連日の猛暑が和らぎ、曇の天気で朝は涼しく感じました。雨が降るとのことでポンチョを持参しました。
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忙しい毎日

昨夜はグループレッスンで午後8時30分頃までかかり、今日は9時頃に芸森へ出発と目まぐるしい。今年は何故か会いたいという人が多く、留守中に「これから行ってもいい?」と連絡が入ったりで、はじめさん共々驚いています。
フレンズ優先レーンに並ぶ

今年は檻のようなフレンズ優先レーンと一般レーンが作られていました。昨年から優先レーンも、けっこう早くから並んでいる人が多かったので、お豆腐弁当と飲みものを持って優先レーンに並びました。

数年前から、あまり気合を入れないようにしています。優先レーンなら、どこでも好きなサイトを選ぶことができるし、椅子に座れる席なら急がずとも取れるからです。
そうこうしているうちに、11時開演前のファンファーレが鳴り響きました。これを聴き逃すまいとしている人たちや、写真撮影、動画撮影している人が多かったです。

12時開演前にランチにしました。今年は色々とルールが変わっていて、演奏中でも静かに移動できるようです。だったら、この場所でなくても良かったか…
Program

第1部 12:00~
PMFオーケストラ・メンバー(パーカッション)
●J.L.アダムス:ドラムス・オブ・ウィンター
ガビン・キム
デイビッド・チュンギン・リー
ヨハン・ムルヴィエルク
マシュー・ウェスト
リーザス・カルテット
●ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第13番ト長調 作品106
ヘニー・リー(ヴァイオリンⅠ、PMF2018修了生)
ジウン・ユー(ヴァイオリンⅡ、PMF2019 修了生)
メアリー・ウンギョン・チャン(ヴィオラ、PMF2018修了生)
ユギョン・マ(チェロ)
Intermission
第2部 13:30~
指揮:マレク・ヤノフスキ
チェロ:イッサーリス
PMFアメリカ PMFオーケストラ
●ワーグナー:歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲
●シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129
Intermission
●シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」
●R.シュトラウス:交響詩「死と変容」作品24
我々の前を通るインパクトのある食べ物

第1部は最初のパーカッションが迫力があり、とてもインパクトがありました。その後は上品なカルテットが続きました。
今年もタージマハルをはじめ、キッチンカーが出店していて、我々の前を美味しそうな食べ物を持って通過していくので、はじめさんは興味津々でした。特にロングポテトが物凄いインパクトがあって大人気。
私たちのすぐ傍に座った年配の男性は、とても紳士でした。しかし、その横には若い母親と3人の男の子がいて、演奏中でもお構いなしに大声で話していて、男性は何度も横を見ていましたが、母親は携帯に夢中で全く注意せずに放置。ピクニックコンサートといえども音楽会だということ思っていないようで残念でした。
改めてタージマハルの実力に驚く!

休憩中にキッチンカーを見てみました。はじめさんは気になる食べ物が2点あったといいますが、買うのをやめたといいます。私もほぼ同じでした。そして、あまり売れていないタージマハルで「タンドリーチキン」を買うことにしました。4個で1,000円は、ちょっと勇気が要りましたが、インド人の女性に「甘くはないですか?」と聞くと、目が点になっていました。これが、とてもスパイシーで柔らかくて、激ウマ!
私たちは一般的な結婚式を避けてタージマハルで披露宴を行ったのですが、新郎新婦席にも食べ物が沢山並んで、その殆どを平らげた記憶があります。
聴き応えのある第2部

指揮者のマレク・ヤフノスキ氏はポーランドのワルシャワに生まれ、ドイツで教育を受けた指揮者です。PMFには2020年に首席指揮者として参加予定でしたが、新型コロナウイルスで中止となり、今年が初参加となりました。なんと御年86歳!演奏時間は休憩を含めて3時間半という長丁場でしたが、円熟味のある指揮ぶりに惹き込まれました。
チェロ奏者のスティーヴン・イッサーリス氏は現代最高のチェリストの一人。ステージからは遠く離れていましたが、シューマンのチェロ協奏曲を情熱的に演奏され聴衆を魅了しました。拍手が鳴り止まずに、何度もステージに登場。アンコールは面白い曲でした。
シューマンの交響曲 第3番「ライン」

雄大なライン川の流れを感じさせる第1楽章の色彩豊かな響きが、芸術の森の野外ステージにいっぱい広がって、なんともいえない贅沢な気分になりました。いつもはマーラーが登場するのですが、シューマンもイイですね。
最後のプログラムのR.シュトラウスの「死と変容」は初めて聴きましたが、25歳で死生観が描写されたという作品。とてもとても美しい曲で、最後はハ長調の世界で浄化されました。今年も素晴らしい演奏をありがとうございました!これからもずっと応援していきたいと思います。