Little Players Vol.22 2013/09/08



前日の土曜日は教室でリハーサル

金曜日と発表会当日の朝早くから調律師の斉藤さんに調律を仕上げていただきましたがピアノの状態が、誰かの手によってかなりひどい状態になっているとの事でした。調律師として斎藤さんは、激怒していたようですが、本番前なので先生には言うなと、はじめさんは口止めされていたようです。だから今回も半端な調律ではなかったのですね。本当にいつもありがとうございます!

2校の小学校が日曜参観と重なったため30分遅れで開始するのですが、3時間はかかるプログラム内容なのでスムーズな運びが必要です。開始前から緊張の連続!

オープニングにドビュッシーの古代エピグラフより「クロタルに合わせて踊る舞姫のための」の調整中。やはり多めにペダルを入れなくてはなりません。それにしても、この会場は大き過ぎます...。


スッタフのメンバー。
ベテランスタッフのかしはさんが居ないので大変ですが
みなさん、よろしくお願いします。

 

  

今年の秘密兵器!?はこちら。ヤマハの調音パネルです。
とにかく鳴らないピアノと響かない砂漠のような会場で
どれだけ自分に音が返ってくるか試したかったのですが
後援のヤマハミュージックリテイリング様のご好意により
6枚も貸して頂きました。

今年から担当の同姓の西川さんありがとうございます。
パネル担当の川田さんは、ベテランの生徒さん、ちなつさんと
小学校のマーチングバンドで全国大会へ行っていた同僚だと聞いて大変驚きました。人との繋がりって凄いですね。

毎年、趣向を凝らして会場のお花を飾ってくださるクサマさん。
調音パネルとお花で素敵な空間が生まれました。

長いお付き合いの写真屋さんも
2階席で準備万端なようです。
 受付を済ませて生徒席へ
5歳〜大人の生徒さんまで、
みんな同じように生徒席に座っていただきます。

今年のプログラムと同じ色のイエローカラーは
ラッキーカラーかも。
明るくていいですね〜

お顔を隠す人。カメラ目線の人。

皆さん、それぞれですが余裕の笑顔ですね〜。





 


さぁいよいよ開会です。
今年は、まいかちゃんとの連弾でオープニングを入れて
アカデミックな開始をします!

りんちゃんが堂々とあいさつをしてくれました。

カラフルなドレスで可愛らしい生徒さんたち。
この日は、お姫様ですからね!

にこやかだった大人の生徒さんは
出番が近づいてくると笑顔が消えます。
そんなに緊張しなくても
普段通りでいいでですからと言っても
やっぱり緊張しますよね。

 素敵なドレスの ななみちゃん。シックな色が演目の
シベリウスの「樅の木」と相まって素敵でした。

緊張して、練習通りになかなか上手くいかないものですね。
でも、しのぶさん。ナイスファイトでしたよ!
初参加のさちこさん。びっくりするほど
堂々とした演奏でした!
ななみちゃんは、練習より良い演奏が出来ましたね。

継続10年目の まちこさん。
メンデルスゾーンの無言歌より「ベニスのゴンドラの歌」は
練習も素晴らしかったですが、本番も快演でしたね!
トリルがとても綺麗でした!

継続15年目の としこさん。
ドビュッシーの前奏曲より「亜麻色の髪の乙女」は
とても難しい楽譜ですが、落ち着いた音色で
立派に演奏されました!



 



第2部は例年通りコーラスから。
今年は松田聖子さんの「瑠璃色の地球」を選びました。
少人数ですが、なかなか素敵なハーモニーでした。





 

コーラスの次は、6手連弾。3年生のかりんちゃん、みゆちゃん、かなちゃんトリオによる「いぬのおまわりさん」。
最後の方で少し乱れたのですが、なんとそれに合わせて
演奏を崩さない快演に驚く はじめさんでした。チームワークの良さを
感じました。やるなぁ。

生徒さん同士の4手連弾を珍しく設けました。
ディアベリの「カンタービレ」は短い曲ですが
セカンドパートが難しくて、ソロ演奏と平行して練習するのが
2人とも大変でしたね。努力の甲斐があって良い演奏でしたよ。

昨年に続き、後藤ミカさんアレンジの「ブルグミュラーでお国めぐり2」のはじまりはじまり。
まず、原曲をソロ演奏してもらってから先生との連弾。
一人の演奏が約5分前後になり、それが8人分なので
ボリュームがあります。でも、ナレーションが入りアレンジが本当に素敵なので
お客さんも楽しんで頂けたのではないでしょうか。

お友達の演奏を、見たいという トップバッターの りんちゃん。
「アラビアの嘆き」が上手かったと、はじめさんは大絶賛でしたよ。

忙しくてなかなか練習時間が取れない くみさんですが
「マリアにラブソングを」は、本番で上手くいきましたね!
そして、継続10年目おめでとうございます。

最後にみんなで一例!

