ワインは有料試飲でお願いします

会津の酒蔵を見てみたいと思って車で探しながら見つけたのは「名倉酒造」だった。てっきり、はじめさんが調べて来たと思っていたが、ガイドブックにも載っていなかったのだ。見学したいと告げると、とても丁寧に説明してくれながら見せて下さった。多分、偉い人だったのだと思う。飲めるのら、取って置きの酒があるからと、なんと金賞を受賞した原酒を惜しげもなくドドっと注いで下さったのだ。はじめさんは運転があるから、恨めしそうに私が飲み干すのを見ていた。お酒は詳しくないが、言われた通りの飲み方で飲んでみるとお酒の旨味というのが私でも分かった。凄い経験をさせてもらった。

新潟のカーブドッチに行った事もあったが、もの凄く不便な所にあり、片道数千円の料金をかけてタクシーで行くしかなかった。行くべきかどうか迷ったのだが、行って良かったと思える素敵な所だった。有料試飲はヴィンテージをなんとグラス100円で飲めるのだ!年代別に何杯飲んだろうか。(^^; その後は、新潟でピアノ・リサイタルを聴くというメインイベントがあったので少しセーブしたと思う。素敵な所だった。ただ、タクシー代がかかり過ぎた。

甲府駅から徒歩で行けるサドヤワイナリーでグラスワイン3000円という年代もののワインを有料試飲した事があるけれど、タクシー代がかからない事を考えたら、そして、せっかくそこへ行ったなら滅多に飲めそうにないワインを飲むというのも素敵な経験だと思う。

富良野のワイン祭りも、無料試飲なんていうのは無い。全て有料で飲みたいだけ飲める。食べ物もそう。お祭りは、低料金でもお金を貰って美味しいものを振る舞う方が良いと思うのだけれど、地元の祭りは残念ながらそれをしない。味覚祭りに並ぶワインは有料試飲にするべきだと思います。お祭りなのだから、ちゃんと飲ませてくれるのが良いですね。

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「ろーとれっく」閉店/40年の歴史

コーヒーが好きで、ほとんど毎日といっていいほど珈琲を飲んでいる。飲むのは、休みの時は昼食後、レッスンのある日はレッスンが終わってから食後に飲むことが多い。最近は、1杯ずつ淹れるタイプのドリップ式のが便利で、ついレッスン前にもライトを飲んでしまう。

いつの頃から珈琲が美味しいと思うようになったのだろうか…。
やはり、社会人になってからだと思う。高校生の頃は、友達と小樽市内のカフェへ行くことが時々あった。それは「エンゼル」だったり、「コロンビア」だったり、「ろーとれっく」だったり。その頃もコーヒーを飲んでいたのだと思うけれど、美味しいと思って飲んではいなかったように思う。

新聞に”「ろーとれっく」きょう閉店 小樽の喫茶店”という記事が掲載されていて、びっくりした。40年の歴史に幕を閉じる日。店長が退職する事となり「店長と共に築いてきた店のイメージを崩したくない」と閉店を決めたようだ。今日は、せっかく小樽へ出かけたのに、車だったのもあり寄らなかったのを、少し後悔している。2007年に小樽駅第3ビルの再開発があった時に静屋通りに移転したというのは聞いていたのだが、一度も行かなかった。いつだったか寄ってみたら、早い時間にお店が閉まっていた。やはり第3ビルのあの場所に在った「ろーとれっく」が好きだったのかも知れない。今は姉妹店の「マリー・ローランサン」が在り、そこには何度か入っている。

「ろーとれっく」で飲む自家焙煎コーヒーは美味しかった。落ち着いた佇まいも好きで、ひとりでも時々入った。2007年1月に高校の同級生と再会した時にも入った。移転したのは、この年だったのだ。私たちが再会した後の出来事だったのだ。あの場所に、昔と同じように在った事を嬉しく思って感動もした。私はコーヒーを2杯飲んだ。ブルーベリータルトが絶品で、お店では必ず注文したと思う。懐かしいお店が閉店のお知らせは寂しく思う。

