暗譜で演奏するのは難しい?

R0012733 R0012737

2月とは思えない陽気な天気。
札幌は雪祭り、小樽は雪あかりで賑わっている。
昨日も外へ出かけたくなったが、階下からはピアノの音が聴こえていた。
レッスン室のグランドだったり、リビングのアップライトだったり。
それはハノンだったり、ブルグミュラーだったり。
憧れのベートーヴェンの「ワルトシュタイン」を弾くまでは、
まだまだかかりそうだが、陽だまり君も楽しそうに聴いていた。

「大人のための教本」の中に、原曲を易しくアレンジした曲が載っている。
例えば、ショパンのノクターン9-2。
原曲は8分の12だが、4分の3で書かれている。
雰囲気をつかむのには良いかも知れないが、
音は少ないし、短いし、練習中のはじめさんも物足りないようだ。
しかし、原曲との差はかなり大きく、今の段階ではちょっと難しいと思う。
私は発表会では原曲を易しくアレンジした曲は選らばない。
いつか原曲を弾けるようになって欲しいと思っている。

発表会といえば、大人の生徒さんも当たり前のように暗譜で弾くが、
ある先生に「どうしたら大人の生徒さんに暗譜で弾けるように教えられますか?」
と聞かれた事があった。私は、暗譜で演奏する事が年齢的に難しくなったり、
あがって忘れてしまうようであれば、楽譜を見て演奏するのも良いと思っている。
教室では一番年齢が上の大人の生徒さんが誰よりも早く暗譜するので、
グループレッスンなどで刺激を受けて、子供より大人の生徒さんの方が
暗譜するのが早いのだ。
ただ困る事はある。暗譜はしていても、レッスンで「ここは、このように….」と
指摘した場所がどこなのか解らない、あるいは、つっかえてしまった所が
楽譜のどこなのか解らない。最初から通して、なんとなく指が覚えている程度の
暗譜では人前での演奏は危険だと思う。解らなくなるほとんどは左手の和音。
メロディーを歌って伴奏が弾けるのなら、ほぼ大丈夫だと思う。
それと楽譜のどこからでも弾ける事も大事だと思う。
あと意外かも知れないが、楽譜を見ながら弾ける事。
暗譜の仕方も人それぞれ個性があって面白い。

お読みいただきありがとうございます。応援よろしくおねがいします。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村
カテゴリー: ピアノ piano パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください