一緒に弟子入りして辞めた門下生

子どもの頃に習ったピアノの先生から、レッスン時間より早く来なさいと言われていました。前の人のレッスンを聴かせるためだったのだと思います。

前の人のレッスンを聴くのは勉強になる

前の人は高校生のお姉さんでした。弾いていたのはツェルニー40番とモーツァルトのソナタなどでした。私もちょうどツェルニー40番に入ったのとモーツァルトのピアノソナタの同じ曲を弾いていました。同じ曲でも、自分が弾くのとは解釈というかイメージが違うものだなぁと思いました。

弟子入りする時に一緒に行った門下生

音大のU先生のお宅へは私より1歳年下のH森さんも一緒でした。彼女の方がずっと上手で、理知的な演奏をする人でした。発表会でH森さんが弾いたバッハのパルティータ第2番の演奏は圧巻でした。その2つ後にベートーヴェンのピアノソナタ第1番をトリで演奏した私はかなりプレッシャーがかかったのを覚えています。

U先生のレッスンのとき、H森さんはベートーヴェンのピアノソナタ第27番で受けました。エチュードかバッハの後に弾いたのですが、第1楽章の途中までしか弾いていなかったので、ちょっとびっくりしました。

一緒に居らしたM先生もそれを承知で、「ちょっと背伸びしすぎたでしょうか?」とU先生に聞いていた言葉が忘れられません…。

ネガティブな考え方は受け入れられない

M先生のレッスンに行ったとき、M先生は何故かとても怒っていました。しかし、何故なのかさっぱりわかりませんでした。

U先生のレッスンを受けた後にH森さんからは電話がきたけれど、あなたから電話がこなかった。と言われました。M先生も一緒に居らしたわけで、電話する必要があったのだろうか…。それが礼儀だったのだろうか?今でも疑問です。

ピアノを弾くと頭が痛くなる!?

ソルフェージュのレッスンはM先生のもとで、春からはU先生のもとでレッスンを受けることになりました。U先生のレッスンは、とんでもなく厳しいレッスンで、びっくりの連続でした。

H森さんとU先生の教室で会ったことが1回だけありました。しかし、その後すぐにH森さんが辞めたとU先生から聞いて驚きました。ショックでした。そして、同じ門下生でずっと年下の才能のあるMちゃんも辞めてしまったと。

Mちゃんは素晴らしくピアノの上手な子で、私たちはMちゃんを「魔王」と呼んでいました。その彼女も辞めてしまったのか…。U先生からは「Mちゃんはピアノを弾くと頭が痛くなるから続けられなくなった」と聞きました。

確かに、小さい頃から3時間は練習していると聞いていました。それにしても、ピアノを弾くと頭が痛くなって弾けなくなるってどういうことなのか…。

頭脳明晰な人

U先生のレッスンでも私は少し早めに到着して前の人のレッスンを見学させてもらいました。別の高校で同じ学年の人でした。H森さんのピアノと似ていてバッハが抜群に上手い。しかし、U先生は「あなたの演奏はつまらない。飴でもなめて表情豊かに弾きなさい!」とおっしゃいます。次に控えていた私はドキドキしていました。

ピアノは楽しいもの

ふとH森さん、魔王ことMちゃんのことを思い出しました。私がU先生に弟子入りした1年後に親しくしていた1年下のKさんがU先生に弟子入りしました。彼女もH森さんと同じくらい実力者なのに、なぜ1年遅かったのかとKさんに聞くと、ピアノを続けるかどうか迷っていたからだといいます。

とてつもなく厳しいU先生のもとでKさんも私もなんとかレッスンを受け続け音楽の道に進んだわけですが、あんなに厳しくなくても良かったのではないかと今でも思います。もしかしたら、H森さんやMちゃんは今でも楽しく自由にピアノを弾いているのではないかと思うのです。

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