過去の記事
https://www.soundwalking.com/blog/?p=1355
https://www.soundwalking.com/blog/?p=1356

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王女のために書かれたソナタ/ドメニコ・スカルラッティ

昨日は、お天気が良かったのもあり、札幌まで出かけて楽譜を色々見てきた。主にコンクール用のと、コーラスなど発表会で使えそうな楽譜を店員さんにお話を伺って選んできた。簡単に見つかるかと思っていたが、スカルラッティの曲だけが、探せども探せども見つからなかった。「 K.63 L.84ト長調」は、たまたまお店に在庫が無かった春秋社版の第1巻に掲載されているそうです。

ジュゼッペ・ドメニコ・スカルラッティ(1685~1757)は、イタリアのナポリ生まれ。父親のアレッサンドロ・スカルラッティはバロック時代の有名な作曲家だったそうです。調べてみると、ドメニコも父親の影響でオペラ作曲家としてデビューしていたのですね。知りませんでした。オルガンやチェンバロの名手でヘンデルと競演したこともあったとか。ドメニコはポルトガル王女マリア・バルバラに生涯にわたってチェンバロを教えるようになったのですが、なんと555曲も王女のためにソナタを書いたのです!スカルラッティのソナタは単一楽章の短いものばかりですが、とても明快で洗練された曲が多いですよね。555曲全て知っているわけではありませんけれども。

中学生の時に聴いた、ホロヴィッツのスカルラッティがお気に入りでした。中でも暖かな春の日差しを感じるL.23ホ長調が大好きです。そうそう、このLですが、Alessandro Longoという人の整理番号に従ってLongo番号が付けられていますが、モーツァルトのK(ケッヘル)と同じようなものなのでしょう。しかし、更にKのKrikpatrick(カークパトリック)番号もあって、555曲もあるのに作品番号が覚えられません…。

555曲の中で、2番目に好きな曲は、L.413ニ短調。トッカータ Presto。同音連打の激しい曲です。これは高速で歌いながら弾くワッツの演奏が最高です。何年も前になりますが、アルゲリッチがPMFで札幌に来た時、アンコールでこの曲を弾いたのです。猛烈なスピードで!会場の誰もがびっくりしたと思いました。

はじめさんの友達でクラシック音楽にとても詳しいTさんが、北海道に遊びに来られた時にお土産に頂いたCD。イーヴォ・ポゴレリッチのスカルラッティなのですが、これがなかなか面白い演奏で良いです。ポゴレリッチは一度だけ札幌で聴いたことがありますが、1997年だったから、このアルバムを録音した6年後の事ですね。それにしても、ショパンコンクールの中に出てくる彼の演奏はショッキングでした。心を奪われそうになるくらい。映像に何度も出てくる彼の師であるケゼラーゼと結婚したというのも驚きでした。21歳年上の最愛の奥さまを1996年に亡くされたので、札幌公演はその翌年の事だったのですね…。

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コンクールの意義

札幌から楽器店の担当の人が大量の楽譜を届けて下さった。あれ、玄関には2人。何かあるのかなと思った。とりあえず、大量の楽譜のチェックをして代金を支払う。それから、昨日、生徒さんから楽器が欲しいと言われたので、担当の人にお願いした。一段落して、数年お付き合いがあった担当の人は今月いっぱいで退職されるので、それで新しい担当の人をお連れしたのだ。えーっ!
3月って、生徒さんの転校の事が気ががりになる季節で、毎年、毎年、乗り越えなくてはならない季節なのだ。まさか、担当の人は若いからこれからも、ずっと担当してくれるものと安心してたのだが…。まぁ、人生色々ありますね。それで、新しい担当の人は、なんと同姓なので、親近感が。と思っていたら、昨年の春に楽器店で生徒さんが検討している楽器がどんなものかとチェックしていた時に、質問した人だった。その時も、はじめさんが「同じニシカワですね」と言ったようだ。今日も言っていた。新しい担当の人も誠実そうな人で良かった。同じニシカワですしね。(^-^)

