あなた想いのお弁当!?

ピアノの調律の日となった。本当は昨日だったのだが日にちを勘違いされたようで、岩内から焦って電話があった。(^^; でも、今日の方が暑さも少し和らいで良かったかも。学校なんかの調律だと、もう暑くて暑くて、ピアノももの凄く熱くなって大変なようだ。
レッスン室のグランドピアノ2台の調律が終わったところで、お弁当タイム。「あなた想いのお弁当」というのが目に止まったので、これにしてみた。しかし、美味しそうにみえたお魚の唐揚げはカレイで、もう骨で骨で、喉に刺さりそうで、どこが「あなた想い」なのか!と腹が立つやら可笑しいやら。それにしても、67歳だという調律師のSさんは相変わらず若々しく元気だ。周りにも、息子さんにも驚かれるというが、超前向きな生き方は見習いたい。コーヒーを飲んでからリビングのアップライトの調律中に、レッスン室のグランドを弾かせてもらった。ここのところ、調律後のピアノはタイトで響きが抑えられる。それから弾き込むと音が鳴り出すという感じ。

昨日は、印刷屋さんから第3候補の色にインクを乗せると、とても見づらいので確かめてほしいと電話があった。確かに。それで、あまり時間も無いので第4候補に変更。しかし、紙が80枚しか無いので残りは第3候補にするという異例の作戦に出た。それが今日出来上がってきた。色を決めるのにも、こんなに大変だった事は無かったなぁ。

調律の後、暗譜がなかなか出来ない生徒さんのレッスン。明日、明後日はグループレッスンなので、暗譜で弾く人は暗譜でトライしてもらうのだが、緊張すると、真っ白になって暗譜どころではない状態にもなりかねない。しかし、1番の原因は調を理解していない事だった。曲を覚える上で調が分かっていると、どんなに助けになるものなのに…詩を覚えて朗読するのは得意だというけれど、ピアノの演奏は複数の声部も理解して指揮者も兼ねて弾かなくちゃならないから難しい。そして、それが出来ると面白くて素敵なのがピアノなのだ。

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暑いにも程がある

昨日、今日と北海道ではないような蒸し暑さ。今日は、はじめさんの仕事部屋、レッスン室、リビングとクーラーがフル稼働であった。レッスン室は強力なサーキュレーターがあるので涼しく、部屋を出た瞬間に廊下が蒸し暑い。これで計画停電になったら大変だろう。余市町はもともと計画停電から外されているが、それでも節電にご協力くださいと回覧板が回ってくる。あまりの暑さに、最初に来た子はシャワーを浴びてきたと言ってスッキリしていた。私も、家の近くのイオンを歩いて往復しただけでTシャツが、ぐっしょりで驚いた。しかし、暑い時はトコロテンが美味しい。あと、庭で育てているブラックベリーの収穫が嬉しく、この酸味が心地良い。はじめさんが酸っぱ~いという顔をするのも面白い。

後藤ミカさんアレンジの「ブルグミュラーでお国めぐり」のセコンドを担当するが、原曲と雰囲気がガラリと変わるので面白く素敵だ。ただ、生徒さんと入れ替わり、プリモの席へ移動する時に、イスの高さを生徒さんと合わせるとか、ピアノとイスの距離がどうしても子供とは違うので「おしゃべりなスペイン娘」では苦労している。しかも、曲の途中で立ち上がって足踏みしながら手を叩くのだ。カッコ良くやらないと、会場から笑いが起こりそうだ。まぁそれはそれでも面白いけど。しかし、こういうのはノリの良い子供の方が上手い。8曲中、2曲はキーボード、グロッケンでアンサンブルする事になった。お話を入れて楽しい演奏が出来たらと思う。

テーマに合わせて選んだプログラムの色が第2候補まで廃版になっていた。第3候補はかろうじてあったと昨日、印刷屋さんから電話がありホッとしている。これから本番までバタバタしそうだが、怪我や病気に気をつけて全員で参加できる事を祈るばかり。

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ステージ練習&温泉&積丹でお寿司

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恒例の発表会前のステージ練習に岩内の荒井記念美術館へ出かけました。ホールの中は涼しかったのでクーラー無しでもいけるかなぁと思いましたが、1回弾いたら汗をかきました。2時間クーラー無しは厳しいのでお願いしました。右端の全音ピアノピースは、はじめさんが弾く「熊蜂の飛行」。あとの5冊はラフマニノフのスコアです。右から2番目のがカマクラムジカで購入したピアノピース「ヴォカリーズ」。

