朝・昼・晩と3回のレッスン日

月曜日から年内最後のハードなレッスンが続き、今日は急遽札幌からの生徒さんが入ったため、朝・昼・晩と3部構成のレッスンで流石に疲れました。はじめさんには昼食タイムがあまり無いので、簡単なものでと言いましたが良い顔をしないので、朝のレッスン前にすぐ食べられるように野菜炒めを作っておきました。野菜好き、特に人参が入っているとご機嫌なようです。卯年だからでしょうか。さて、明日の午前中レッスンで仕事納めです。

ピアノを弾く時、フォルテよりもピアノ、特にピアニッシモを綺麗に弾くのは難しいと思いますが、昨日はレッスンで「どうしたら弱い音が出せるのか、コツを教えて欲しい」と小4の生徒さんから質問がありました。身体の使い方や、打鍵のスピードなどで実際に弾いてみて示しますが、少し分かってきたようです。最近、スキーのレッスンでも、弱い音を弾くコツに通じるような事を教えてもらったとかで、なるほど~と頷いていました。家で練習しないとお母様から心配されている生徒さんですが、こういう質問をしますし、熱心に演奏を聴いてくれますからピアノが好きであることは間違いありません。「先生は、お弾き初め会で何弾くの?」「ん、当日のお楽しみということで」
こんな質問もありました。嬉しいですね。先生も頑張らないと!と思います。

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大雪のクリスマス

クリスマス寒波というものらしいですが、寒いです。そして、ホワイトクリスマスを通り超えて、このドカ雪!レッスンの予定も狂わされる事がしばしばありますが、昨日は朝のレッスンを予定していた生徒さんのご父兄から、まだ除雪が入っていないので行かれないと電話がありました。

お休みしますと言っていましたが、お弾き初め会までレッスンが無いのは可哀想だなと思い、明日に延期しましょうと答えたものの、また大雪が降ったら大変なので、午後のレッスンに変更の電話を入れました。無事にレッスンできましたが、全然練習していなくてガクッ。(^^;

札幌からの大人の生徒さんは前日に電話がありました。ちょうど私達も札幌から帰宅したばかりでしたが、札幌は晴れていたのに余市は荒れ模様の天気。倶知安のご実家から吹雪いて危ないからと連絡があったそうで、レッスンを変更する事になりました。

いよいよ明日から29日まで今年最後のレッスンが続くわけですが、お天気は悪そうです。教室は、車での送り迎えが多いので、はじめさんは朝早くから完璧に除雪しています。今日はレッスン休みで私も手伝えましたが、昼食の時にお箸を持つ手がぷるぷると震えました。雪かきすると、しばらくピアノが弾けなくなるのもやっかいです。できることならスキー場だけに降って欲しいです。

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小山実稚恵「音の旅」~音の洪水~

第12回 2011年12月22日(木)【前奏曲・練習曲シリーズⅢ】
札幌コンサートホールKitara 小ホール
ピアノ:小山実稚恵

シューマン:パガニーニの奇想曲による練習曲 作品3
第1曲イ短調 第2曲ホ長調 第3曲ハ長調 第4曲変ロ長調 第5曲変ホ長調 第6曲ト短調

ラフマニノフ:前奏曲集より
32-5ト短調 32-10ロ短調 32-12嬰ト短調 23-5ト短調 23-6変ホ長調 23-2変ロ長調

~休憩~

ショパン:12の練習曲 作品25より
25-1変イ長調「エオリアンハープ」 25-7嬰ハ短調
25-6嬰ト短調 25-9変ト長調「蝶々」
25-11イ短調「木枯らし」 25-12ハ短調「大洋」

ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」より
33-2ハ長調 33-7変ホ長調 39-5変ホ短調
39-6イ短調 39-8ニ短調 39-9ニ長調

~アンコール~
リスト:3つの練習曲より「ため息」
ラフマニノフ:前奏曲 3-2「鐘」
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
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久しぶりに小山実稚恵さんの「音の旅」シリーズに出かけました。もう12回目になるのですね。全24回との事ですから今回は折り返し地点。私は今回で5度目です。小ホールに入ると、次のリサイタルのチケットの販売があって、かなりの列が出来ていました。毎回聴かれている方もいらっしゃるでしょうし、熱心なファンの方々がいっぱいなのですね。このシリーズの凄いところは全24回のプログラムを小山さんが決めて、きっちりこなしている事だと思います。本日の演奏曲目は演奏者の都合により変更なんて事も少なくないのに、それが全く無いのです。毎回のアンコール3曲も、もしかすると小山さんはプログラムの一部として決めていらっしゃるのかもと思いました。