その後、昨日のレッスンで転勤するかしないかが決まると言っていた生徒さんのご父兄から連絡が。ドキドキした。今年は転勤しない事になったのだそうだ、そして、転勤しない事になったらコンクールにチャレンジしてみませんか?という話になっていたのだが、お父さんも承諾してくださって、いよいよ始動である。

実は、私はコンクールをずっと敬遠していた。私自身も参加した事がない。若い頃に、数名の生徒さんに楽器店のコンクールに参加して貰ったことがあるが、それ以来の事である。ここ何年かは、生徒さんが受けてみたいと言うのでピティナのステップに参加していた。しかし、コンクールとなれば重みは違うと思う。予選、本選、ファイナルと勝ち進んで行くというのもあるので。予選、本選は札幌だが、ファイナルは東京である。(ファイナルまで残ったら凄いことだが)そして、それを発表会より少し前に進めて平行していかなければならない。

何故、今コンクールなのか。まぁ人間だから、その時その時で考え方が変わるっていうもの。それにコンクール向きの生徒さんが居るのだから、本人が望んで、ご両親が応援して頂けるなら、やはりそういうものにチャレンジしていくのも良いのじゃないかって思ったのだ。今年は、さらに忙しくなる事だろう。しかし、それはきっとプラスになる事だと思っている。経験を積み、これからに生かして行きたいと思っている。コンクールに出るからには、もちろん勝ってもらいたいが、しかし、そればかりではないと思う。そう、よく言うように「参加する事に意義がある」って。まさにそうだと思う。教室の代表が参加するのだら、教室全体の参加という事になるのだと思う。頑張らないとね!

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マスカットベリーA

ワインが好きでワインの旅を時々するが、私たちが一番好きなワインは「マスカットベリーA」という葡萄を使った赤ワイン。最初に出会ったのは、山梨の葡萄の丘にあるワインカーヴへ行った時。タートヴァンを1,100円で買って置いてあったワインを飲み尽くしたとういう感じだった。180銘柄程あるというので、私たちは目を輝かせて、何時間も立ちっぱなしでワインを飲んでいた。しかも、朝にパン1個を半分ずつ食べただけだったので、昼食も取らずに夕方まで飲んでいた事に気づいた時は強烈にお腹が空いた。2回目に行った時は、私はだいぶセーブしたが、その夜は「サドヤ」で、なんと1杯しか飲めなかったのだ。(ホテルでは1本空けたけれど)

先日、山梨のお店からワインをホワイトデーのプレゼントとして、はじめさんが購入したのだが、運搬の途中で業者がワインを割ったと連絡が入り、その後なかなか届かずに先に一升ワインが4本届いた。心配したはじめさんがお店に電話して、ようやく昨日残りのワインが届いた。お店からはお詫びとして何でも好きなワインをプレゼントすると言われたが、まさか何でも良いというのは凄く太っ腹だと思った。すぐに名前が出たのは原茂ワインの「あじろん」という顔のラヴェルのワインだった。それを言うと、店主はホッとしたような感じだったのだそうだ。そのお店では高いのは何万円もするワインも扱っているというのだから。昨日飲んだのは人気のある「そのままにごり赤わいん」(マルスワイン)。やや甘く口なのだが、マスカットベリーAは芳醇で、苦手な甘いワインでも飲めてしまう。ワインカーヴでは、タートヴァンで香りを楽しむのが良かった。

今年は11月に東京へコンサートへ行く計画だが(まだチケットも取ってないが、まだ発売になっていないので忘れないようにしないと!)、その時にまたワインカーヴに行こうかとう話が出ている。何度行っても、また行きたくなる所だ。でも、今度は原茂ワインに行ってみたいなぁ。あぁまたワインが飲みたくなった。今宵は「新酒2012」あじろんを飲もう!

