初めてコンクールに参加した生徒さんたち

昨日は、初めてピティナのコンクールに生徒さんが2人参加した。やはりステップとはまるで違う世界だった。

A1級に参加する小2の生徒さんは、朝9時過ぎに受付との亊で家を7時半に出た。予選はこの日の他に後2回くらいあったと思うが、それでも15人と思ったより少なかった。その前に就学前のお子さんたちのA2級というのがあり、このグループと同時に演奏が行われた。HPにも生徒さんの参加票にも何も書いていなかったのだが、受付で参加本人以外は入場料が1人1,000円かかるという亊を知らされて驚く。せめてご家族の方々は無料に出来ないのものでしょうかね。それから、演奏は拍手無しでお願いしますと最初に放送があった。要するに予選は、本選への選抜だから淡々とスケジュールを遂行するという亊で、ステップのようなアットホームな場とは大違いであった。

足台の設置もステップは係の人が行なってくれたのだが、これも保護者か指導者が行うのだ。ここで凄く驚いた亊があった。足台を使用する人はほぼ全員が持参されていた亊だ。それだけコンクールは僅差の勝負だから出来る事は何でもしなくてはならないのだろう。会場を一枚の板で仕切った程のステージへの袖へ10人前になったら行くように言われた。その狭い通路に演奏する小さい子と保護者または指導者がびっしりと並ぶ。しかも持参した足台を持って!しかし、足台を持参していない私はどんな足台なのか心配で係の人に聞いたのだが、大丈夫ですと言われるばかりであった。そして出番直前になって、ステージの袖で静かにセットの練習をしてくださいと言われた。それは4段階になっているようなのだが、思うように出来ずに係の人に、いつも使っている高さくらいのところにセットしてもらった。賭けであったが、ステージへ足台を持って行き、生徒さんに座ってもらったところ、ほぼいつもと同じ感じで生徒さんも頷いて演奏が始まった。

袖で生徒さんの背中を見ながら聴いていたが、実に落ち着いて堂々と演奏するのには驚いた。ミスはひとつも無い。良い出来だった。会場に戻ってはじめさんにどうだったか聞いてみたが、丁寧で好感の持てる演奏だったというコメントだった。選択曲のテンポをコンクールの2日前に速すぎたので指定の4分音符=108のテンポで練習したのだが、このテンポで弾いている人は他に一人で、後はみな120~130くらいのテンポなのだ。この方が生き生きとは聞こえるかも知れないが、マーチの速さではないと思う。結果は、残念ながら入賞できなかった。私はまだ審査員の方々のコメントを読んでいないので詳しい評価は分からない。次回のレッスンでそれを読んで反省会しようと思う。しかし、小さい子にとって、先生も良かったと言っていたし、いつもと同じように弾けたのにどうして?の連続で悔しかっただろうと思った。コンクールはミスなく演奏するのは当たり前。加えて、いかに表情豊かに、そして深いタッチでピアノを鳴らせるかという亊だと思う。僅差の勝負だからこその足台持参なのも納得した。

B級になると、ぐんとレヴェルが高くなって聴いていて、ただただ驚くばかりだった。昼食を摂るため数人聴いて会場を出た。もう一人の生徒さんが出場するのはD級。中1~中2の生徒さんなのだが、プログラムの中に小学生も何人か混ざっていた。こういう子は、自分の級より上でも通用する生徒さんたちなのだろう。実際、とんでもなく上手い小5の生徒さんが居た。横に居たはじめさんも「巧すぎる」とつぶやく程だった。当然、入賞していました。

初めて出るので、生徒さんには、演奏前に途中で切られる場合があり、その際にブザーが鳴る亊を告げた。実は小さい子たちの時は曲が短いのでブザーが鳴ることはなかったのだが、C級を聴いていてこのブザーが鳴り、かなりびっくりしたのだ。しかし、拍手が入らないのは最初に放送されただけで、受付でも言われなかったという。恐らく彼女くらいの学年の生徒さんは小さい時から参加しているので、そんな事は知っているでしょうという事なのでしょう…。だから、ちょっとステージでオドオドしてしまって、そのまま演奏に突入してしまった。無理もないと思う。前日に弾いたテンポより相当速くなり、故にタッチが甘くなり、音が客席まで響いてこない。切られるなという箇所であったが、ブザーの音が無常に感じた。そして2曲目も最後まで演奏させて貰えなかった…。勿論、他の生徒さんもソナタなどは再現部でブザーが鳴ったけれど、レヴェルの違い、練習量の違いを痛感した。どの生徒さんも場慣れしていて、やはり小さい頃からコンクールに参加しているのだろうと思った。逆に言えば、このクラスに混じってよく弾いたと思った。結果はどうであれ、この経験を生かして今後に繋げて貰いたい。全ての演奏が終わって落胆しているだろう彼女に声をかけにいったら、「でも、楽しかった」と笑顔で答えてくれた。コンクールに出ると言ったのもスゴイけれど、これには本当に驚いたわ!でもね、今のレヴェルをもっと上げないとね。ガンバレ~

さて、次のE級は中3~高1の生徒さん。この級が4人と少ないのは勉強との両立の難しさなのでしょうか。しかし、この級の4人は素晴らしく上手くて聴き惚れた。拍手できない代わりに、大きく頷いてその演奏を讃えた。参加しているのは中3と高1の生徒さんなのに、演奏も容姿も大人だなぁと思った。F級も最後迄はじめさんは聴こうと言っていたのだが、流石にバッハの平均律を連続で聴くのはシンドイので4人まで聴いて会場を後にした。

長い長い一日でした。初めての参加で知らなかった事が多く、驚きの連続であったが、たいへん勉強になりました。ご両親のご理解のもと、生徒さんも努力したと思います。

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