第3部です。
まずは、可愛いハンドベル・アンサンブルからスタートです。
今年は、坂本九さんの”上を向いて歩こう”でした。
5歳の子2人を含む生徒さんの伴奏を担当するのはゆめちゃん。

毎年、前日のリハーサルで初めて合わせるのですが
子供たちのパワーって本当に凄いと思います。








3部のピアノソロは、小2のほのかちゃんから。
今年はコンクールに挑戦して、色々と勉強になりましたね。
軽快にダカンの「かっこう」を演奏できましたね。

中2の ゆめちゃんはショパンのワルツ第7番を
情感たっぷりに歌って袖に居るみんなも
びっくりして聴いていました。
素晴らしかったですよ!

3番手は、リハーサルの日に出られる事になった
高2の みゆかちゃん。プログラムに掲載は無かったものの
もしかすると出られるかもと練習をしていたのがエライです。
ショパンの「別れのワルツ」を高校生のお姉さんらしい
素敵な演奏で、会場をますますうっとりとさせた事でしょう。

4番手は、中3の まいかちゃん。
モーツアルトのピアノ・ソナタ第9番イ短調第一楽章です。
こういった曲をステージで弾くのは大変な集中力を要します。
「先生は緊張しないのですか?」と聞く まいかちゃんですが
誰よりも緊張します。それを助けるのは練習だけだと思います。
演奏が終わると同時に拍手が鳴るほどの熱演でした。

5番手は、はじめさん。写真が一枚も無くてスミマセン!
平井康三郎の幻想曲「さくらさくら」ですが、お馴染みの
メロディが華麗に変奏されるこの曲は人気があります。
実は、モーツァルトのソナタに挟まれて多大なプレッシャーを
受けていたようです。こんなに緊張した はじめさんを見るのは
初めてでしたが、よく頑張ったと思います。

6番手は、生徒さんのトリを務める るなちゃん。
今年は、コンクールに自ら出たいと名乗りでただけあって
飛躍的な成長が見られました。
弾き始める前の集中力が凄まじかったです。
しかし、展開部までは素晴らしかったですが、
再現部でのつまづきが惜しかったです。
今後の課題は、最後まで集中力を持続させる事。

全ての生徒さんの演奏が終わって
最後にリストのパガニーニ大練習曲集から
第5番「狩」と第3番「ラ・カンパネラ」を演奏しました。
22回も行っていますが、極限の緊張感で迎えた発表会でした。
ステージに出て行くと、なんとも言えない暖かい空気に包まれて
勇気が出ました。演奏とは、その人の生きざま迄
披露してしまう場なのかも知れませんが
それでもなりふり構わず己をさらけ出すのも
悪くはないと思えました。
だから、これからも生徒さんと一緒に
演奏を続けたいと思います!
閉会のご挨拶は、小6ののあちゃん
にお願いしました。ちょっとおとなしいのあちゃんが立派に
挨拶してくれました。

最後に出演者全員で記念撮影をしました。
みなさん、お疲れ様!これからもますます上達してください!

帯広在住の ふみこさんからの花束が届き
去年までお世話になった かしはさんが
ワインを持って駆けつけて下さって
本当に嬉しかったです。
ありがとうございました!


今年も無事発表会が終わりました。
春から準備を開始して、生徒のみなさんと作り上げた発表会。
笑ったり、泣いたり、様々なドラマがありましたが、本番当日は思いっきり楽しめましたね。
個人個人の演奏はもちろん、
コーラスや、ハンドベル、6手連弾も、楽しかったです。
スタッフのみなさん、花屋さん、写真屋さん、調律の斉藤さん、それからお母さん、
お疲れ様でした。どうもありがとうございました。
また、発表会を聴きに来てくださった皆様、どうもありがとうございました。
今日の発表会はいかがでしたか?
大人も子供も学年も、演奏者もお客さんも区別なく、一緒に楽しめる発表会。
音楽って本当に素敵ですね。

by みかこ