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レッスンが終わってイタリアンのお店でランチ

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余市には珍しいオシャレなイタリアンのお店「JijiyaBabaya」。2010年の私の誕生祝いの時に来て以来です。今日は、先週の土曜日と同じような暴風雪で3月だというのに、また春が遠ざかったような気分でした。お天気が良ければ、お散歩がてら来たかったのですが、レッスンが終わっておなかも空いていたので車で来ました。

前回の記事はこちら。https://www.soundwalking.com/blog/?p=3422

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以前、来た時にランチは850円と聞いていたのですが、今日は土曜日なので平日ランチの料金ではなかったですね。(^^;

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はじめさんが頼んだ「エビのトマトクリームパスタ」。ん、私もこれにしたかったのですが、「マグロのジュノベーゼ」にしました。どちらも美味しかったですが、やっぱりエビの方が良かった。

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テイクアウトするつもりで頼んだ豪華なピッツァ「マーレ」。しかし、美味しくて2人でペロリでしたね。ランチセットにしたので、サラダとデザートとコーヒーが付きます。お会計4,200円はランチにしては豪勢でした。今度は平日ランチに来たいと思います。

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アルビノ/真っ白いプラティたち

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60センチ水槽に異変が起きている。アルビノが増えてきているのだ…
この写真は元祖しろちゃん。我が家の60センチ水槽には、レッドバック・ミッキーマウスプラティが生息しているのだが、突如として真っ白いアルビノのプラティが出現した。ミッキーマークも無い。それから暫くアルビノは生まれなかったのだが、今は数匹~10匹くらい居ると思う。やはりミッキーマークが無い、真っ白なプラティたち。突然変異なのでしょうね。自然界では、真っ白な身体が目立って狙われやすく短命だという。

先日、『DOG×POLICEドッグポリス純白の絆』という映画を観ました。映画に登場する純白の美しいシェパード「シロ」は警備犬です。アルビノ(劣性遺伝)に生まれたために、警備犬の道を閉ざされてしまいそうだったのだが、シロは抜群の嗅覚を持つ犬だった。バディの市川隼人が演じる早川とシロは爆破事件で大活躍するというストーリーでしたが、シロの忠義心に心が打たれた。ただ、ホワイトシェパードは何の障害も持たない健康な犬でアルビノではないとのことです。

北海道の西興部村では、アルビノの子熊が見つかったと話題になりました。やはり、白いと目立つのでしょうね。
山形の天童では、車を運転中に猿の群れを発見して驚いた。北海道では見られない光景だから、それだけで興奮したのだが、山形に住む友人に「白い猿」が居るのだと聞いた。そんな神々しいお猿さんに出会ったら、びっくりして事故りそうです。(^^;

さて、我が家の60センチ水槽に生息するプラティに話は戻って、元祖しろちゃんの後に、オスのしろちゃんが生まれた。そして、尻尾の長いスリムな体型の妹のしろちゃんがユニークなのだ。自分の何倍もある大きなプラティにも尻尾で攻撃する。というより悪戯しているようなのだ。プラティは陽気な熱帯魚という話だが、我が家のプラティたちは、けっこう気性が荒い。オス同士の戦いはしょっちゅう見られるし、驚くことに生まれて間もない稚魚同士までが、戦っていることも多いのだ。真っ向からの戦いなのだが、妹しろちゃんは頭が良いのか、真っ向からは挑まない。まさか尻尾で攻撃されたと思わないので、大抵のプラティは何が起こっているのか分からずに驚いて退散しているようだ。しかし、作戦が上手くいかない時もあって、コラッと怒られている事もある。真っ白なプラティは、短命かどうかは分からない。そもそも2年も生きたら長生きと言われている短い命だから。

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弥生(3月)