プログラムはシューマン作曲の「パガニーニの奇想曲による練習曲」からですが、リスト、ラフマニノフ、ブラームスもパガニーニの「24のカプリース」を基に作品を書いています。実はシューマンの作品は初めて聴きました。はじめさんの開口一番は「いかにもシューマン!という音楽だね」でした。小山さんも解説されているように、なるほど直線的なストレートな作品だなと思いました。続いてラフマニノフの前奏曲から6曲。32-5から演奏されましたが、ガラリと空気が変わりました。和音がゴージャスでお洒落です。作品32では12番が印象的で好きです。そして作品23からの3曲は私も弾きたい曲ベスト3なので、びっくりしました。小山さんの演奏は、前向きな性格が反映されているような力強さが特徴かなと思いました。23-6のように静かで美しい曲の響きのバランスは、とても素敵なのですが、力で押しているような所は、ホールとのバランスが少し難しいように感じました。
後半はショパンのエチュード作品25から6曲。優雅に「エオリアンハープ」から始まり、続いて、しみじみと歌われる7番へのアプローチが素晴らしく、軽妙な6番、チャーミングな「蝶々」、圧倒的な力強さの「木枯らし」、ドラマティックな「大洋」と見事な流れで、隣のはじめさんも「おぉっ」と唸っていました。プログラムの最後は再びラフマニノフの「音の絵」から6曲。ラフマニノフは、とても大きな人で手もかなり大きかったそうですから、どの作品も難曲ばかりです。作品39-5の情熱的な作品が素晴らしかったです。この作品は将来弾けたらと思いました。
アンコールの1曲目の予想はラフマニノフの「鐘」と思っていましたが、意外にもリストの「ため息」でした。凄い内容のプログラムの後で、ちょっと切り替えが難しかったのでしょうか、高音の「ため息」をついているような跳躍する音が潔くミスタッチされていたのが、小山さんには珍しく、親近感も湧きましたが、やはりちょっともったいないなぁと思いました。しかし、軽やかなパッセージ、流れるような美しいアルペジオにうっとりしました。そして、2曲目は、手のポジションで「鐘」だと分かりました。はじめさんは「カッコイイ演奏!組み立て方が上手い!」と嬉しそうでした。熱い演奏に拍手が鳴り止まず、ちょっと間を取って、3曲目は「ヴォカリーズ」。今宵、一番素晴らしい演奏で心から感動しましたが、涙を流して聴き入っている方もチラホラ見えました。舘野先生が「ピアニストにとってラフマニノフは麻薬のようなもの」と、絶妙な表現をされていましたが、今宵の演奏を聴いて、ふと思い出しました。

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雪の札幌ミュンヘン市&小樽ビール ライブシュパイゼ

12月22日(水)
午後から札幌へ出るので、午前中は慌ただしかったですが、生徒さんのご父兄が神戸ルミナリエのチョコレートと、お子さんたちの手作りのクリスマスカードを届けて下さいました。とても嬉しかったです。アメリカで生まれた育った2人ですが、感性が違うなぁと感心する事がしばしばあります。

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JR余市駅に向かう途中、学校から帰宅中の生徒さんに会いました。修了式で早かったのですね。平日という事もあり、新しく出来た札幌駅前通地下歩行空間は、わりと空いていました。ホテルは大通りですが、雪道を歩かずに済むので有難いです。

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夕方、大通りで開催されているミュンヘン市へやって来ました。滑り止めの「ヤックトラック」を装着しましたが、融雪剤が撒かれているのか、かえって滑るので注意しながら歩きました。寒いので、まず「ホットワイン」。それから、はじめさんが迷ってチョイスしたソーセージです。レバーソーセージが抜群に美味しかったです。ホットワインを飲むと身体が温まりました。

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この豪快なパエリア食べたかったなぁ。グリューワインも飲みたかったけれど、コンサートで眠るといけないので我慢しました。右は小樽ビールライブシュパイゼ。コンサートが終わったらお店でノンさんと飲むので、ここも我慢我慢…。

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夕方になると灯りが点いて綺麗でした。雨のような雪の中を中島公園まで歩きました。今宵の小山実稚恵さんコンサートのイメージカラーはワイン色ということで、私もボルドーのタイツ。(^^; アンコールではラフマニノフの「鐘」は絶対演奏されるだろうと思っていましたが2曲目に、そして3曲目の「ヴォカリーズ」が、とても感動的な演奏でした。ふと時計を見ると9時!慌ててノンさんに電話をすると、もう始めてますとの事。ごめんなさい、でも助かりました。

