組曲の中で連弾が4曲。セコンドパートは先生用に書かれてるようで、けっこう難しい。中でも8分の9拍子の「月の光」に生徒さんも苦戦しいてる。
アンサンブルで弾く難しさ&楽しさ

ドビュッシーの「月の光」は、時々弾くレパートリーですが、これをアンサンブルするのは、かなり難しいです。正確にリズムを取れなければ合いません。
原曲は♭が5つ付く変ニ長調ですが、これがハ長調にアレンジされており、ソロで弾くより弾きずらい!?
「月の光」は 8分の9拍子(3拍子系)で、なおかつタイ(音が伸びるリガチャー)や、2拍三連符のような「拍をまたぐリズム」が多用されています。
ソロなら「自分の呼吸」で揺らせる部分も、アンサンブルでは「心の中で常に細かい拍(8分音符)を刻みながら、お互いのフレーズの頂点を合わせる」という、極めて高度なアンサンブル能力が求められます。
連弾は楽しい

音大のときは、時間があれば空いている友達と連弾したものです。連弾が好きなので、発表会でもよく取り入れています。4手になるので華やかです。
ソロの緊張感とはまた違って、連弾には発表会を盛り上げる素晴らしい要素がたくさん詰まっていますよね。
「一緒に音楽を作る」という特別な経験

孤独になりがちなピアノの練習において連弾は大きなモチベーションになります。お互いの音を聴く耳が育ち、テンポ感を共有する楽しさを体感でき、最高の学びの場だと思います。
ドビュッシーの「月の光」のような繊細でルバートの多い曲のアンサンブルは、息を合わせるのが本当に大変ですが、その分ピタッとハマったときの格別な一体感は、連弾が好きな人にとって堪らないですね。
他にサン=サーンスの「白鳥」、グノーの「アヴェ・マリア」、イエッセルの「おもちゃの兵隊」があり、なかなか面白い組曲ですが、生徒さんはソロ曲に苦戦しています。「白鳥」のセコンドパートもかなりムズイ!