2月は、28日しか無かったので駆け足で通り過ぎて行った。思いがけずインフルエンザにかかり、レッスンを休む事になり、予定もズレズレになっている。まず確定申告を済ませていない!いつもは2月中に終わっているのに…。まだ鼻声でスッキリしないが、来週には確定申告を済ませたい。だんだん深刻になってくるから。(^^;

譜読みが苦手だという生徒さんが、譜読みが早くなってきた。昨日は卒業式で弾く伴奏を頼まれたといって2日くらいで弾いたというスコアを持ってきた。冒頭のアルペジオの指使いが自分の考えで良いのかと質問してきたが、綺麗に弾けているし手の大きい生徒さんなので、指をくぐさずに広げて弾く、その弾き方で良いと思うと答えた。それにしても堂々と弾いていたので感心した。ソナチネの一番は全楽章弾くと大きい曲だが、技術的には難しくないと言う。しかしながら、それが故に練習不足になっているようで、通すとつっかえたりミスがあって目立つのだ。上を目指して行くためにも、伴奏と同じように、きっちりと弾く事を心がけて欲しい。

6手連弾を全パート弾くというのも、勉強になると思う。音域が広がるので、譜読みが強くなる。生徒さんに人気がある「ピアノランド」の3巻の最後に「王宮の音楽」という曲があるが、2分の2拍子なので独特の難しさがある。クリアすると4巻に進むが、こちらもプリモ・セカンドパートがあり、アンサンブルが楽しめる曲集だ。ブルグミュラーからソナチネの生徒さんが使っているがユニークな曲が多くて、私も子供の頃にこんな楽譜に巡り会えていたら、もっとピアノが楽しかっただろうと思った。

さて、3月というと卒業、転勤(転校)のシーズン。教室には転勤族の生徒さんが多いので、この時期は、いつもハラハラする。しかし、先生が変わるという事にも慣れないといけないのだ。生徒さんの中には、私の授業が独特過ぎたのか、他の先生に習いたがらずにピアノを辞めてしまったというケースがあって、それはやはり残念だと思うのだ。ピアノは長く続けて欲しいと思う。ずっと友達でいて欲しいと思う。

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楽聖ベートーヴェン!

昨日まで3日間レッスンを休んだが、今日は午前中にレッスン。明日、明後日は午前・午後のレッスンを行う。病み上がりなので、無理は出来ないが、ピアノも3時間程は弾けるようになった。休みの間に、先日行ったグループレッスンの録画を観てみた。中高生グループのは見応えがあり、大人の生徒さんも加わって、みんな緊張感を持ちながらも、良い演奏をして、お互いを讚えている様子が素晴らしかった。

バッハは「音楽の父」。ではベートーヴェンは何と呼ばれていますか?
誰も答えられなかったのが意外だった。
はじめさんなどは「頑固親父」、「交響曲の…」と言うので、
「ベートーヴェンは”楽聖”です」
「中学生とか高校生とかのstudentではないですよ」
そうなのだ。口頭だと、どうしてベートーヴェンは学生なのですか?という事になる。
神童モーツァルトだって、振動?と勘違いする人もいるかも知れない。(^^;

ピアノ・ソナタ7番を全楽章弾くと20分を超えると思うが、先日は第一楽章 prestoだけ弾いた。第2楽章 Lento e mestoは、とてもテンポが遅く演奏時間は8分を超えるだろう。mesto(メスト)は悲しみという意味ですが、この楽章はベートーヴェン自身が「心の憂鬱を表し、あらゆる陰影のニュアンスで描こうとした」と語ったとか。とても悲痛な音楽だが、それでも、どこか負けない強さをも感じる。そこが私は素晴らしいと思うし、このユニークな楽章を弾くと、やはり天才ぶりを感じる。この深い悲しみの後に続く第3楽章のメヌエットは耳に残るのか、はじめさんはずっと旋律を口ずさんでいた。第4楽章まで全楽章弾くことでストーリー性を感じる。初期の傑作「悲愴」の前にこんな魅力的な曲があったとは。