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遅れましたが無事に「ライブシュパイゼ」に到着。お仕事帰りのノンさんと3人で忘年会をしました。お腹が空いている はじめさんは、お店の人に「ガッツリしたものが食べたい」と伝えるとローストチキンが運ばれてきました。上手に切り分けてくれるノンさん。優しいなぁ。それからクリスマスプレゼントにと国稀のにごり酒を頂いてしまいました。わぁ、貴重なお酒をありがとうございます!ノンさんも私たちも初めてのライブシュパイゼでしたが、飲み放題は1,800円。クーポンを使うと3時間になるのでお得でした。「やっぱり小樽ビールは美味しいね」とゴキゲンな3人。会話も弾み、閉店まで楽しく飲ませて頂きました。

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小さい手

先日、小4の女の子のレッスンでオクターブがまだ届かず、楽譜に記されているように弾けない箇所がありました。でも、もう少しでオクターブは掴めそう。「先生の手も、すごく小さいよ」と、女の子と手を合わせてみると、あらまピッタシ同じ大きさで、お互いに驚きました。「じゃぁ、どうしてオクターブが届くの?」と女の子。「小さいけれど、広がるから」、と言ってオクターブの連続する「乙女の祈り」を少し弾いてみせました。

中2の時に音楽の道に進む決心をし、担任の音楽の先生に相談したところ、「その小さい手ではピアノは厳しいと思う。将来、手が広がるように手術をした方が良いかもね」と言われた。そんな恐ろしい事は絶対に嫌だなと思い、毎日、指が広がるようにストレッチした。意外と広がるようになるものである。ただ、指使いは、あらゆる可能性を考えて、独自の指使いにしなければならない曲は多い。

以前、バレンボイムによる若手ピアニストのマスタークラスで、「君は、そのパッセージをラクラク弾くけれど、私は苦労する」と話していたのが印象的でした。バレンボイムの手は小さいので、私には、むしろ手の大きなピアニストの演奏よりも参考になる事が多いです。

はじめさんは私の手は一見すごく小さいけれど、広がる不思議な手だと言います。しかし、10度は届かないので、やはり苦労します。

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とーさん居るかい?

レッスン休みで、朝から3回に分けてピアノの練習。今朝は、宅配の業者さんから、ネットで注文していた、はじめさんお気に入りの芋焼酎が割れてしまったと電話があった。慌てている感じで早口だったが明るいトーンで、ひたすら謝っている。そんなに急がないし、23日には届くと言うので大丈夫ですと答えた。しかし、「割れた」というのは初めてだったので、ちょっとびっくりしました。こんな事もあるのですね。そんなに高い焼酎で無くて、業者さんにとっても良かったなと思いました。お昼前に軽く譜読み。先日、横山幸雄さんのリサイタルの放送を聴いたのもあって、何となくショパンのマズルカが弾きたくなり3曲程とベートーヴェンのピアノソナタ18番の第1楽章。
昼食後、ラフマニノフのプレリュード「鐘」から始まり、何故か今度は「熱情」が弾きたくなり、第3楽章までゆっくり弾く。28番の次は16番か18番と思っているが、曲としては「熱情」の方が断然面白いし好き。ピアノの先生には子供の頃から短調でテンポの速い激しい曲ばかり発表会や試験で与えられましたが、やはり好きだと分かっているからなのでしょうか。再び「鐘」。今度は小品を続けて弾く。「コンソレーション」から3曲、「月の光」、「幻想即興曲」、「革命」、それと28番の終楽章。ゆっくり確かめるように弾く。結構疲れたので「メフィストワルツ」は弾かなかった…。休憩していると、電話があった。少し無言。誰だろうと思っていたら唐突に「とーさん居るかい?」と言われた。えっ?!一瞬、とーさんって誰だろうと思いました。ご近所の方だったけれど、なんて呼んだら良いか迷われたのでしょう。思わず吹き出しそうになりました。(^^; 
さて、これから3回目の練習。明日は小山実稚恵さんのピアノリサイタルで札幌に出かけるので、ちょっと真面目に練習しましょう。ラフマニノフが楽しみです。その後はライブシュパイゼ!

