのが日課だったから、これから寂しくなる…。

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明るい気持ちでピアノを弾こう

スタッフを担当していた生徒さんが発表会に参加できなくなったため、どうしようかと思い、ダメもとで幼稚園の時から高3まで習っていた生徒さんに電話してみた。突然、電話したのでびっくりしていたけれど、相変わらず元気が良く明るい声が聞けて、なんだかホッとした。そして、スタッフの件も快諾してくれた。それならばと、はじめさんが、今度はコーラスの応援をしてもらえないかと言う。それも先ほど快諾してくれた。はじめさんとMちゃんのゴールデンコンビは今年も健在のようだ。

毎日、色々な事が起こり、その都度、喜んだり、どうしようかと悩んだり…。そんな事を繰り返しながらも、今年は20周年を迎えた。しかし、20年経っても、ハラハラする事は多いし、色々な生徒さんが居るので、臨機応変に対応するのは至難の業。特にこの時期は、発表会の曲が弾けない事でナーバスになり、「辞めたい」と親御さんに言っている生徒さんが何人か居るようだ。昨日も、お母様から「ブルーになっています」と告げられレッスンをしたのだが、秋の発表会の曲なのだから、当然いつもより難しいのだ。しかし、どんな風にしたら弾けるようになるのか、また練習してきたけれど、どこが弾けないのかなどなど相談してレッスンしていくと、「ほら、出来たでしょ」の連続で、ようやく笑顔が見られた。やれやれ。その前の生徒さんは、ご挨拶を引き受けてくれた、ハニカミやさんだが、ナーバスにはならず、むしろ上手く弾けない自分が可笑しいらしく、うふふと笑うのだ。私は熱いレッスンをしているので、うふふが出ると、ついコケてしまうのだけれど、これくらいじゃないと、と思う。実際、うふふのRちゃんは、とても進化している。もう一人、50代の大人の生徒さんの進化が凄い。以前は、つっかえつっかえ弾いていたのに、今年はまるで違う。こちらが心配するくらい難しい曲を選択したのだけれど、とにかく集中して弾ききる。そして、はぁと溜息。余程、緊張しながらも集中しているのだろうと思う。こういう姿を見ると、本当に凄いなぁと嬉しくなる。

明日は、久しぶりのコンサート。有森 博さんを聴くのは久しぶり。とても楽しみ!

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美しい泡のワイン

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先日、北一硝子へ行った時に購入してきたワイン。北一硝子が直輸入しているそうですが、豊富な品揃えで、全てイタリアワインです。ほとんど試飲できるのが凄いと思いますが、ちょっと遠慮しますよね。と言いつつ、はじめさんは運転手だったので、はじめさんが気になるワインを私が試飲させてもらいました。どちらも流石はイタリアという美しいボトルです。これに決めたのは微発泡ワインで辛口だったから。左のボトル(既に空瓶です)は、とても長いですが、両方とも750mlです。赤の微発泡は珍しいです。ロンバルディーニ/レジャーノ D.O.C.ランブルスコ”イル カンパノーネ”と、とても覚えられそうにないですが、「ラ・カンパネラ」に似てて気に入りました。グラスに注いだ時に、濃いルビー色でシュワーと音がして、はじめさんと共に「おぉ!」と歓喜しました。爽やかで甘酸っぱい味わいを楽しみながら、グラスに少しずつ注いでシュワーを飲みました。2,600円なので、普段飲みにはちょっと高いですが、たまには良いですね。
ブルーボトルは昨夜、花火大会の後で飲みました。はじめさんはブルーボトルが好きなようです。シルヴェストリ/シルヴァー ブルー。2,200円。赤より、覚えやすいネーミング。地中海のようなブルーボトルと立ち上がる泡が大変美しく、とてもフレッシュで、スイスイ入ってしまう危険なワインでした。昨日はウィンブルドン最終日でしたが、男子決勝戦を観戦するには1本で足りず、普段飲みのイタリア赤ワインを追加しました。(^^;

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