横山幸雄 華麗なる4大ピアノ協奏曲の饗宴

ひとりで4つのピアノコンチェルトに挑む


2019年6月1日(土)14:00
札幌コンサートKitara大ホール
ピアノ:横山幸雄
指揮:ベン・グラスバーグ
楽団:札幌交響楽団

PROGRAM

第1部

●ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」

●ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

——————–intermission—————————

第2部

●チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23

●ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18

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開場に着くと、ホールは人・人・人!もう大変な人でした。それだけ札幌市民の話題のコンサートだということでしょう。何しろ、一人のピアニストが4つのピアノコンチェルトを弾くなんて、私も初めてのことです。横山さんのコンサートも久しぶりで楽しみにしていました。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」

第1楽章 / アレグロ 変ホ長調
第2楽章/ アダージョ・ウン・ポコ・モート ロ長調
第3楽章 / ロンド・アレグロ、マ・ノン・トロッポ 変ホ長調

初演はウィーンで弟子のカール・ツェルニーがピアノ独奏を務めたそうです。ツェルニーさんといえば、エチュードをたくさん書いた人で、生徒さんからはあまり好かれていませんが、私は子供の頃のレッスンでは意外と好きでした。1曲1曲暗譜して仕上げていくのが自分の性格に合っていました。ツェルニーの弟子には、かのフランツ・リストがいました。

初夏の札幌に清々しいしいベートーヴェンの「皇帝」からプログラムが始まって、ワクワク感が半端なかったです。堂々のトップバッターでした。そして、あっという間に終わってしまいました。それほど良かった!

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

第1楽章 / Allegro Maestoso ホ短調
第2楽章 / Romanze、Larghetto ホ長調
第3楽章 / Rondo Vivace ホ長調

以前、札幌で3大ピアノ協奏曲の夕べが開かれ、札幌市民のアンケートで選ばれた3曲の中に、なんとショパンもベートーヴェンも入らなかったのを鮮明に覚えています。選ばれたのは、ラフマニノフ2番、グリーグ、チャイコフスキーでした。

ベートーヴェンの後に聴くショパンへのアプローチが素敵でした。長い序奏の後に堂々とピアノが登場するでしょう。それが堪らなくカッコイイ!と思った人は多かったのではないでしょうか。都はるみの「北の宿から」みたいな甘美で哀愁の漂う旋律が日本人は大好きですからね。あぁやっぱりショパンは最高。良いねぇと。絶対に心の中で思っていたことでしょう。

それにしても、相変わらず軽々と弾くなぁ。余裕を感じました。ちなみに、ショパンコンクールでは多くの人が1番を選びますが、横山さんは2番を演奏されました。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23

第1楽章 / アレグロ・ノントロッポ・モルト・マエストーソ-アレグロ・コン・スピーリト
第2楽章 / アンダンティーノ・センプリチェ-プレスティッシモ-クアジ・アンダンテ
第3楽章 / アレグロ・コン・フォーコ

後半は衣装を替えて登場の横山さんに大きな拍手。ピアノ協奏曲を聴き比べると、チャイコフスキーの作品は王様的存在で改めて面白いと思いました。ピアノとオケの掛け合いが楽しい。横山さんがノリノリになってテンポが速い。一生懸命に追いかけるオーケストラの皆さん、頑張れ!と応援していた自分がいました。さささっと弾いてオケを待っている感じの横山さんが印象的でした。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18

第1楽章 / Moderato ハ短調
第2楽章 / Adagio sostenute ホ長調
第3楽章 / Allgro scherzando ハ短調~ハ長調

私にとって不動の第1位はラフマニノフの2番です。札幌市民が選んだラフマニノフの2番の時の奏者は横山さんでトップバッターでした。今回は、この曲で締めくくりです。冒頭はピアノから入りますが、何度聴いても鳥肌が立つくらい好きです。神経衰弱から立ち直って、こんな素晴らしい傑作を書いたラフマニノフに感謝です。

演奏が終わった時の会場は興奮の坩堝でした。スタンディングオベーションをして称える人たち。ブラボーと拍手の嵐!!これだけのコンサートを一度に聴けて幸せでした。
プログラムに掲載されていたベートーヴェンのソナタも聴きたいなぁと思いました。東京オペラシティですけどね。

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