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朝から、ちょっとショック

昨夜、スーパーでお買い物をした後に、けっこう雪が降り積もっていたので、プッシャーで軽く家の前を除雪した。今朝、遠方から生徒さんがレッスンに来るので、早目に雪かきをしようとしたはじめさんだが、プッシャーが無いと言う。風で飛んだわけでもないし、倒れたとしても道路まで飛ぶとは考えにくい。だとしたら、盗まれたのだろうか?お花屋さんからは、花泥棒は結構多いので気を付けてくださいと言われた事はあるけれど、あちらこちらに寄せ植えを置いていても、今まで一度も無くなった事はない。それが玄関に立て掛けているプッシャーを持っていく人が居たとしたら、ショックである。まぁ無くなってしまったものは仕方がないので、はじめさんはホーマックで新しいプッシャーを買ってきた。「大きく名前でも書いた方が良いかも知れないね」と話しながら、朝から何だか気分が良くない。道路状態が悪いので少し遅れますと生徒さんから電話が入ったので、少しピアノを弾いていると、明日レッスンに来る小4の生徒さんから珍しく電話があった。電話するのは照れるのか、いつもはハキハキとした子なのにモジモジしている。レッスンノートに明日レッスンする曲を1曲書き忘れたようで、これから練習するのだけれど、明日はこの曲をレッスンしないのかという電話だった。お弾き初め会で弾く曲だからデフォルトなのだけれど、書き忘れたのは私なので丁寧に謝った。そういえば、大人の生徒さん以外は用件があっても自分で電話してくる事は少ない。先日、指を痛めた中2の生徒さんも本人からの電話であれば、早目に対処できたのかも知れないと思った。そんな事を考えながら、プッシャーの事は少し忘れて、気持ちを切り替えてレッスンした。

勉強中のベートーヴェンのソナタ28番の終楽章をグループレッスンで演奏しているけれど、毎回反省点がある。もっと時間をかけて勉強するべきなのだろうけれど、次に進む曲の事も考えなくてはと、今日は16番と18番の譜読みをした。17番のテンペストを挟んで同じ作品31番だけれど、18番は洗練されている。全32曲中まだ3分の1程度で全曲演奏にはほど遠いけれど、たとえ全曲弾いたとしても、もう一巡の旅をしたいと、きっと思うだろう。しかし、他の作曲家も勉強しなければならないし、いかにメニューとスケジュールを考えて組み立てていくかが課題。

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レッスンのアクシデントの対処

昨日から今年度最後のグループレッスンを行なっているが、それぞれのグループで、ちょっとしたアクシデントが起きた。最初は、練習熱心な生徒さんがバスケで指を痛めたらしく、痛めたその日から練習せずにいて焦っていたそうだ。当日、欠席したいと、お母様からご連絡があったけれど、「右手は大丈夫なのだから右手のパートを弾いて参加してください」とお伝えしたのだが、本人は3日間全く練習していない事を苦にしている。「グループレッスンまで、まだ1時間あるから大丈夫だからやってごらん」と言っても、涙声になっていて、「どうしても今日は無理です…」と言う。まぁ、あまり無理強いしてもと思い、「じゃぁ今日は休みなさい。でも、やってみるという事も大切だよ」と伝えた。指や腕を怪我をする生徒さんは、時々居るけれど、両手を怪我するケースは、まず無い。そして、どちらかの手を怪我すると、レッスンにならないと思うようで、お休みしますと電話が入る。私は、怪我をしていない手で弾くように言い、レッスンは休まないように伝えています。片手の練習は、案外効果的ですし、ピアノは弾くだけが練習ではないし、いくらでもレッスン出来るのです。困るのは怪我をした途端に練習出来ないと思い、両手で弾けるまで離れてしまう事。

今日は、子供たちのグループは12人と全員参加で賑やか。しかし、事前にKちゃんが、「どうしてもグループレッスンに出たくない。出るくらいならピアノをやめる!」と昨夜から言い、困ったお母様から電話があった。発表会の後、2ヶ月連続で参加できなかったので精神的なものなのだろうと思い、グループレッスンの前に来てもらって、Kちゃんと話し、少しレッスンをした。「どうしてグループレッスンがいやなの?」「・・・・」無言。「恥ずかしい?」「ん、よくわからない・・・」とKちゃんは、ようやく言った。グループレッスンで弾く曲をレッスンしてみると、練習していないようだった。弾けるようになると、少し余裕が出てきたようだ。「後で、グループレッスンに来てごらん。ぜんぜん平気だから」「でも、もう出席シール貼っちゃったよ」「じゃあ、来たらもう1個貼ってもいいよ」「わかった」
ナーバスになっている原因は、練習していない事だったり、本人もよく分からない不安だったりする。本当に後で来るか心配だったけれど、Kちゃんは約束通り来た。ちょっと照れながらも、みんなの前で立派に弾いたので安心したようだ。「ねっ、大丈夫だったでしょう」と言うとニヤッと笑った。