7番は意外とコンサートで聴く機会が多かった。しかも巨匠が取り上げるというのが、なかなか面白いと思った。その中でアンドレ・ワッツによる演奏も聴いた。最終楽章が、とてもチャーミングだった。

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初めてレッスンを休ませて貰った

健康が取り柄の私は、滅多に風邪をひくこともなく、生徒さんやご父兄がいつも気をつけてくれるお陰で生徒さんからインフルエンザを貰ったこともない。教室を開いてから今年で22年目を迎えるのだが、これまで一度もレッスンを休んだ事が無いという不死身な私であった。だが、最近は近くの内科医である先生に診てもらうことが多くなった。そう思っていた矢先。ついに昨日、今日とレッスンを休まなくてはならない事になった。

人生初のインフルエンザにかかったのだ…。
どうやら、先日のビール醸造体験の日に感染したようなのだ。一緒に参加した友人も同じ日に発症したからだ。同じ部屋に何時間も居て作業していたので、果たして何人の人がかかったのか。今度はワクチンを打って参加したいと思います。それでもかかる時はかかるのでしょうけれど。

突然の悪寒、頭痛、発熱、全身の痛み、喉の痛み、咳などなど、思ったよりも辛い症状にびっくりです。醸造体験の帰りに急に気分が悪くなったのは、そういう事だったのだなぁと思いました。でも、飲む席ではマスクも出来ませんしね。

さて、はじめさんと主治医に診てもらったのだが、私が先に呼ばれた。ざっと説明すると、先生は手に怖そうな物を持っていて、何をされるのだろうと思った。どうやらその細い物を鼻に入れるらしい。わわわっ。先生「逃げないで!」。この言い方が可笑しかったけれど、その時は、どうなるのだろうと思いました。鼻の粘膜を取ってインフルエンザかどうかの検査のようでした。5分程で判明しますと言われた。そして、はじめさんが呼ばれたが、はじめさんは、その検査を免れて、私が大丈夫なら大丈夫だからと言われ、痛風の方の検査を受けていた。なんと臨機応変な。

名前を呼ばれ、再び診察室に行くと、「インフルエンザA型と出ました」と言われ、愕然とした。はじめさんには、軽い数値しか出なかったから長引かないだろうと説明があったそうだ。先生には土曜までレッスンをお休みした方が良いと言われ、あれ?レッスンをということは、先生は私がピアノを教えている事をご存知のようで、ちょっと驚きました。私には、薬を飲むタイプは吸引するタイプにするか聞かれたので、1回で済むという吸引タイプにしました。処方されたイナビルという薬を薬局で貰い、その場で吸ってくださいと言われた。2本も!それを、はじめさんは羨ましそうに見ていた。いやいや、決して美味しいものではないから。どんな感じかと聞かれても、ん、なんと答えていいものやら。(^^;

生徒さんにレッスンを休む電話をかけるのには、けっこう勇気が必要だった。長年、やむを得ず休む事になっても良いように、レッスンは多めに入れているので、実際には変更ということになるのだろうけれど、それでも…。しかし、どのお宅に電話しても、ご父兄も生徒さんも、みんな心配してくれて、「えーっ、大丈夫ですか?」「えーーっ、先生がですか?」「辛くないですか?」と、とても優しいのだ。うるっと来ましたね。私は、生徒さんから休むという電話に、こんな風に労りの心を持って接していただろうかと思いました。電話している時も頭はガンガン、身体の節々が痛かったのですが、生徒さんに励まされると、1時間程ピアノを弾く気力が出て来ました。ありがたい事です。

「梅ちゃん先生」のように、近くに主治医が居るというのは安心です。インフルエンザでも、雪の中、歩いて行けるのだから!しかし、先生に、お腹の具合はどうなりましたか?と聞かれた時は慌てた。患者というのは、悪くなったら医者を必要とし、良くなったら行かなくなるから、心の中では感謝しているのに、「先日はありがとうございました」という言葉すら出て来なかった。色々と反省なのである。

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