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ここのベーゼンドルファーは、カッチリとした音が特徴ですが、だいぶご老体になってきました。今日は残響があまり感じられずホールで弾いているという心地良さはありませんでしたが、当日の会場は、もっと響きません。ピアノももっとご老体なので、そういう意味では良い練習が出来たかも知れません。ドラマティックなcis mollのプレリュード「鐘」と同じ調の「ヴォカリーズ(ワイルド編)」の組み合わせですが、ヴォカリーズの後半がまだバラバラとした感じなので、後3週間でどこまで持っていけるか、1日1日を大切に練習していきたいと思います。

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リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」を弾く はじめさん。こういうドライなピアノで弾くのは特に苦労する曲ですが、良い練習になったのではないでしょうか。こんな真剣な顔は、滅多に見たことがありません。(^^;

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ピアノの練習を2時間ちょっとしてから、はじめさんのお気に入りの神恵内の998という温泉に行きました。塩分がとても濃い温泉という事です。露天も気持ち良かった。温泉の後は積丹の美国町にある「冨久寿司」へ。到着すると、女将さんに今日は混んだためネタがあまり無いと告げられました。でも私たちが頂きたかったものには影響が無かったようです。私は毎年必ずウニ丼を食べるのですが、今回は、はじめさんと3色丼にしました。ウニとイクラとホタテです。ホタテがイカになる事もあるようですが、ホタテで良かったぁ。甘みがあってとっても美味しかったです。本物のお寿司という感じ。1年に1回の贅沢です。帰りにお店の「イカの塩辛(350円)」を3つ買ったので、今晩は日本酒を飲もうと思います。

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発表会2012プログラム/Little Players Vol.21

発表会まで、ちょうど1ヶ月後と迫ってきました。今一度プログラムに間違いが無いかチェックして、明日、印刷屋さんに原稿を届けてこようと思います。発表会2012のページはこちらです。発表会2012

教室の発表会ではソロを弾く生徒さんは、暗譜演奏です。数年前までは大人の生徒さんも全員そうしていましたが、大人の生徒さんは、暗譜を希望する人と第3部で弾く人は暗譜で弾いてもらっています。出来るうちは暗譜演奏の方が良いと思います。しかし、楽譜を置いて弾く事に慣れてもらうのにも時間がかかりました。楽譜を置いても結局見ないで、間違えたりした時に何処を弾いているのか分からなくなり、楽譜を置いている意味がなくなってしまったり…。暗譜で弾く人も、楽譜をしっかり見て弾く練習は大切ですよね。目で覚えるという事って大きいと思います。とってもゆっくりなテンポで弾く練習をして、目と指と頭で覚えていく。暗譜で苦労する人が多いですが、はじめさんはその苦労が全く分からないそうです。やはり暗記ではなく、いかに楽譜を読んで理解して演奏するという事ですね。

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プログラム構成&録画チェック

昨日は、初めて はじめさんに楽譜を見ながら演奏を聴いてもらった。そういえば、ラフマニノフの「鐘」のスコアを見るのは初めてのようで、最後の方で4段譜になるので、大抵の人はスコアを見て驚きます。技術的には、そんなに難しくはないけれど、かなり厚みのある音を出すために音の数が多く、一音のミスも許されない厳しさがある。当たり前か…..。そして、「ヴォカリーズ」。初めて弾く時の緊張って凄い。生徒さんが「家では弾けたのに」とよく言うが、ピアノが違うとか、人前だとか、とにかくいつもと違う状況で弾くのは難しい。ゆっくり弾いたので、複雑なスコアでも、譜めくりが出来るようだった。かろうじて止まらなかった。

今朝は、生徒さんのレッスンが入っていたので準備していたが、30分前になってキャンセルの電話があり、それは発表会に出ないという意味でもあり、ガックリ。言葉では言い表せないような気持ちになる。まぁ、色々考えての事なのだろうけれど、諦めて欲しくはなかった。それにしても、気持ちを切り替えて練習するのは容易ではない。

午後から、印刷屋さんに持って行くためプログラム構成に取り掛かった。慎重にやらなければならない作業だ。今年のテーマ、そして、ごあいさつの文章。21回目の発表会になるけれど、新たな気持で臨みたいと思う。段取りがついたので、ドキドキのレコーディングをしてみた。現実を知るために早い方が良いのだけれど、1ヶ月前の今日からスタート。初めてにしては、けっこう調子がイイなぁと思った瞬間、音が飛んだ。なんとかすぐ戻せたが、こういう瞬間が凍り付くほど怖い。ここのところ、10分程の曲を弾いているが、今回は2曲という事で、同じ10分でも、気持ちの切り替えをして弾きだすのが難しい。「ヴォカリーズ」の最後の和音が凄まじくなる所が、整理出来ていない。しかし、それ以外も、そして最後の最後まで、なんて難しい曲なのだろう。頑張らないと!

