気合を感じる演奏

第6回の発表会で、ドビュッシーの連弾組曲「小組曲」を学生たちと演奏したのだが、1ヶ月ほど前にその時のビデオを今回演奏する大人の生徒さんたちに観てもらった。やはりセカンドパートは私が担当したのだが、テンポの違いに皆さん唖然としたようでした。「えっ、こんなに速いのですか?」と。

暫くぶりに観た私も驚くほど、ノリの良い速さだった。この組曲は、音がぶつかるし、プリモとセカンドが同時に同じ音を弾いたりするので、一人で練習するのと連弾で一緒に弾くのとでは雲泥の差があると思う。学生たちと弾いた時のテンポには届かないとしても、メロディーラインをしっかり弾き、呼吸を合わせる事で次第に厚みのある演奏が出来るようになってきた。そうなるとテンポも次第に上がってきたので、譜めくり担当のはじめさんも驚いている様子だった。特に今日レッスンした大人の生徒さんは気合と気迫がみなぎっていた。演奏する時に、弾けるかなと不安になったり心配するより、「とにかく弾こう!」と自身に気合を入れた方が遥かに良いと思う。本日の最後の生徒さんは、エンジンがかかるのが遅く、つっかえつっかえ弾く自分に腹が立ったのか情けなくなったのか、あるいは私が怖かったのか(^^; レッスンしているうちに号泣してしまった。心配だったので電話してみると、なんと帰宅してからも泣いていたそうだ。よっぽど悔しかったのでしょう。とはいえ、今週は本番1週間前のグループレッスン。ポストイットをいっぱい使って注意点を書いたので、いまいちど楽譜をよく読んでみましょう。

日曜に振り替えた体験レッスンは、キャンセルはなかったものの、習うとしたら1,2ヶ月先になるかも知れないとの言うので、「だったら何も今月でなくても良かったのでは?」と言わさりました。ん、やはりこの時期の体験レッスンはリスクを伴うし、精神的にも良くないので、これからは余裕のある時に行おうと思う。

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