ベルマン・サッポロ・リサイタル

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LPは物凄い量があったのだけれど、高額で買った教材ものと貴重なものを実家から選んで持ってきた。処分したのも結構あって、いま思うと勿体無かったあなぁと思う。ラザール・ベルマンのは、この他にリストのロ短調ソナタがあります。久しぶりにレコードプレイヤーをはじめさんに出してもらって、リビングで聴いた。

1977年9月29日 札幌厚生年金会館

バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調
スクリャービン:練習曲 第12番 嬰ニ短調 Op.8
ラフマニノフ:前奏曲 Op.32ー5番 ト長調

スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3番 嬰ヘ短調 OP.23
ベートーヴェン=ルービンシュタイン:トルコ行進曲

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ギレリスが「リヒテルと私が四手でかかってもベルマンには敵わない」と語ったというのは有名な話ですが、本当にとても1人で弾いているとは思えないような分厚い音です。そして、繊細な音もまた魅力。この時は、スクリャービンのエチュードに度肝を抜かれたけれど、今聴いていてもやはりそうです。ただ、ラフマニノフのプレリュードの良さは、この頃は分からなかったのだと思う。これが凄く心地良い演奏です。何故、札幌公演がレコード化されたのか謎ですが、ジャケットの帯には「これは私が最も満足したコンサートの記録だ。」 ラザール・ベルマン
と書かれています。

子供心にも、こんなヴィルトゥオーゾなピアニストの演奏会を聴いて、感動したのは勿論だと思うし、ますますピアノの魅力に取り憑かれたのだと思う。このリサイタルから間もなくして念願のグランドピアノを買ってもらったのだから。

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