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じっくり考えて音を鳴らす

8月の初旬に人生がかかっているという試験があって、暫くレッスンから遠ざかっていた生徒さんのレッスンが急遽入った。午前中に電話を入れておいて良かった。試験の前はピアノは全く触る余裕が無く、終われば発表会は無理という諦めムードを高めて全く弾いていなかったそうだ。電話をかけた時は、まだ合格の結果は分からなかったのだが、夕方のレッスンでは合格通知が届いたとのこと。教室は、夏休みなのだが、簡単に諦めてほしくないので、特訓する事になった。

お昼に母が来た。丁度パスタを作ろうとしていたところだったので、母の分も作った。新鮮なトマト大を2つとナスと挽肉のパスタ。それにフレッシュ・バジルを乗せて完成。食事にパスタは、ほとんど出ないそうなので、母はとても喜んで食べてくれた。お肉も、ほとんど出ないので、かなり飢えているようだ。パスタの後に、母の好物でもある美唄焼き鳥を1本。雨降りだったので、お墓参りを躊躇していた母だが、私達も一緒に行くからと促してお墓参りをした。お墓は、急な斜面にあるので、もう母の足では無理なので私達がお参りした。会う度に足腰が弱くなったなぁと思う。それでも今年も発表会の手伝いをしてくれるという。まぁ、袖に母が座っているだけで、なんとなく生徒さんも落ち着くようなので、お弁当やお茶の用意は自分たちでする事にして、母には袖に居る担当をお願いした。

夕方やって来た生徒さんは、1時間半程練習してきたという。毎日5分でも10分でも触ってれば今頃は…と思うのだが、後悔しても始まらない。次にやるべき宿題を出した。次回のレッスンは明後日である。私も今週は、とことん練習して日曜日のステージ練習に出かけたい。私が今まで弾いてきたリストの曲は、1回弾いただけで、もの凄く汗をかくパワーピアノだが、今回のラフマニノフの曲は、もの凄く頭を使う。じっくり考えて音を鳴らすという練習が必要なのだと思う。

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補講レッスンは無料か有料か?

以前は、発表会の前に弾けていない生徒さんを何度も呼んで無料で補講レッスンをしていたが、それは逆効果であると思うようになった。無料だと、気軽にただ来るだけで、さして努力も見られない場合が多い。こちらも自分の練習時間を犠牲にしてまでレッスンしているのにというマイナスの気持ちになるので、お互いに良くないし、レッスンは仕事なのだから、少なくとも無料にするべきではないのだと思う。

モチベーションが下がっている生徒さんに、有料補講を受けるかどうか親御さんと話し合ってもらって、レッスン休みの今日、受ける事にしたと言って補講レッスンが入った。やはり受ける以上は練習しなければという気持ちになるようで、1時間以上練習してきたようだ。レッスンでは40~60分でも平気なのに、自宅で一人で練習するのは30分でも大変だという生徒さんが多い。では5分弾くつもりでピアノの前に座ってみましょう。と私は提案する。実際、弾き始めたら5分で終わる訳がない。要するにピアノの前に行くまでの気持ちの問題なのだ。

この時期、メトロノームを有効に使うとぐんと良くなる生徒さんが増えてきた。しかし、早い時期からテンポ設定して弾きましょうと言っても、なかなかやってこない。そういう場合は、レッスンでとても遅いテンポ設定で弾いてもらう事にしている。例えば、4分音符=40、あるいは8分音符=80で弾いてもらうと、いかに勘違いしていたかが分かり、愕然とする。自分の都合で拍を増やしていたり、難しい箇所は遅く、音符の少ない箇所は速く弾いたりしている事に気がつくはずだから。昨日、このレッスンでガクッとなっていた大人の生徒さんに、はじめさんは「メトロノームを使うとラクになるんですよ」と体験談を語り、励ましていた。次のレッスンでは、きっと効果が出ている事でしょう。

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塩麹&醤油麹&完熟トマト

PMFピクニックコンサートの時にご一緒したJanisさん。秋に中札内で究極の卵かけご飯を食べる話をしたら、お仕事で余市を通るとの事で塩麹と醤油麹を頂いてしまいました。私は携帯電話を持っているには持っているのだけれど、ほとんど持ち歩かないので、Janisさんからの電話は虚しく2階のデスクで鳴り、幸い、はじめさんが出てくれたので良かったです。両方とも味見してみたけれど、これから研究して洞爺オフで頂いたような美味しいスープなんか作れたらイイなぁ。究極の卵かけご飯の時にも持参します。Janisさん、ありがとうございます!

