PMFアンサンブル函館公演

7月12日(土)は苫小牧市民ホールでPMF音楽会を聴きましたが、今回は函館市芸術ホール。午後1時半からというこで、午後1時前に有料駐車場を見てみました。

函館市民は、ゆったりのんびり

苫小牧市民ホールは駐車場が無料でしたが、数が少ないので2時間前からほぼ満車だったのに対して、函館市芸術ホールは午後1時近くでも、かなり空いていました。最初の2時間は無料になるけれど、そんなに早く来る市民は少ないようでした。

指定席のチケットですが、自分で切り離してくださいということも初めて。そして、駐車料金は事前に清算するシステムで、なんと、たったの100円でした。函館市って、そういうところが色々と凄いですよね。

Program

●I.ラハナー:ヴァイオリン四重奏曲 ト長調 作品107

ハジョン・チョー(ヴァイオリン)韓国 マンハッタン音楽院
ルーモン・リャオ(ヴァイオリン)中国 イーストマン音楽院
左近 瑠佳(ヴァイオリン)日本/アメリカ バード大学
川井 愛井以(ヴァイオリン)日本 東京芸術大学

●ハンス・ガル:ハイトン組曲 作品92

エミリー・デヌッチ(フルート)アメリカ カーティス音楽院
菊地 茉莉奈 (ヴァイオリン)日本/アメリカ ライス大学シェパード音楽学校
スーヨン・リー(ヴァイオリン)韓国 ハノーファー音楽演劇大学/
                  北ドイツ放送ファイルハーモニー管弦楽アカデミー

Intermission

●ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 作品20

ハイメ・ペーニャ・マルティネス(クラリネット)スペイン アムステルダム音楽院
テレサ・アヴォラ・ロペス(バスーン)スペイン チューリッヒ芸術大学
ヘレーナ・フロイタ(ホルン)ドイツ ベルリン芸術学
ローイン・パン(ヴァイオリン)中国 ストーニーブルック大学
サヴァ・ヴェルコフ(ヴィオラ)アメリカ シカゴ・シビック・オーケストラ
シュウヘイ・オカノ・ローソン(チェロ)日本/オーストラリア アデレード交響楽団
ラビ・アラウフ(コントラバス)インドネシア ジャカルタ・シンフォニア/
ジャカルタ・コンサート・オーケストラ

楽章間に拍手が続く…

世界中から選ばれた若手演奏家の演奏会だけあって素晴らしかったです。また、函館市芸術ホールの音響が素晴らしくて、豊平館で聴くよりもずっと良かった。

ただ、プログラムに「拍手は楽章ごとではなく全曲終了後に!」「拍手は演奏の余韻が完全に収まってから」「楽章間には拍手をしないのが礼儀」「全曲まとめて」と記載されているにも関わらず、なんと楽章間に拍手が続いて、出演者も苦笑い。

楽章がいくつあるか、開演前にプログラムで確認しておきましょう」とまで記載されているのは逆に珍しいと思いました。

ピアノソナタ第20番第2楽章と同じ主題

ベートーヴェンの七重奏曲は第6楽章まであり、演奏時間約40分の大曲。これも楽章間の拍手が続きガックリとした気持ちでいたところ、ようやく場内で注意する人が現れて、中盤から楽章間の拍手はなくなりました。

第3楽章のメヌエットに入ると、あれ?この主題よく知っていると思い、はじめさんを見ると、全く気が付いていないようでした。ピアノソナタ第20番の第2楽章と同じなのに…!

それにしても、クラリネット・バスーン・ホルン・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスという組み合わせの七重奏曲はオーケストラのようでした。ベートーヴェンの作品に於いて、この編成の楽曲はこの1曲だけなのだそうです。掛け合いが面白かったと、はじめさん。聴き応えがあるコンサートでした。

みかこ