ショパン バラード第3番 水の精

ポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチ


ショパンのバラードはポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩からインスピレーションを得て書かれたといわれています。第3番には「シフィテシ」という湖に夜になると水の精オンディーヌが現れ、森を彷徨った後にふと姿を消すのだとか。

ある日、青年は湖で美しい娘に会い恋に落ちます。娘は永遠の愛など信じられないと言いますが、青年は永遠の愛を誓います。

娘はふと姿を消し、青年を試すために別の美しい娘に姿を変え青年を誘惑します。青年はたちまち美しい娘に心を奪われてしまいます。

誓いを破られたオンディーヌは青年を湖の中に誘います。娘を追って青年は泳ぎますが、オンディーヌは湖の底へと導ていきます。青年は最初に会って永遠の愛を誓った娘だと気が付きました…。

バラード3番は優雅で美しく情熱的な曲です。後半に湖の底へと青年を誘うパッセージがかなり長く続きます。そして、その後は歓喜の音楽なのです。

マルク=アンドレ・アムランの演奏。無駄のない動き、繊細でピアニスティック!ポーランドというと水辺はヴィスワ川を思い浮かべます。凍ったヴィスワ川でショパンはスケートを楽しんだといいます。

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