毎年、発表会を開催していますが、発表会で辞める生徒さんが出るのは、寂しく思います。しかも、今回は子供の意思ではなく、親御さんが一方的に決めたそうなので、辞めたくないのにと発表会を前にモチベーションが下がってしまっている。先週のレッスンでは急用が出来たからと連絡が入り欠席。早くご連絡があったら変更ができたのに…。そして、今日はレッスン時間になっても来ない。ようやく電話が繋がり、遅れてやって来た。発表会の選曲をした時は、とても喜んで練習していたのに。しかし、他の生徒さんとのアンサンブルもあるので、引き受けた以上は責任を持って頑張って欲しい。それにしても個性的で面白い演奏をする子なだけに、もう少しご理解頂けたらと残念に思う。

生徒さんと一緒に先生もモチベーションが下がってはいけないので、笑顔と気合は必要である。今日は元気の出る真っ赤な完熟のトマトをご父兄から沢山頂いてしまった。いつもご馳走様です!

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ピアノで勝負!?

お盆休は、教室も夏休みとして1週間休むので、その前に発表会の曲を暗譜する事が目標である。今年は、去年のダメダメ練習から一転して快調だった男の子。ところが、今年は妹が不調なので、「お兄ちゃんの秘伝の練習法を教えたら?」と言うと、次のレッスンの時に妹がまず1曲は弾けるようになったと報告。昨日は、難しい2曲目も、ほぼ暗譜で弾いてきた。ところが、今度はお兄ちゃんの方がオリンピックばかり観ていて、さっぱりだ。妹に「弾ける方の曲で勝負しない?」と持ちかけられたそうだ。「で、受けて立ったの?」と聞くと、なんと逃げたという。情けないなぁ…。しかし、発破を掛け合う兄妹は微笑ましい。お兄ちゃんもガンバレ!

心配なシューマンのコーナでは、徐々に弾ける生徒さんが増えてきた。先月のグループレッスンでは、聴いているのがしんどいから、1曲にしたらと厳しい言い方をした私だが、2曲中、1曲は暗譜し、難しい方も楽譜を見てなら弾けるようになった。ところが、3曲当たっている軸と成る生徒さんは、今日のレッスンで1曲も暗譜出来ていず、楽譜を見ても弾けていない…。部活が忙しいのは分かるが、また雷を落とさなければならなかった。来週のレッスンでは反省して頑張ってきて欲しい。

今日は、生徒さんに立派な梅をなんと4㎏も頂いた。はじめさんは、明日、梅ドリンクと梅酒造りに挑戦するようだ。上手に出来たらイイなぁ。

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つっかえない、止まらないで弾く練習

8月に突入。いよいよ発表会は来月と迫ってきたので、1回1回のレッスンに重みが増す。今日は午前中に大人の生徒さんのレッスンがあった。前回は、間違った箇所を全て弾き直したり、気に入らない箇所を弾き直したりするので、通す練習をする時には、間違っても気に入らなくても弾き直さない練習をしてもらった。練習の時も、弾き直しをどんどんやると、つっかえ癖がつくので、良くないのだ。例えば、先生と一緒に弾く連弾は、生徒さんが間違っても、付き合って止まらないので、置いて行かれるだけ。それが独奏になっても同じだと考えて欲しいと言うと、見事に弾き直しの無い演奏をしたので、びっくり!しかも、今日は初めて通して弾いてもらったので、もの凄く緊張しながらも、集中して弾き切った。口で言うのは簡単だけれど、つっかえないというのは素晴らしい。

「今度のレッスンでは暗譜ね」と言うと、「暗譜なら、もう出来ているよ!」と元気に答える子供たち。そういえば昨年、この時期に弾けなくて何度もレッスンに呼んだ生徒さんたちが今年は別人になっている。そして、「去年は全然ダメだったけど、今年は少し余裕があるから、他の曲も練習しているよ」と、なんとも頼もしい事を言うではありませんか。お母さんのお話でも、昨年の曲を弾いたりしているらしい。ん~、人間、苦労すると何かを得るものがあるようだ。

ラフマニノフの音楽は、音のシャワーとか、音の洪水のようだと言われるくらい和音が多く、お洒落な和音故に複雑。今年はプレリュード「鐘」の後にアール・ワイルド編の「ヴォカリーズ」を弾く予定だが、難解過ぎるワイルド編を、生徒さんに言っているようにつっかえずに通して弾くのは、もうかなり大変な事である。今月半ばにはステージ練習があるし、それまでにはなんとかしたい。

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