子供たちの後に大人の生徒さんのグループがあったのだが、人数が少ない上に、はじめさんは昨日突然、札幌出張を命じられ、Hさんは体調がすぐれない、Nさんは突然、職場の行事に参加する事になり、Tさんは右手の人差し指が1,5倍に腫れて痛いと連絡が入った。2人参加なら行おうかと思ったが、Sさん一人ではグループレッスンにならないので、月曜日に延期する事になった。明日も小学生のグループと3レッスン、明後日は遠方の生徒さんの2レッスン。明後日は5レッスンの後に大人の生徒さんのグループレッスン。29日まで忙しい日が続く。そうそう、昨日、指を痛めた生徒さんに電話してみたら、だいぶ落ち着いてしっかりとした声で会話ができた。まだ痛いそうだが、大人の生徒さんのグループに参加すると言ってくれた。やはり1日経つと考え方も変わるのかも知れない。

いつ何が起きるか分からないし、いつどんな電話がかかってくるか分からないので、その都度、冷静な判断と対処が求められる。内心はドキドキする事が多いのだけれど。

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バレンボイム&ブーレーズ/二人の巨匠によるリスト

先日、エッシェンバッハ&ラン・ランによるリストを聴いたばかりですが、今度は、なんとバレンボイム&ブーレーズによるリストのピアノコンチェルト1番&2番の放送がありました。いやぁびっくりしました。あのバレンボイムとコンビを組むのですからブーレーズさんは相当な指揮者です。

ピアノ:ダニエル・バレンボイム
指揮:ピエール・ブーレーズ
シュターツカベレ・ベルリン・フィル

こんな豪華な顔ぶれを誰が企画したのか、とにかく驚きですが、聴くことができて本当にラッキーでした。CDも発売されているそうです。バレンボイムのスカラ座でのオール・リストは聴いたことがありますが、リストのピアノコンチェルトは初めてでしたので興味津々でした。先日、小樽バインへ行った日の深夜に放送がありましたが、当然すぐに観ました。先に第2番から演奏されましたが、1番にも見られる独奏楽器とピアノの掛け合いが見事です。バレンボイムはそれぞれの独奏者と合わせる時は指揮者になっていました。あの目で見られたら独奏者もさぞ怖かったのではないでしょうか。(^^;
1番の方が圧倒的に演奏される頻度は高く、今年はリスト生誕200年記念ということで、よく聴く機会に恵まれましたが、バレンボイムのリストは「流石はバレンボイム、誰にも真似できない!」と、唸るものがありました。テンポは遅めで重厚、そして骨太な演奏。相変わらず彫りの深い演奏に脱帽です。バレンボイムなら弾き振りでも良かったのではないかと思いましたが、ブーレーズが指揮する事で、安心してピアニストに専念できたのではないでしょうか。二人の巨匠による実に格調の高い演奏でした。

小樽バインで飲み放題の後、家でも2次会でワインを飲みながら聴いていましたが、はじめさんはアンコールの時にむくっと起きたので可笑しかったです。はじめさんが発表会で弾いた「コンソレーション第3番」ですが、ピアノを慈しむように、そして、会話しているかのように演奏する姿に感動しました。拍手に応えてもう1曲「忘れられたワルツ第1番」。こちらもわりとよく聴く曲で素敵な曲ですが、バレンボイムは小気味良く演奏しますね。団員の方々が楽しそうに聴いている姿が微笑ましかったです。

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結婚記念日/花束&ワイン

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12月12日(月)
19回目の結婚記念日。入籍したのは4月ですが、結婚式は雪が降る寒い日に羊ヶ丘で挙げました。はじめさんの友人は東京から夏靴で参列して、みんな滑って転んでいました。(^^;東京では冬靴は必要ないですものね。翌日は、東京のお友達とレンタカーで古平までお寿司を食べに行きました。懐かしいです。

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夕方、記念日だからとはじめさんから花束のプレゼントがありました。自分で選んだお花だそうです。本当は真っ赤な薔薇をイメージしていたようですが、無かったとか。でも、春のような明るい色でピアノに映えて綺麗です。右は去年のプレゼント。赤いピエロのオルゴール。

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大きなツリーと小さなツリー。ピアノの上にはメトロノームが3つも乗っています。メトロノームが好きです。生徒さんにもメトロノームは飾りではないので、自宅でも積極的に使うようにレッスンしています。

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季節によって張り替えていますが、今はクリスマスバージョン。左のキラキラしたのが私のお気に入り。先日、はじめさんが買ってきた雪だるまもカワイイです。
記念日ということで、山梨で選んだワインで乾杯しました。

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