元気な生徒さんたち/グループレッスン

インフルエンザが流行っているので心配ですが、先日のグループレッスンでは、ほとんど欠席者が出ずにホッとしています。10日(金)は子供たち11人全員参加。「お弾き初め会」以来だったので、大はしゃぎ。演奏に入っても隣の子と話したり、後ろを向いたり、どうしても落ち着かない子がいたので、1メートルくらい席を離して座ったもらったところ、不気味なほど全体が静かになり、落ち着かなかった子も真剣にお友達の演奏を聴き出しました。自分の演奏中に、うるさいと集中できませんし、聴いてもらえないのは残念ですからね。そういう事をだんだん学んでいくのもグループレッスンの良いところだと思います。翌日11日(土)のグループは、先週、弟さんがインフルエンザにかかっていて、恐らく、うつったのでしょう。一人の欠席者以外、みんな元気でした。インフルエンザが流行っている小学校の生徒さんが4人参加していましたが、「隣のクラスは学級閉鎖なのに、何故か私たちのクラスはみんな元気」だと笑っていました。それぞれ学年の違う4人ですが、何故か元気なクラスの生徒さんだという事で良かった良かった。教室では、子供も大人の生徒さんも全員、まず手を洗ってもらうのですが、これは教室を始めた時から行なっています。同じピアノを弾くのですから、大事な事だと思っています。また生徒さんが気をつけてくれるので、私は滅多に風邪をひきませんし、20年以上、インフルエンザにかかっていません。

グループレッスンで、ベートーヴェンのピアノソナタより第5番の第1楽章を弾きました。同じハ短調の交響曲第5番「運命」の冒頭を弾くと、全員が「知ってる!」「あぁ!」といったリアクションがありました。ラフマニノフは、大人の生徒さんを含め、ほとんどの人が知らなかったけれど、ベートーヴェンは、流石に誰でも知っていますね。子供たちには難しい言葉だけれど、「ハ短調は劇的、ドラマティックな調性だと思います」と説明してから演奏に入りましたが、結構真剣に聴いてくれました。シンプルゆえに、きちんと弾くのは難しい面もあるなぁと感じました。

今日は午前中に遠方の大人の生徒さんのレッスン。リズムが得意なようで、リズムが取れないでいる曲に悩んでいました。シンコペーションの頭が休符、これが原因でした。休符は無しではなく在りで、とても大切なのです。ベートーヴェンの「運命」の冒頭にも休符が在ることを話すと驚いていました。だから入りはとても緊張感がありますよね。まず、4拍子なら4回手を叩いて、リズムを言ってみましょう。「ン タン タ タン タタ」というラテンの楽しいリズムですが、出来ないまま苦手意識を持ってしまうと、面白いどころか嫌になってしまいますよね。休符を意識して練習してみましょう。もちろん、すぐに弾かずに。
さて、明日も中学生のグループレッスンがあります。受験生も居ますが、今は息抜きと集中力を高めに通っているようです。

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