ソルフェージュについて

教室では、小さいお子さんから大人の生徒さん全員にソルフェージュのレッスンをしています。人気のあるシリーズ「ゆめのミュージックトレーン ソルフェージュ」は、かつては4巻まであったのですが、3巻、4巻が絶版になってしまいました。生徒さんにとって、楽譜を1冊終えるという事は、とても達成感がある事なので、シリーズが無くなってショックを受けていたところ、今度は2巻も突然の絶版となったみたいで、楽器店に楽譜を注文して最近この事を知りました。ネットで検索しても全く無い状態で、グループレッスンでも有意義に使っているのに残念です。この分だと、いずれこのシリーズは無くなるのかも知れませんので、今後は違う楽譜を探すか、オリジナルのテキストを考えていこうかとも思っています。

聴音のメロディーなどは、即興で作るのが好きで、思いついたフレーズを五線譜に書き留めておくと、けっこうな数の曲が出来ました。子供も大人の生徒さんもグループレッスンで聴音を行っていますが、楽譜を書くという事が難しいようです。まず、ト音記号を正確に書けるまで練習しなくてはいけませんし、拍子記号の前に調号。これがまた大変なようで、時間がかかりますが、少しずつ理解していけるように根気が必要です。絶対音感のある子供ならメロディー聴音、和音の聴音は楽勝ですが、大人の生徒さんは厳しいので、リズム聴音をしてから同じリズムのメロディーを弾いたり、時には、リズム聴音の後に、調を指定してメロディーを即興で作ってもらったりなど工夫すると、少しずつ効果が出てきました。それにしても、目で見ると簡単なスコアでも、書き取るという事になると難しいものなのですね。また、それを弾くのも、指使いなど難しいようで。そういう事が先生には、なかなか分からない事だったりするので、レッスンする度に発見があり、面白いものだと思います。

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